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理想の学童保育とは?小学生の放課後の過ごし方を考える

10月12日(金) 17:00

提供:
それは突然のお知らせだった。
「学童クラブ利用料導入」に関する説明会のお知らせ……。
つまり、値上げである。

子どもが保育園卒園後、働く母が頭を悩ませるのが、小学生になった子の放課後の過ごし方だ。たいていは、6時7時まで預かってくれるいわゆる「学童保育」(放課後児童クラブ)にお世話になる。


だが、ここでも保育園同様、「定員」があり、入れない児童は「待機児童」となる。
今年5月1日現在の厚生労働省のまとめによると、学童保育の利用者は過去最高の約85万人、待機児童数は5年ぶりに増えたという。
・平成24年 放課後児童健全育成事業(放課後児童クラブ)の実施状況(5月1日現在) ― 厚生労働省ホームページより
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r9852000002kbjt.html

私が住む自治体では、すべての区立小学校敷地内に学童保育施設が併設されていて、きちんと申請すればほぼ確実に入れる。場所の移動の不安もなく、費用もおやつ代2,000円(1ヵ月)のみとありがたい。

それが、「税負担と利用者負担の公平性を保ち、継続的にサービス提供できるため」、さらに3,000円の利用料がかかる計画が、着々と進んでいたのである。

合計すると5,000円。学童保育では月に数回イベントがあるが、娘は参加せず、毎日の学童では宿題をやるか漫画を読むか、という過ごし方らしい。であれば、この際、習い事でもさせて、そうでない日はカギを持たせて留守番させるか……。


他の人はどうしているのか。たまたま会った横浜市に住む友人に聞いてみて、驚いた。
「学童、高いよねーー。うちは2人いるから4万よ!」
え?それって民間の施設に預けているってこと?
調べてみると、横浜市の場合、3種類の学童があった。
・横浜市放課後児童育成事業比較表 ― 横浜市ホームページより(PDF)
http://www.city.yokohama.lg.jp/kodomo/houkago/houkago/file/hikakuhyo.pdf

「放課後キッズクラブ」、「はまっ子ふれあいスクール」、「放課後児童クラブ」で、金額を比較すると、前者2つは5時までの利用であれば無料(おやつ代は実費、障害見舞金制度負担金として年間500円)、「放課後児童クラブ」は施設によって異なるが平均すると約16,000円、加えて入所金や積立金が必要なクラブもある。友人はどうやら「放課後児童クラブ」に預けているようだ。

もちろん、高いだけあってそれなりのプログラムが用意されている……かどうかは、いくつかのクラブのHPを見たが、判断つきかねた。まあ、選択肢があるのはいいのかも……。それにしても、かくも自治体で違いがあるのだな。


さて、我が家はどうしよう。タイミングよく夫がこんな情報を持ってきた。
「近所に学童機能つきの体操クラブができるらしい」
実は近隣には学童機能がある送迎付きの民間学童もあるが、週5日で45,000円と、我が家には負担だ。プログラムもバラエティ豊かなのだが、運動が苦手な娘には運動の機会を与えたい。だから、体操に焦点を当てた学童はありがたい。

しかし詳しく調べてみると、イメージしていたものとは違った。「学童機能つき」というからには「毎日利用できるもの」とのイメージがあったが、そこは「週1回」。「学童機能つき」というのは、「学校まで迎えに行き、1時間は体操、残りの1時間は読み聞かせなど自由時間」を指すらしい。どうりで月謝が安い(8,200円)と思った。これでは毎日働く母としては、利用しづらい。


働く親が増えてきて、保育園同様、都市部では特に「学童保育」の需要は高まってきている。
そこに着目してか、中学受験の名門塾でも「教える技術」を武器に、「学童市場」への参入が相次いでいる。勉強を教えるだけでなく、いろいろな体験ができるというのが「学童」っぽいということのようで、子どもから学校での出来事を聞いたりと「母親代行」をウリにする塾もある。月謝は週5日で4万~6万円。


まあ、値上げしても5,000円なら甘受するか……と思い始めていたところ、「市民先生」によるプログラムで放課後を充実させているNPOがあることを知った。
・放課後NPOアフタースクール
http://www.npoafterschool.org/

プログラムはスポーツや音楽、住まいに表現、学びなど250種類以上で、現在展開しているのは約40校。私立小学校の「アフタースクール」を一手に引き受けているほか、公立小学校では既存の学童クラブと話し合い、年間プログラムを作り、1ヵ月に1回などイベント的に実施していることもあるという。学校や自治体と連携しているため、保護者側の負担金はない。

残念ながら、学校単位で提携しているため、自分の子どもが該当する学校に通っていなければ参加はできないが、保護者がかけあって実現させたケースもあるという。営利目的なプログラム提供ではなく「市民の教育参画を実現する」というのが、個人的には共感できる。

自分が小学生の頃、放課後はほとんど友だちと遊んでいた。パート勤めの母は「放課後」までには家に戻ってきていた。時代の変化といえばそれまでだ。プログラム化された放課後がいいのか、とはいえ共働き世帯にとっては安心かつ費用対効果の大きい「学童」があればありがたい。

結局、親の都合、親の思いで子どもの生活を左右しているのかもしれない。わが身を反省しつつ、どうするかは決めかねている。


江頭紀子江頭紀子
調査会社で情報誌作成に携わった後、シンクタンクにて経営・経済に関する情報収集、コーディネートを行いつつ広報誌も作成。現在は経営、人材、ISOなど産業界のトピックを中心に、子育て、食生活、町歩きなどのテーマで執筆活動。世田谷区在住、6歳1歳の二女の母。

MAMApicks 10月12日17時00分

「理想の学童保育とは?小学生の放課後の過ごし方を考える」記事詳細はコチラ


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