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映画史に残る名アドリブシーン10選

8月31日(日) 22:00

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CineFixが映画史に残る名アドリブシーン10選をアップしたとSploidが伝えました。

以前「実はアドリブだとあまり知られていない映画の名言11選」を紹介しましたが、今回は台詞だけでなくシーンそのものがアドリブという俳優の才能や共演者のチームワークに支えられている作品のリストです。





■『ブライズメイズ 史上最悪のウェディングプラン』(2011年)

この2人はリアルで夫婦 コンビネーションはバッチリ


ジャド・アパトーは『40歳の童貞男』や『無ケーカクの命中男/ノックトアップ』を始め、下品なのに心が温まる爆笑もののコメディを作る天才プロデューサー/監督/脚本家です。彼は、より良い作品を作る為に俳優をクリエーターと同じ視点に立たせ、アドリブを入れさせることでも有名。





そんな彼の作品の中でも特に優秀なのが女の夢と女の下劣さが濃縮された『ブライズメイズ 史上最悪のウェディングプラン』。本作に出演する全員を取り上げたいくらいですが、中でもメイド・オブ・オナーとなったメタボ女性、メーガンことメリッサ・マッカーシーが飛行機で隣に座った男性(ベン・ファルコーン、リアルでのマッカーシーの夫)に「エアーマーシャル(拳銃を携帯している私服警官)でしょ?」と話しかけるシーンのアドリブは見事です。


■ 『地獄の黙示録』(1979年)

ブランドに振り回されたコッポラ監督 名作の裏には苦労が一杯


冒頭のマーティン・シーン演じるウィラード大尉の酔っぱらって鏡を割って手を切るシーンはアドリブ。あれは実際に破片で手を切っています。

しかし、この映画のアドリブ大将は何といってもマーロン・ブランド。脚本を読まないことで有名なブランドですが、本作においてもやはり台詞を覚えるといった準備は殆どして来なかった(しかも、予定よりも随分太って現場に登場)ため、フランシス・フォード・コッポラ監督はプロダクションを一週間中止し、ブランドに台詞を読み上げさせて練習させたのです。

ところが、その甲斐も空しくブランドは持ち前のボソボソと話す演技に始終し、文句があるなら他の俳優を雇えと言い捨てたのだそうです。


■『アイアンマン』(2008年)

スクリプトが無いのに撮影に入れるなんて凄い...


本作は大まかなプロットはあったにせよ、細かい台詞の殆どはアドリブです。CinemaBlendにジェフのインタビューが掲載されていたので紹介します。



アウトラインはあったんだが、スクリプトがなかったんだよ。だから、毎日のように派手なシーンを撮影する為に現場入りしても、何を言えば良いのか分からないなんて状況が続いたんだ。


自分たちのトレーラーに来てシーンを確認して、脚本家に電話して聞くんだよ。「何か思いついたかい?」ってね。外ではクルーが貧乏揺すりしながら俺らがステージに来るのを待っていたんだ。




ブリッジスによると、彼とジョン・ファヴロー監督とロバート・ダウニー・Jr.はシーン撮影の前に集まって、どんな台詞をいうか話し合ったのだそうです。こんな綱渡りのようなやり方で製作費1億4000万ドルの映画が作られていたなんてにわかに信じられません。


■『ジャズ・シンガー』(1927年)

歴史を動かしたアドリブ


今の映画は出演者の話している声が聞こえてくるのが普通ですが、『ジャズ・シンガー』より前の映画はサイレント映画が主流で、出演者が喋るなんてことはありませんでした。

『ジャズ・シンガー』は本来なら純粋なミュージカル映画になる予定でしたが、主演のアル・ジョンソンがアドリブで言葉を発しました。彼が口にした「You ain't heard nothin' yet!(お楽しみはこれからだ!)」は映画史上初めての台詞でもあり、映画界を大きく変えることになったのです。


■『ボールズ・ボールズ』(1980年)

花を打つなんて暴走もビルならでは


アドリブの天才と知られるビル・マーレイ。『ミートボール』のトリッパー役に始まって『ゴーストバスターズ』では全ての台詞で観客を笑わせ、『トッツィー』では主役を食う存在感を見せ、『ロスト・イン・トランズレーション』ではスカーレット・ヨハンソンの耳元にボソボソと何か呟きました。

ビル・マーレイは90年代のコメディを全身全霊で率いてきたコメディアンです。彼の功績を挙げ始めたらキリがありません。しかし、1本だけ選ぶなら、ビルの頭の良さが光る『ボールズ・ボールズ』のシンデレラストーリーに関するアドリブでしょう。



「ギャラリー、いよいよです。ゴルフ場管理人がチャンピオンに。まさに奇跡、入りました!」



この有名な「シンデレラストーリー(日本語訳には登場していませんが、ビルが「シンデレラストーリー」という台詞から始まる)」と呼ばれるシーンは、子供が喋りながらゴルフごっこをするという演技の方向性に関して言及された2行の文を元に即興で考えられました。花を打つのはビルのアイディア。

彼がプロダクションにいたのはたったの6日で、全ての台詞が書き起こされていない状態でした。本作の撮影当時、ビルは『サタデー・ナイト・ライブ』にも出演していたため、重要な役に就くことが出来なかったのです。しかし、ビルはプロダクションが継続されると次から次へとシーンが追加され、何度もニューヨークから呼ばれることとなったのです。

なお、『ボールズ・ボールズ』でハロルド・ライミス監督がビル・マーレイに大間かな指示だけして後は適当にアドリブを入れて〜と言ったのを、ロバート・デ・ニーロとマーティン・スコセッシ監督の間で行うと『タクシードライバー』の「俺に用か? 」になります。


■『グッドフェローズ』(1990年)

実体験からきている


レストランで談笑している中、トミーが「おれは可笑しいか?」と怒りをあらわにするシーンはアドリブ。この台詞はトミー演じるジョー・ペシが実際に経験したことから来ています。


■『ブレックファスト・クラブ』(1985年)

共演者達の雰囲気がそのまま伝わって来る


青春映画で知られるジョン・ヒューズ監督は、観客に俳優たちのコラボレーションを伝えたいと考えており、アドリブをするように伝えました。有名なマリファナを吸うシーンは大部分が俳優たちのアドリブです。


■『スパイナル・タップ』(1984年)

辞書にも掲載される名言も生まれた


アドリブの話をするなら「モキュメンタリー」映画を外すわけにはいきません。「脚本にそって対象を作り出し、俳優にキャラクターに沿ってアドリブで演技をさせてそれを記録する(wikipediaより抜粋)」方法が使われているため、脚本なんてあってないようなもの。映画の大部分が俳優のアドリブです。

ロブ・ライナー監督の「ロキュメンタリー」/「ロック・モキュメンタリー」作品と知られる『スパイナル・タップ』は、架空のバンドのスパイナル・タップを追ったとされるもので、撮影には9ヶ月要しました。

この作品でナイジェル・タフネルが口にした「ボリューム目盛りが11まであるアンプ」は「最大の音量」を意味する言葉として一般的に使用されるまでになりました。


■『時計仕掛けのオレンジ』(1971年)

この強姦シーンをこれ以上ないほど不愉快な映像にしたのはアドリブのお陰


以前紹介した「実はアドリブだとあまり知られていない映画の名言11選」でも選ばれていたアレックスの「雨に唄えば」が再びリスト入りです。

スタンリー・キューブリック監督は、完全主義者として知られていますが、彼の作品を見てみると意外にも俳優のアドリブが採用されているのです。『博士の異常な愛情 または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか』のピーター・セラーズのアドリブや、『フルメタル・ジャケット』のハートマン軍曹の一連の場面、『シャイニング』で最も恐ろしいと言われているジャック・ニコルソンの「Here's Johnny!」も即興です。

このようにキューブリック作品では、観客の心に強烈に残るシーンがアドリブということが多々ありますが、中でも印象的なのが夫の前で妻を集団暴行しようとする非常にグロテスクなシーンを、より残忍で不快感満載にしたのがこの場違いな程明るい「雨に歌えば」です。

4日間の撮影で満足した絵が撮れなかったキューブリックが、アレックス演じるマルコム・マクダウェルにダンスか何かを入れて欲しいとリクエストし、当時マクダウェルが歌詞を覚えていた曲が「雨に唄えば」だったことからこのシーンが出来上がりました。反社会的行動を冗談のように扱ったこのシーンはこれ以上無い程の衝撃を与えました。


■ロビン・ウィリアムズ (1951年7月21日 - 2014年8月11日)

彼の死に世界が涙しました


満63歳で自ら命を絶ったロビン・ウィリアムズはハイテンションな即興を入れるコメディアンとして知られた存在でした。『グッドモーニング,ベトナム』、『アラジン』、『ミセス・ダウト』...、彼の予測不可能なアドリブに観客は大笑いしたものです。


[via Sploid]

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