9月8日に発売された太川陽介・著『ルイルイ仕切り術』の中には、太川が出演する『ローカル路線バス乗り継ぎの旅』（テレビ東京系）における「お蔵入り」事件が紹介されている。それは相方・蛭子能収のあまりにも自由奔放な発言が原因だったようだ。

　太川はこう書いた。

“蛭子さんは、海老の塩焼きを頼んだんですが、テーブルに運ばれてきた海老の塩焼きを見ておもわず、「あ、海老がちっちゃ～い！」と大きな声でいっちゃったんです。そうしたら、たまたまというか、当然というか、それをお店のご主人が聞いてしまい、もう大激怒！”

　同書は9月8日に発売された本だが、一方、8月15日に発売された蛭子著の『ひとりぼっちを笑うな』にも同様の記述がある。ただし、違いはこの項目の小見出しが「エビフライ事件」となっている点である。エビフライが大好物だという蛭子はこう書いた。

“実際にエビフライを出してもらったら、ちょっとビックリ。僕が想像していたよりも全然小さくて……つい、「わっ、小さいエビフライ！」と口走ってしまったんですよ。そしたら、それを店の主人がちゃんと聞いていたらしくて、番組のADさんに対してカンカンに怒り出して……と”

　太川は「海老の塩焼き」と証言しており、蛭子は「エビフライ」と証言している。これ以外にも口走ったセリフが微妙に違ってはいるものの、太川、蛭子両氏にとって忘れられない出来事となったようだ。

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