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朝日、読売30代「恐喝記者」が会社を提訴

10月12日(土) 7:10

 朝日新聞と読売新聞の30代運動部記者が、同僚の朝日記者を恐喝するなどしたとして懲戒処分となり、この朝日、読売の元記者2人が、会社を相手取って、雇用契約による地位保全、本来なら支払われるべきだった賃金などを求めて、それぞれが別々に東京地裁に提訴した。2人は朝日記者から数百万円を恐喝したとして昨年、懲戒処分に。日本の二大マスコミの記者が起こした異例の悪質事件。処理はひっそりと行われたが、今度は戦いの場所を法廷に替えて争うことになった。

■殴打、わいせつメール
 まず登場人物をまとめておく。
 原告A=読売新聞運動部記者(34)、ロッテ担当
 原告B=朝日新聞運動部記者(33)、メジャー、パリーグ担当
 恐喝被害者C=朝日新聞運動部記者(31)、ロッテ担当

 訴状などによると、3人は昨年6月16日夜、東京・銀座で合コンに出席し、その後宿泊先のホテルに向かう際の路上で、CがAとBを殴打したという。そして、ホテルでも殴打は続き、Cが帰った後に携帯電話を部屋におとしていった。Aは、仕返しにその電話で卑猥なメールを複数人の女性に送信した。

 後日、AとBは、病院などで診断を受け、首などに障害を受けたとして、AはCから約250万円、BはCから約330万円を受領したという。領収書や請求書などの書面は発行しておらず、3人だけの秘密として処理されるはずであった。ただ、計算ミスが一つだけあったのだ。

 朝日新聞が知る発端となったのは、わいせつメール。AがCの携帯から不特定多数に送ったメールだった。受診した女性社員らから相談を受けたことにより発覚し、会社が事情聴取に乗り出すことになった。

■巨人軍裏金報道の裏で行われた調査
 当然、朝日から読売にも伝えられることになり、両者を巻き込んでの大事件へと発展する。ちなみに、この頃は、朝日新聞がプロ野球巨人軍の選手6人が総額36億円の裏金を受け取っていたという報道をしたことで、微妙な関係でもあった(その後、巨人軍が朝日新聞を提訴)。表向きには険悪な関係に見えたが、水面下ではこの事件の処理をめぐって協力をせざるをえなかったことだろう。

 ここで、恐喝被害者Cも事情聴取を受けることになり、A、Bに陥れられそうになったとして、知り合いの弁護士を介してA、B両者と示談書を交わすなどして現金の回収などを行った。A、Bともに昨年9月に懲戒処分となり、それぞれの会社を去っている。

 朝日の場合は昨年4月に、千葉総局の記者が妻を殴打して全治3カ月の重傷を負わせて、略式起訴になっている。こちらが、解雇されていないことから、平等の原則からも不当な処分であるとBは主張している。

 雇用の契約が続いていれば、本来受け取るはずであった給与や賞与など、Aが約1220万円、Bが約1900万円を請求している。

 この事件に発展した背景は何だったのか。訴状や、運動記者たちの証言を基に見てみる。

■米独立リーグの元選手も

 まず、Aは慶應大卒で、2003年に読売新聞入社。甲府支局などを経て東京で運動部の野球担当に。Bは筑波大卒で、2004年に朝日新聞入社。福島総局、名古屋本社などを経て東京で運動部の担当になった。また、CはBと同期で04年に入社し整理部などを経て、念願の運動記者になった。

 3人の関係だが、スポーツ紙記者は「Aの野球経験は知らないが、Bは米国の独立プロリーグでも選手だったらしい。事件のあと、少しだけ話題になったけど、それ以外はあんまり聞いたことはないけど」という。全国紙記者によれば「AとBはいっしょにいることが多く、Cは取材や原稿があまり手慣れていないという感じで、AやBが叱責したり、教えたりすることがあったようだ」ともいう。

 新聞社内で運動部は傍流だが、プロ野球担当の中でもロッテ担当は傍流でもあり、前出記者は「基本、巨人か阪神を担当しないと一人前には見られないし、ロッテはその前の入門者コースだよ」という。

 A、Bともに結果的に、数百万円の目先の利益のために、お互い800万円以上の年収を棒に振ったことになる。ただ、それ以上に大きいのは、善意に解釈すれば、今後の記者としての未来も失ってしまったことだ。やはり、その重さを噛みしめたのか、古巣を相手に戦いをせざるを得なくなってしまった。

 大手マスコミ社員の不祥事は、もはや珍しいものではなくなった。しかし、今回は事件の真相よりも以前に、手を出したり、金が出てきたり、日本の二大マスコミグループの社員が起こしたとは思いたくない内容だ。

 読売新聞グループ本社は「係争中の案件につき、回答は差し控えます」とコメント。朝日新聞社は「本件懲戒解雇は、当社の就業規則に則った正当な処分です。当社の主張は裁判で明確に示します」とした。

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