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浮気と甘いものと土田晃之

1月28日(月) 15:00

提供:
昨年10月の発売以降、大変なベストセラーになっている本があります。

それが「スタンフォードの自分を変える教室」(ケリー・マクゴニガル)。原題は「The Willpower Instinct」。アルコールやタバコ、フェイスブック中毒や甘いものなど、さまざまな誘惑を克服するための「意志の力」を具体的にどのように鍛えればいいか。心理学、神経科学から経済学まで、さまざまな角度から解説した本です。

「意志の力」と聞いて思い出すのが浮気。

浮気に関してはいろいろな言説が飛び交いますが、中でも「男性は多くの遺伝子を残さなくてはいけないから」だとか「脳内の興奮物質は数年しかもたないのだから、しかたない」だとか、浮気を生物学の面から擁護する意見に関しては、少々首をひねらざるを得ません。

生物として本能があるのは当然のこと。それをどのように意志の力でコントロールするか。それこそが、石器時代ではなく文明時代に生きるということでしょう。

逆に言うと、愛してるから浮気しないとか、愛が醒めたから浮気するとか、そういう話ではなく、どれだけ冷静に浮気のリスクを考えられるのかがポイント。

以前、愛妻家で知られる芸人の土田晃之が「いま浮気したら、かみさんとも4人いる子どもとも会えなくなる。さらに子どもたちが成人するまでの合計の慰謝料を考えると数億円にもなる。それだけの価値がある火遊びってありえないでしょう」という旨のことを話していました。少々ドライと感じる人もいるかもしれませんが、これも立派な意志力の働かせ方でしょう。

浮気とは言わば、ダイエットしているときに甘いものをドカ食いしてしまうのと同じこと。そこでおおげさに、生物としての本能を取り出すべきではありません。「生存本能に従って、エネルギーを蓄えなくちゃいけない」なんて言い訳する人はいないし、されたとしても「なるほど」とは思わないですよね?

この本の中でも衝動的な誘惑にかられたときには、一瞬でもいいから間を置いて「理性を働かせること」が大事と説かれています。ま、分かっていてもなかなか出来ないのが人間なのですが、それでも浮気はなるべく理性的に回避したいものですね。

[ライター 五百田達成/「恋と仕事のキャリアカフェ」主宰、オトナ女子の恋愛・結婚・仕事の悩み相談を受ける恋愛カウンセラー。TBSバラエティ番組「私の何がイケないの?」にも出演。著書「特定の人としかうまく付き合えないのは、結局、あなたの心が冷めているからだ」(五百田 達成・堀田秀吾著 クロスメディア・パブリッシング刊)が12万部を突破。詳細はオフィシャルブログ(http://ameblo.jp/iota-s/)まで]

[photo by:ginnerobot]

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