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赤ちゃんの「表情」に影響!? おしゃぶりの新事実とは

10月15日(水) 13:20

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赤ちゃんの「表情」に影響!? おしゃぶりの新事実とは

赤ちゃんが使う育児用品と言えば“おしゃぶり”を思い浮かべる人が多いと思います。でもこのおしゃぶりの使用をめぐっては様々な見解があり、ママとして「おしゃぶりを使うか、使わないか」を迷う方も多いのではないでしょうか?
そこで今日は、おしゃぶりにまつわる諸説について新たな研究結果もあわせて紹介したいと思います。

■おしゃぶりのメリット VS デメリット
まずは一般的に言われているおしゃぶりのメリット、デメリットをご紹介します。
●メリット
・鼻呼吸が習慣づきやすい
・乳幼児の突然死のリスク軽減効果がある
・寝つきがよくなる
●デメリット
・中耳炎になりやすい傾向がある
・長期に使用すると乳歯のかみ合わせに悪影響を与える
ママ側のメリットとしてよく聞くのが、おしゃぶりを使うとすぐに泣き止んでくれるというもの。しかし、これにより、言葉かけ、コミュニケーションが減ってしまうデメリットもついてきます。

■おしゃぶりのON/OFFで親が感じ取るものに違いがあることが判明!
アメリカのオンラインジャーナル『Taylor Francis Online』に掲載されたおしゃぶりに関する研究記事によると、アメリカの大学で行われた実験で、おしゃぶりをしていると親が赤ちゃんの感情を読み取りにくくなるという事実が判明したそうです。
この実験では、参加した女性達に赤ちゃんの写真を見せ、それぞれの赤ちゃんの感情の強弱を推測してもらいました。その写真には、嬉しい時、寂しい時、すねている時、普通の時、の4パターンの表情が収められ、おしゃぶりがONとOFFのバージョンをそれぞれ評価してもらいました。
結果、おしゃぶりをしているか否かで、女性達の判断に差が出ることが分かりました。おしゃぶりをしている赤ちゃんの写真は、顔の表情の一部が隠されていることで嬉しい、寂しいともに、感情を低く見積もられてしまうことが判明したのです。
一般的には、赤ちゃんがニコニコと嬉しそうにしていると、親もつられてニコニコします。赤ちゃんが寂しそうな顔をして泣いていると、親は抱っこなどをして癒そうとします。しかし、おしゃぶりがあると、表情が隠れてしまいがちで、その共感が減ってしまう恐れがあるというわけです。これはおしゃぶりの新たなデメリットの1つと言えるかもしれません。

■2007年に厚生労働省が母子手帳を改定
2006年に横浜市の母親が、女児がおしゃぶりを使用したことによる歯列や顎の変形などの障害に対して起こした『おしゃぶり訴訟』を機に、厚生省は母子手帳を改正したという事例があります。 
この事例からも明らかなように、今の日本はおしゃぶりの長期使用に注意喚起をする傾向があります。
新たな母子手帳では、長期間おしゃぶりを使用すると、歯ならびや噛みあわせが悪くなることがあること、おしゃぶりで口がふさがっているために声を出す機会が減り、コミュニケーションが少なくなることを挙げ、おしゃぶりの早期卒業を促しています。

■心理学から見た「おしゃぶり」の意味とは?
では心理学的にはどうなのでしょうか? 心理学では、生後~18ヶ月くらいまでの時期は、口元の満足感を十分に得るべき時期とされ、心理学者の権威フロイトは、これを、人間の精神発育段階の『口唇期(こうしんき)』と名づけました。つまり、この時期にしっかりおしゃぶりをさせてあげることは、精神発達上、大事なことと言えます。
今でこそ「おしゃぶり」と言えば、市販品のそれと同義語になってしまいましたが、フロイトの生きた時代には、おしゃぶりなどありませんから、「しっかりとおしゃぶりをさせてあげる」の本意は、口元の刺激を満足させてあげることにあります。おっぱいを吸う、何でも口に入れて確かめる、こういう一つ一つの行為が、精神発達ともつながっているというわけです。

このように、おしゃぶりをさせることは精神の発達においても大事であることは紹介されていますが、本来の目的から大きく脱線しておしゃぶりが赤ちゃんの口元を独占してしまうと、他の物の形や性質を学んでいく機会をも失ってしまうことになります。
おしゃぶりを使用する際は、その点を踏まえ、依存しすぎに注意しつつ、赤ちゃんが自主的に行う口での確認作業を大事に見守ってあげるのがおすすめです。 

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【著者略歴】
※ 佐藤めぐみ・・・心理学がベースのポジティブ子育て『プラス思考育児メソッド』でママをサポートする『ポジカフェ』主宰。
ママ向けストレス診断、悩み相談、叱り方教室 『ポジカリ講座』 など育児コンサルタントとして活動中。著書は、『子育て心理学のプロが教える輝くママの習慣』(あさ出版)、『叱るときのイライラがなくなる! 子育て心理学のプロ 佐藤めぐみの「ポジカリ」メソッド』 (All About Books)〔Kindle版〕など。
【参考】
※ Pacifiers Disrupt Adults’ Respnses to Infants’ Emotions – Rychlowska, M., Korb, S., Brauer, M. et al.

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