インドといえば昔は多くの人は飲まず食わずの生活を送る貧しい国でした。しかし経済的に豊かになり、収入も増え、新たな問題も出てきました。
多くの人が食生活の変化により”早死”の危機にある、と言います。この国は今”2型糖尿病の世界の中心地”、とまで言われる様になったのです。
この問題を”遺伝子が拳銃としたら、環境が引き金となっている”、と表現します。つまり、中には少量の食べ物だけで生きながらえるように遺伝子がプログラムされてる民族がおり、食べ過ぎると脂肪を蓄積し、問題が出る、と言います。
それがインド人に当てはまるわけです。
でも遺伝子のみがインドの糖尿病の原因になっているのではなさそうです。ファストフード店がかなり進出してきており、原材料を表記しなくていいのを良い事に、飽和脂肪に砂糖、塩を大量に詰め込んで売りさばいています。
また会社の商品宣伝による制限も少ないのだと言います。
ある13歳の109キロもある肥満の男の子にも話を聞いてみました。彼はいじめられた事もあり、自殺を考えた、とも言います。また20歳のもう一人の肥満男性に話を聞くと、彼はただ食べる事が好きすぎて、辞める事ができないそう。
誰かがないかを食べていると必ず自分のものを食べていないかチェックするし、自分を治そうとする医者も、ただの金もうけのためだ、と信じていません。
双方の男子とも、西洋の食事は”イカしている”と思っています。
今やアジアの西洋と言っても過言ではないインド。これからもっとこんな若者が増えるかと思うと心配になります。日本も独自の食文化を守り、このような健康問題が増えないようにと願います。
参考:SUPERSIZING INDIA’S KIDS
http://www.abc.net.au/4corners/stories/2013/10/31/3881205.htm
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