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【クォン・サンウ】珠玉の愛憎劇『野王』は「復讐ではなく愛」

4月25日(金) 13:20

韓国ドラマ史上、最も美しい悪女をめぐる最も切ない愛憎劇『野王~愛と欲望の果て~』。恋愛やアクション、シリアスなどジャンルに問わず幅広い役柄で活躍してきたクォン・サンウだが、同作では、貧困から脱却して富を手に入れようとする女ためにすべてを犠牲にする男を見事に演じきった。

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同作のDVD&ブルーレイ発売を控え、クォン・サンウが役者魂、ドラマへの情熱、そして俳者・韓流スターとしての立場など、赤裸々に語ってくれた。

――難しい作品に挑戦されましたね。サンウさんの作品を選ぶ基準をおしえてください。

サンウ:僕は1年に1作品には必ず出演しようと思っているんです。もちろん俳優としては、視聴者の反応でストーリーが変化していく韓国のドラマだけではなく、全てが完成された作品をお見せできる映画にも出演していた方がいいかもしれないですが、日本や中国のファンの方々にも見て頂ける様なドラマも無視することは出来ません。

今回、『野王~愛と欲望の果て~』に出演することによって、俳優としてのカッコいい姿だけではなく、ハリュという近所のお兄さんを思わせる庶民的な所や、そんな彼が愛する人のために徹底的に自分を犠牲にしていくという役どころを演じる事ができるなんて、とても面白いと思いました。

それに視聴者の立場からは、「本作を通じて非現実的世界を見られるだろうか」と考えたりして出演を決めたんです。今後は、実年齢よりもっと年上の役を演じてみたいと思っています。メロウな役をやってみたいです。

“復讐”ではなく“愛”だった

――本作は、最初はコミカルなシーンやアットホームな演出があり、その後シリアスな役割・展開になっています。作品中の変化は?

サンウ:ドラマの内容は、撮影を始める前からシナリオを読んで分かっていました。『野王…』は復讐劇だとよく周囲に言われるのですが、ハリュの立場で考えると、“復讐”ではなく“愛”だったと思います。実際、もしすごく嫌な人がいたら、もうその人に関わらなければいいと思うんですよね。でも、ハリュはそうせずに、彼女を元の場所に戻そうとしていた。それは“愛”という感情があってこそだったと思います。

――復讐をするという演技の中で、特に気を付けていたことは何でしょう。

サンウ:僕が感情移入できるように、ダヘ役のスエさんが演技でサポートしてくれました。スエさんがいい悪女っぷりを見せてくれたので、僕も復讐の演技に没頭することができました。それに、視聴者にも僕らの感情表現や関係性を楽しんで頂けたのではないかなと思います。今思うと、スエさんは本当に大変な役を演じたと思います。

――劇中、双子のハリュとジェウンを一人二役で演じましたね。どのようにして双子役のキャラクターを作りましたか?

サンウ:一人で二役を演じなければならないという、役柄自体での負担はあまりなかったです。実際、撮影期間はとても慌ただしく、一人二役をしなくてはならないのは多少大変だなとは思ったりもしましたけどね。一番記憶に残っているのは刑務所の面会所でふたりが再会するところです。

そのシーンを監督もうまく撮影してくれたので、視聴者にもそのまま感情移入をしてもらえたのではないか思います。『シンデレラマン』というドラマでも一人二役をやったことがあったので、CG作業に時間が掛かることや、また自分のヘアスタイルなども変えて撮影をしなければいけないという大変さを分かっていたので、今回その点で私は心の準備が出来ていたのではないかと思います。

ユンホ(東方神起)はかわいい弟のような存在

――ハリュの魅力はズバリどこでしょう?

サンウ:華やかでもなく、どこにでもいるような近所のお兄さん的存在ですが、誰にもできない、彼にしか出来ないようなことができたということが、彼の魅力だと思います。

――中盤まではひとりの女性を献身的に愛していて、とても彼女に尽くしているように見えました。そんな彼の行動をもどかしく感じたりしましたか?

サンウ:僕自身は、恋に落ちると全部やってあげたいという気持ちになるので、彼の行動には十分共感できます!

――ハリュを演じている中で、監督の指示ではなく実際にクォン・サンウさんが提案して採用されたシーンなどありますか?

サンウ:僕は撮影前に監督へ積極的に演技の提案はあまりしません。僕が演技の要求をするというのは、監督という地位を無視するということになってしまうと思っているんです。作品の世界観も監督の中で考えられているものだと思いますし、僕は監督に「こうしましょう、ああしましょう」と意見は言わないタイプです。

まずは、僕が自分の感情で演技をして、それが監督に受け入れられたらそのままでいきます。監督から指示があった場合は、少しトーンを落としたり、描かれるべきハリュの演技をしています。

――ダヘ役のスエさんとは現場ではどうでしたか? スエさんの演技は素晴らしかったですが、そちらもいかがでしたか?

サンウ:スエさんは、女優として一目置いている方だったので、ぜひ一緒にお仕事をしたいと思っていました。彼女の演技のおかげで、愛が深まるにつれて本当に恋愛をしているような感覚に陥って、ドキドキしながら演技をすることができました。

スエさんが悪女になる演技をしていく姿を見て、ハリュというキャラクターにいっそう感情移入ができましたし、ハリュが悲惨になっていくのを見て本当にかわいそうだな、嫌だなと感じることもできました。

――ドフン役のユンホ(東方神起)さんの印象や、何かエピソードは?

ユンホさんのことを聞かれたらいつも答えているのですが、彼は韓国や日本でも最高のアーティストですよね。それなのに、ドラマの現場は待ち時間も多くていろいろ大変だったと思うんですけど、そういう姿を一度も見せたこともないんです。撮影中もとても礼儀正しくて、本当にかわいい弟のような存在でした。今でもずっと連絡を取り合っています。東方神起のカムバックステージがあった時に僕もそのステージを観たんですが、感動して激励のメッセージも送りました。歌手としてとても高い地位にいるのにあれほど謙虚で素直でいられる事が不思議だなと思うくらい、とても素敵な方ですね。

気に入っているシーンは、ホストバーで働いているとき

――ハリュがダヘからもらいたいと思っていた愛はどんな愛だったと思いますか?

サンウ:愛というものは選択を間違えてしまうと終わってしまう気がするんです。ハリュは、ダヘの傍に自分がいてもいなくても関係ないと思っていて、でも彼女が破滅の道を辿るのだけは止めたいという気持ちがあったのだと思います。それがあったからこそ、ただ悪意だけに満ちた復讐劇ではなく、ダヘを元の夫の場所に戻そうとする復讐だったのだと思います。とても純愛だなと思いました。

――忙しいスケジュールの中で大変な場面も多かったかと思いますが、共演者とはどのような雰囲気でしたか?

サンウ:撮影が始まると忙しいので、なかなか俳優同士が交流できる時間がありませんでした。それがいつも残念ですが、多分共演者の方々も一緒だと思います。元気にしているかな、と気になることもありますが、現場では時間がないので、撮影の合間に話せませんでした。

現場はかなりハードなので、みんな疲れていて大変ですし、この作品は重く暗いシーンがあるので、撮影時間以外は現場を明るくする必要があると思っていたのですが、現場はとても良い雰囲気でした。監督も余裕があって優しい方でした。

それから、監督と同じくらい現場の雰囲気に大切なことは視聴率です(笑)。視聴率が悪いとやはり現場の元気がなくなってしまうこともあるのですが、『野王…』は視聴率が良かったのでいい気持ちで撮影できました(笑)。あとは、寒いのがとても大変でしたね。でもいい雰囲気で撮影できたので、みんなで寒さに耐えながら撮影することができました。

――気に入っている場面はありますか?

サンウ:いくつかあります。まずはホストバーで働いているときです。叩かれて、お金を拾ってトイレの中で顔を洗うシーンも印象に残っています。大金を手に入れるために顧客の女性と寝ながら涙を流すシーンも気に入っています。その撮影のときは、前日徹夜をしていて撮影中眠くなってしまいそうで怖かったので、眠気を覚ますためにすごく努力したことを覚えています(笑)。

あとは、ハリュの双子の兄で弁護士のジェウンが、ヤンホン(イ・ジェユン扮)に殴られるシーンです。本当に殴られて鼻の骨が折れるのではないかと思うくらい痛かったんです。イ・ジェユンさんはこれまでこういう演技の経験がなかったようで、思いがけず当たってしまったそうです。すごく痛かったです(笑)。

「僕は幸運。ファンの愛を感じる」

――スエさんの演技を見て、ゾッとするような場面はありましたか?

サンウ:もし、他の女優がダヘ役だったら、ここまでの演技ができたのか分からない。それくらい、スエさんの演技が上手で凄かったです。でもスエさんはとても大変だったと思います。

全ての人たちから“悪女”だと言われて。ストレスはかなりのものだっただろうなと思います。ドラマが終わってからも、とてもかわいそうだなと同情してしまいました。 

――この作品に出演して俳優としていかがでしたか?

サンウ:これまでいろいろなドラマに出演してきましたが、結果が良かった作品もあれば、そうではなかったものもありました。『天国の階段』『レディプレジデント~大物』『野王…』。この3作品が自分の中では一番印象に残っています。

この中で一番最近に撮影したものが『野王…』。でも、『野王…』と言えば「スエさんが熱演した作品」というように、視聴者の方々にイメージを残せた作品だと思っていいます。時間が経つと忘れられてしまう作品もある中、このように皆さんの心に残っていく作品があるのは、とても素敵なことですよね。

――もし、クォン・サンウさんが復讐をするとしたらどのような復讐?

サンウ:僕の彼女にします。ハリュもそうだったと思うんですが、相手に嫌なことをするよりも、当事者が隣にいることの方が、一番辛いだろうと思うんです。

――自分を犠牲にしてでもダヘに尽くす前半のハリュと、ダヘに復讐するために近づきそのタイミングを狙っている後半のジェユンでは、どのようなことを意識して差別化を図っていましたか?

サンウ:特に差別化という意識はなかったです。僕はその方向だけが違っていただけで同じ感情だったと思っています。後半では復讐をしようとダヘを苦しめてはいましたが、ハリュはダヘを愛していたからこそ、気持ちの面では楽ではなかったと思います。ハリュの中の最も中心となる感情は“愛”だったと思っています。ウンビョル(娘)を見ては、ダヘのことを思い出していましたしね。

――日本では、韓流10周年を迎えました。クォン・サンウさんはその中でも俳優として成功を収めたと思うのですが、個人的にどう思いますか?

サンウ:僕は幸運だったと思います。日本にいると、ファンの愛をとても感じますし、僕が大変なときやうれしいときも、変わらずに応援して下さいます。もし、僕が誰かを好きになってファンになったとしても、ここまではできないと思います。

ファンは、ハリュのダヘに対する愛と同じように、本当に僕のことを愛してくださっているように感じます。20代の頃ももちろん感謝の気持ちはありましたが、時間が経ち以前よりも成熟した心で振り返ると、更にありがたさや感謝の気持ちを感じます。だから、以前より今の方が作品に対する基準や悩みが多くなったんです。

たまに大変だと感じるときもあるのですが、俳優業を続けていきたいと思っています。作品を待っていてくださる方々がいらっしゃるので、今後も良い作品を通して皆さんにお会いしたいです。

こんなに僕の事を愛してくださるなんて不思議

――日本のファンはクォン・サンウさんのどのような姿が好きだと思いますか?

サンウ:どうなんでしょうね(笑)。ファンと会うと、どうすればいいか分からなくなるくらい僕の全てを好きでいてくださるんです。ファンイベントをしたとき、ファンに「家族みたいです」という風に言っていたのですが、ただ言葉でだけではなく、本当に家族みたいだと思っています。こんなに僕の事を愛してくださるなんて、不思議でなりません(笑)。本当に、とても驚くべきことでもありますし、奇跡だと思っています。

――娘ウンビョルとの演技はいかがでしたか?

サンウ:ウンビョルと撮影しているときに「演技」はしなかったです。昔から子供が好きなので、本当に楽しかったですね。幼い子供達と接しているというパパの姿をお見せできましたし、すごく幸せな時間でした。撮影ですごく疲れていても、子供と一緒に撮影できる時はすごく元気になりました(笑)。エンディングの場面でも大きくなった娘ではなく、小さい時の姿で出てきたのですが、やはり幼い頃のウンビョルと接していた頃の雰囲気が良かったんだと思います。

――最初に仕事をしたときと、現在とでは何か変わったことはありますか?

サンウ:最初は失うものが何もなかったので、何も恐れていませんでした。でも今は悩みが多くなりました。発展的な成果を見せなくてはならないですし、ドラマも成功しなければならない。今は本当に色々なことで悩んでいます(笑)。

――俳優としての目標はありますか?

映画だと学園ものの作品や、ロマンティック・コメディも出演することができました。ですので、今後は成熟したメロウな映画に出演してみたいと思っています。そして、代表的な素晴らしい映画に出演している、尊敬できる先輩方と共演したいなと思っています。ドラマでしたら、『野王…』や『天国の階段』のように、再び皆さんから愛されるドラマにあと2作品くらいは出演したいなと思っています。

――「野王」にとても愛情を持っていると感じます。どのような魅力があったからでしょうか。そして、日本のファンにその魅力を伝えるとしたらどのように伝えますか?

素晴らしい俳優の方々と共演できたというのが一番大きいと思います。今回はスエさんがそうですが、いい俳優と共演したドラマは僕自身も記憶に残ります。歌手は、テレビ番組やイベントなどで会う機会があると思うのですが、俳優は日常的に交流できる場があまりないんです。

普段、役者同士で会話したり一緒に時間を過ごしたりする機会があまりないのですが、その代わりにいい俳優さんたちと作品で共演できると、それ自体がとても記憶に残りますし、良い結果にも結び付くと思っています。これからどのような作品に出演するか分かりませんが、これまでのようにいい俳優と出会えればいいなと、とても楽しみに思っています。

「野王~愛と欲望の果て~」あらすじ

大統領夫人への買収疑惑で大統領府に検察による家宅捜査が入る。そして、官邸では一発の銃声が鳴り響いた――。
12年前、装蹄師を目指して牧場で働くハリュ(クォン・サンウ)は7年前に孤児院で共に過ごした初恋相手のダヘ(スエ)と再会。ふたりは愛し合い、その後のある事件をきっかけに、決して他人には漏らしてはいけない秘密を共有することになる。

事実婚生活を送るふたりに娘が生まれる。ハリュは娘と大学生のダヘのために一生懸命働き、ダヘも就職活動を始める。ダヘは憧れの大企業の面接に行く途中、満員電車の中で大事な靴を片方なくしてしまう。裸足で面接を終えたダヘの前に、失くしたはずの靴を持った男が現れる。それは大企業の若き御曹司、ドフン(ユンホ)だった……。 

キャスト
クォン・サンウ:『天国の階段』
スエ:『ATHENA-アテナ-』
ユンホ(東方神起)『No Limit~地面にヘディング』

DVD発売&レンタル情報

「野王~愛と欲望の果て~」
5月28日(水)発売

DVD-BOXI 2万1000円+税 
6枚組(本編)
※Vol.1~6 5月2日(金)レンタル開始 

DVD-BOXII 2万4000円+税
7枚組(韓国制作記者会見やクォン・サンウ、ユンホの撮り下ろしインタビューなどを収録した特典ディスク付) 
※Vol.7~12 6月4日(水)レンタル開始 

コンプリートDVD-BOX(初回限定ハリュバージョン、ドフンバージョン)4万5000円+税

「野王~愛と欲望の果て~ プレミアムメイキング」発売中
4,700円+税 2枚組(クランクイン前の台本読み合わせ風景スタジオ撮影オフショット集、韓国制作発表記者会見メイキング映像ほか)
初回限定仕様:ミニフォトブック(カラー24P)アウターケース付

発売・販売元:エイベックス・ピクチャーズ
(c)SBS
「野王~愛と欲望の果て~」日本公式サイト:http://yaoh.jp/

クォン・サンウ&ユンホ(東方神起)プレミアムイベント情報

2014年6月27日(金)東京国際フォーラムA
(1回目15:30開演、2回目19:00開演 各回90分予定)
出演者: クォン・サンウ、ユンホ(東方神起)
内容: ドラマにまつわる様々なコーナーを予定
《参加要項》
・「野王~愛と欲望の果て~ コンプリートDVD BOX(初回限定ハリュバージョン)」(※クォン・サンウジャパン オフィシャル ファンクラブ専売商品)か、「野王~愛と欲望の果て~ コンプリートDVD BOX(初回限定ドフンバージョン)」(※Bigeastショップ専売商品)を購入した方のみ参加可能。※先着順、完全数量限定生産での販売となります。

クォン・サンウ日本公式ファンクラブ事務局(PCのみ):http://www.ksw-fc.jp
Bigest Official shop(PC/モバイル共通):http://shop.mu-mo.net/st/fc/BGFC.htm

クォン・サンウイベント情報

Kwon Sang Woo “The Stage” ~僕の中の少年~
6 月18 日(水) 東京・渋谷公会堂
6 月20 日(金) 愛知・刈谷総合文化センターアイリス大ホール
6 月21 日(土) 兵庫・神戸国際会館こくさいホール
チケット発売中!
詳細はクォン・サンウジャパンオフィシャルファンクラブ(www.ksw-fc.jp)まで


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