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エヴァからマギカへ『新世紀エヴァンゲリオン』『魔法少女まどか☆マギカ』の違い

10月16日(木) 20:00

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エヴァは社会現象となったと言える作品でした。その放送から15年、エヴァに匹敵する作品はあったのでしょうか。作品のクオリティ、切実なテーマ性、社会への影響力……1つ挙げるとするならば、それは「魔法少女まどか☆マギカ」だと思います。
では90年代と10年代、それぞれの世を風靡した両作品に、何か共通点はるのでしょうか。そしてその違いは? 今回はそんなテーマでまとめてみたいと思います。


■共通点 - 作品の姿勢
他作と一線を画するクオリティ。これは両作品の大きな共通点です。ですがそれ以上に注目すべきは、両作品の社会に訴えかけるかのような姿勢でしょう。
孤独を描き、周囲との関わり方希望のあり方を問うストーリーは、強く視聴者に疑問を投げかけてくるものです。そんなシリアスな姿勢とリアルなテーマ設定は、両作品に通底する共通点だと思われます。
 

■違い - 背景にある社会
しかし両作品には大きな違いもあります。それは問題意識の背景にある社会です。エヴァでは世界の危機が前面に押し出され、また大人との関係の齟齬も問題となっています。シンジはあくまで社会の中の個人として動きますし、求めたのも社会的承認です。
一方のまどマギですが、社会や親の存在は希薄です。魔女は大きな問題ですが、社会に認識されたものではありませんし、何より親が物語に関わることはほとんどありません。少女たちが求めたものも、あくまで個人的な人間関係や家族との繋がりですし、まどマギはもっとプライベートな世界を前提としていると言えるでしょう。
これは90年代と10年代という、時代性の違いによるのかもしれません。90年代はバブル後の不況や社会不安など、世界が強く意識される年代でした。一方の10年代ですが、社会状態はあまり変わらないでいるも、それらへの興味が続いているかは疑問視されます。純愛ブームのような個人間の物語にこそ注目が集まり、世界をセカイとして認識するのが00年代以降とも言えるでしょう。
以上の内容を踏まえると、エヴァが社会の中の個人を描こうとしている一方で、まどマギはもっと個人の世界を描いているのかもしれません。どちらもシリアスということに変わりありませんが、そんな風な違いに注目しながら観てみるというのも、楽しみの1つになるのではないでしょうか。
 
(あにぶ編集部/Rスキー)


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