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佐々木りえ氏「5年間タダ働き」の芸能生活を訴え

3月11日(月) 7:10

 元タレントで日本維新の会から昨年の総選挙にも立候補した佐々木りえ氏(30)が、元所属事務所に対して、約5年間の仕事に対して1円の報酬も受けることなく「タダ働き」だったとして、出演料や経費約2000万円の損害賠償の支払いなどを求めた訴訟の判決がこのたび東京地裁であり、佐々木氏の請求を一部認めた。本人は政治家になるべく活動を継続しているが、芸能界の驚愕の給与事情の一端が明らかになった一つの例として、記憶しておきたい事件だ。

■約2000万円分タダ働き

 昨年暮れの総選挙で、日本維新の会の美人候補として注目を集めた佐々木りえ氏。現在は次のチャンスを待ちながら政治活動を続けており、そして、先日は競艇選手の中野次郎さん(31)との結婚も一部で報じられ、公私ともに充実した日々を送っている。

 タレント時代は国立大理工学部卒という経歴を持ち、将来はキャスターを目指して、アイドルとしてグラビアなどの仕事をしていく中で知名度も上げてきた。しかし、その陰では、表には出ないこうした過去があった。

 訴えによると、佐々木氏は平成18年に故郷の国立大学を卒業後に上京し、渋谷で所属事務所アヴァンギャルド(現アヴィラ)にスカウトされた。18年~22年までの間、本来は得られるであろう推定報酬約2000万円の支払いを受けず、無給で働いたという。また、交通費などの経費もすべて自腹だったという。

 ブラック企業も真っ青な働きになった原因の一つには、最初に交わした契約書にある。

■無報酬のタレントは皆無ではない?

 スカウトされてから契約書を交わす際に、「月給制と言われた」(佐々木氏)という認識だった。しかし、一方で事務所社長の牧野昌哉氏は尋問で「報酬は(佐々木氏)本人が無償でもいいのでやりたいということだった。選挙でもそうだったように夢を叶えるために(仕事を)する性格なので、お金をどうこう言う性格ではないと思う」と反論している。

 佐々木氏は「今は無給だけれども、そのうち月給制になると聞きました」と述べ、両者の主張は食い違う。

 無論、芸能プロの経営はタレントを売り出すまでに多額の投資を必要とする。売れるまでタレントは二束三文の報酬を覚悟しなければならないのは、業界の常識でもある。

 ただ、このケースのように約5年もの間、まったくの無報酬ということはありうるのだろうか? ある中堅芸能プロ社長は「わたしの知りうる限りではありません。ただ、話を聞くかぎりはないこともないのかと…」と打ち明ける。

 また、前出の中堅プロ社長によると、タレントを自前のスクールに入れて高いレッスン料を取るなど、実はそちらを経営のメインにしている事務所もあるという。だが、佐々木氏の事務所の場合は違い、レッスン料は取っていなかったという。「うちは取っていないので、タレント本人の持ち出しはゼロです」と牧野社長は証言している。

 レッスン料こそないものの、実際には交通費もすべて持ち出しという実態は過誤できないものがある。

■眞鍋かをりさん240万円、佐々木りえさん0円

 無給であったものの、自分の仕事の単価を知るにいたる出来事が起きる。佐々木さんは愕然としたそうだ。

 HS証券のキャンペーンガールの月額報酬が20万円、それが2年間会社に支給されていたということを関係者から耳にした。また、事務所のファンレターの中に混じっていた日刊ゲンダイでの連載コラムの明細表を見つけてしまう。執筆料が1カ月4万円で、3年間事務所に支払われていた。もちろん、それらは自分自身には1円たりとも入っていない。

 佐々木氏によると、事務所所属時約5年間の仕事の拘束時間は合計で約4000時間にも上るという。

 同じ事務所にいた元同僚のタレントは「わたしはお金があったために、事務所を卒業する決意を固めることができました。佐々木さんが一切を支給されていないことを私は今まで知りませんでした。なぜ、これほど冷遇されるのかわかりません」と証言している。

 また、別の元同僚も「佐々木さんの仕事量を考えると、無報酬というのはありえないこと」と証言している。

 事務所の当時の稼ぎ頭である眞鍋かをりさんは別格の月給240万円だが、佐々木さんクラスのタレントならば、少なくとも月額で十数万円はあると見られる。

 佐々木氏は途中で、これ以上無給ではやっていけないと思い何度か事務所に話をしようとも考えたようだが、そんなときに事務所を揺るがす大事件が起きる。


■私の青春を返して

 平成20年までの3年間で11億円の所得隠しを行ったとして、事務所社長が東京国税局に法人税法違反罪の疑いで東京地検に告発された。眞鍋さんの自宅まで関連先として家宅捜索を受けるなど、波紋は広がった。

 その後、眞鍋さんは移籍・独立を求め、事務所と訴訟。後には小倉優子さんまで移籍・独立騒動となるなど、事務所が揺れた。佐々木さんも他の事務所から移籍の誘いも受けていたというが、そうした話も現実しなかったという。

 芸能界とは事務所の力が強く、仕事のギャラ、タレントの給与はブラックボックス。別の芸能プロ社長は「タレントが知らないのをいいことに、契約で決めた取り分よりも事務所が多く取っているところもあります」という。

 それでも、「事務所が売り出しに力を入れてくれるタレントは数えるほどしかいないのが現状です」(同)というほど厳しい現実があるのも事実だ。そうした意味では、佐々木氏は幸せとは言えなくはない。

 「私の空白の青春時代を返してほしいです」と陳述書で訴えた佐々木氏。判決前に、佐々木氏にコメントを求めたところ「今後とも、政治活動を頑張っていきたいと思っ ています」と述べた。自らのツラい経験を政治の世界で活かすことができるか。

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