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ハリウッドで注目浴びるアナログゲームの実写映画化、なぜ人気?

11月3日(月) 8:00

 ウィジャボード(占い用ゲーム)をテーマにしたユニバーサル・ピクチャーズのオカルトホラー映画『Ouija(原題)』が、アメリカでヒットしている。メジャースタジオとしては低予算の500万ドルで製作されたこの映画は、公開初週末にアメリカだけで2000万ドル弱を売り上げ、1位を獲得した。この成功を受けて、ハリウッドは再びアナログゲームの映画化に希望を見いだしている。

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 テレビゲームの映画化作品はこれまでいくつもあったが、ハリウッドが古き良きアナログゲームに注目しだしたのは、最近のこと。だが、2億ドルをかけたユニバーサルのアクション大作『バトルシップ』が北米興収わずか6500万ドルという失敗に終わり、大きくつまずく。1億ドルの予算をかけるつもりで『Ouija』の準備を進めていたユニバーサルは、『バトルシップ』の結果を受けて製作中止を決めるが、『パラノーマル・アクティビティ』『インシディアス』など、低予算のホラー映画をヒットさせてきたジェイソン・ブラムが興味を示し、復活することになった。

 ウジャボードは、いわゆるコックリさんで、死んだ人と話ができるというもの。ブラムはそこにホラー映画にとっての完璧な土壌を見たという。低予算ホラー映画では常にそうであるように、この映画にも有名俳優はいっさい出演していない。Rottentomatoes.comのトマト・メーターはわずか10%と、批評家の評価は非常に低いが、これもホラー映画では当たり前のことだ。

 この映画のヒットを何より喜んでいるのは、ウィジャボードを販売するおもちゃ会社ハズブロ。『トランスフォーマー』で大成功を納めたハスボロが狙うのは、商品の映画化で、おもちゃの売り上げに拍車をかけること。同社はすでにソニー・ピクチャーズで『モノポリー』、20世紀フォックスで『マジック・ザ・ギャザリング』、アダム・サンドラーのプロダクション会社ハッピー・マジソンで『キャンディーランド』の映画化企画を進めている。『モノポリー』は世界中で愛される不動産取引をテーマにしたゲーム盤。『キャンディーランド』は女児向けのシンプルなゲームだ。

 特定のキャラクターが登場しないアナログゲームの映画化の最大のチャレンジは、2時間に膨らませられるストーリーを考え出すこと。『Ouija』の場合は、まさにぴったりなフィルムメーカーが、見事に可能性を引き出してみせた。このトレンドがいつまで続くかは、次の監督も同じことを達成してみせられるかどうかにかかっている。(文:猿渡由紀)

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