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吉原ソープランド「影の支配者」逮捕で全て解けた謎

1月29日(火) 7:10

 東京・吉原で最大級のソープランドグループ「サンワールド・ホールディングス」の一大摘発事件で、陰で牛耳っていた名古屋在住の信用組合愛知商銀の前理事長らがこのたび、組織犯罪処罰法違反の疑いで警視庁から逮捕された。暴力団の関与もなく、いまさら事件化した事に対して、不自然な見方が出ていたが、どうやら、本当の狙いはここにあったようだ。

■賃料として受け取っていたオーナー

 「いまさら大規模な摘発は不思議ではありましたが、警察は最初から、このお金の流れに強い関心を持っていたように思います」

 業界の事情通はこのように語る。サンワールドは「オレンジグループ」と呼ばれる8店舗を経営し、2010年からの約3年間で100億円の売り上げを計上したとして、会長、社長ら従業員を含めて39人が売防法違反の疑いで逮捕されるという大事件となった。

 警察による会長、社長の取り調べでは、物件の土地と建物の管理会社のことを、かなり突っ込まれていたようだ。

 その土地・建物のオーナーが不動産管理会社「T」。つまり、愛知商銀の前理事長の会社ということだった。

 登記簿上では、平成21年から所有権が8店舗中の7店舗で移転し、譲渡額は7店舗で十数億円に上ると見られる。金融機関は、通常は貸付は行わないが、登記簿によると、愛知商銀が約9億5000万円を融資している。

 会長、社長の公判で、前理事長は不動産賃料として、月あたり一千数百万円を受け取っていたことが検察官から明らかにされている。

 もちろん、賃料というのは名目であり、警察当局はここに目をつけていた。

■長者番付上位にも名前が出た有名人

 「ふまじめなことをまじめにやる」という社訓を掲げて経営してきたオレンジグループ。こうした社会に受け入れられたい、との表向きの顔からは分からない裏の事情があった。

 サンワールドの会長は、「業界では有名な兄弟」(前出の事情通)と言われる。会長は兄とともに茨城県から上京。兄はキャバレーの経営で大成功し、長者番付の上位にも出たことがあるという立志伝中の人。弟である会長は、ソープの経営は昭和62年から、兄に言い渡されて始めたという。兄から借金もあったといい、会長は言うままに経営を始めた。

 強面ではなく柔和な態度が印象的な弟は、自分なりに社会に認めてもらおうと努力をした。暴力団からのみかじめ要求に対しても「60回くらい来ましたが、警察に相談するなどして、お金は一度も払っていません」と証言している。

 また、従業員の教育を徹底し、店舗経営を行うだけでなく、街の清掃も自出的に行うなど地域社会の模範となることを目指した。

 ちなみに、逮捕された従業員たちには保釈金を支払い、解雇手当も支払うなど、家族的な一面も見せるなど、一般企業以上に普通の経営を行っていたようだ。

 ただ、昭和62年から頑張ってきた経営も平成20年に、転機を迎えることになる。

■アンタッチャブルな契約?

 会長は対人関係で疲れて兄に経営を降りたいと伝えたという。しかし、カリスマ性のある兄の説得を前にして「断れなかった」という。公判では、数億円とも言える兄からの借りがあることも明かされた。

 また、最近では、兄弟で話をしなくなったことも明らかにされた。その翌年の21年に、愛知商銀の前理事長に所有権がわたっている。平成元年から保有してきた権利を譲っているのだ。

 それでも、ソープの経営は続けることになっていた、ということも公判で明らかにされており、ある種の二重権力構造が働いていたことになる。

 雇われ社長は取り調べの中で「Tという名前は警察の方から聞いて初めて知った」とも語っており、兄弟のみが知るアンタッチャブルな面だったことをうかがわせてもいる。

 前理事長は地元名古屋では、遊技業チェーンで大成功を収めた在日社会での大物だとされる。不自然な事件だとも言われた今回の巨大ソープランドグループいっせい検挙の裏側には、こうした事情があったようだ。

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