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ゴミ屋敷化するのは8割が女性という衝撃

10月5日(金) 8:00

 ゆかしメディアをご覧の読者は、投資用不動産を所有している方も多いだろう。自分の所有している物件が、「ゴミ屋敷化」してしまったら……? 何より恐いのは価値が下がってしまうこと。だが、ゴミ屋敷化する可能性は実はかなり高い割合で存在する。ゴミ屋敷の現場レポートと合わせて、どういう入居者がゴミ屋敷にしやすいのかを検証した。

■全体の1割がゴミ屋敷化?

 そこで今回、江戸川区にある代行サービス業の『孫の手』社長の佐々木久史さんに話を聞いた。その孫の手にかなり頻繁に持ちこまれる仕事が「ゴミ屋敷」の片付け。件数は年間約200件。全国規模だと相当な数が発生していると考えられる。

 「今まで相当数のゴミ屋敷を片付けてきましたが、実感として、全物件の1割はゴミ屋敷化している気がしますね」

 1割とは驚くべき数字だがさて、一口にゴミ屋敷といっても、大きく2系統に分かれる。まずは家具や家電、洋服などとにかくモノがいっぱいあるケース。これも「ゴミ屋敷」「汚部屋(おへや)」に分類される。そしてこれは、「倉庫系」と呼ばれている。

 対して、本当のゴミ。つまり「お菓子や弁当の空き容器+食べ残し」や「カップラーメン汁&麺ごと長期間放置」、髪の毛やら使用済み生理用品、ペットの糞、と書くのもおぞましいゴミの数々が埋もれている部屋が「有機系」。

 2種類のゴミ屋敷に、それぞれ名前をつけて、区別しているそうだ。「ちなみに、ゴミは『コンビニ系』が多いですね」と佐々木さん。

 コンビニ系とは「ペットボトル(飲み残しが入っていることもある)」「お弁当やお菓子の容器」「インスタント食品のゴミ」などのこと。そして肝心の“お掃除の大変さ”はというと、もちろん「有機系」のほうが断然凄まじいのである。

 見た目は同じだが、あるものを単純にどんどん捨てていけばいい「倉庫系」に対し、「有機系」は様々なトラップが仕掛けられている。

■中には2、3日掛かる物件も

 まず最も多いのが壁や床の被害。カビならまだいいほうで、長年のゴミの堆積により、腐食しているケースも少なくない。オーナーにとって大きな損害となる。

 どの程度、リフォームが必要なのかは一概にわからないそうだが、フローリングの全面張り替えやユニットバスをそっくり変えるほどの大掛かりなリフォームが必要なケースも少なからず見られるという。

 もちろんゴミの種類によっては「ニオイ」も発生し、近隣から苦情が来ることも。

 値段はゴミの量などから計算され、狭い部屋だから安いということにもならないそうだ。あるケースで、玄関に入ったらいきなりゴミの山で、天上まではわずか70センチ。住民はゴミの山の上で寝たり起きたり食べたりする生活をしていたそうだ。

 その家は1LDKで20平方メートル強。そこから2トントラック3台分のゴミが出たというから、もはや理解や想像の域を超えている。片付けは、中には2、3日かかることもある。

 ちなみに、今までで最もかかったゴミ屋敷の片付けは、なんと125万円だそうだ。

■ゴミ屋敷の8割は女性

 まずは部屋のタイプから紹介していく。孫の手があるのが、東京・江戸川区ということもあり、1人暮らし、1ルーム、1DKといった単身向けの部屋に住む人が比較的多いというが、部屋のタイプや広さなどに関わらず、家はゴミ屋敷化するそうだ。

 今までにもファミリータイプのマンションや一軒家など、様々なゴミ屋敷を片付けてきたという。

 もちろん家の容量が大きければそれだけゴミの量もたくさん入るのだが、それも一概には言えず、わずか1ルームで50万円越すこともあるそうだ。

 「100万円を超えるようなケースはさすがに少なく、年間数件程度ですね。ゴミ撤去と水回りの清掃で10〜15万くらいのことが多いですね。床が見える人はたまにいますが、だいたい床は見えなくなっていることが多いです」という汚れっぷりということ。

 次に人のタイプ。ゴミ屋敷化させてしまう住民は、8対2で、なんと女性のほうが圧倒的に多いという。

 明らかに「変な人だ!」という人は少なく、普通の人がほとんど。しかも大企業や有名企業などに勤務するビジネスマンやOLような、アッパー層も多いという。

 「見かけから判断することは不可能ですね。前に住んでいた家をゴミ屋敷化させてしまった前科持ちもいますが、初めての人もいるので、前科からも判断することはできない。見抜くことは、難しいんじゃないでしょうか?」と、一概に“タイプ”でくくることは難しいようだ。

 次に、ゴミ屋敷化する理由について。

■ゴミの日に出せず終いで

 ゴミ屋敷化するきっかけは様々なケースがあるので、特定することは難しいが、案外「ゴミの日にゴミを出せない」という些細なことから始まるケースはかなり多く目につくそうだ。

 例えば「自治体のゴミの区分が複雑で、一度近隣の人に文句を言われてしまったために、以降出しづらくなってしまった」というケース。それから「仕事の時間が不規則なために、ゴミの日のゴミの時間に確実に出すことができないという日々が積み重なってしまった」というケース。

 これらは誰にでもよくあることだが、そんなありふれたできごとでも、積み重なるうちに「気づいたら、自分の手に負えなくなっていた!!」というまでにゴミが増殖しており、自分でも「あれ? 困ったなあ。変だなあ」と理解できないままオロオロしていることが案外多いのだそうだ。

 精神的な病気というような深刻な理由は少数派であるということに驚かされる。

 さて、ゴミ屋敷化することで、様々なリスクが生まれるが、最も怖いのは「火事のリスク」。住民は吸い殻をも捨てずに、灰皿以外のところへポイポイしている場合もある。消しきれなかった吸い殻から火事が発生してもおかしくない。しかも、ゴミが山のようにあるわけだから、よく燃える。近隣に飛び火して、被害が想定以上になってしまう。

■防止法は頻繁な設備点検

 次に怖いのが虫の発生リスク。片付けていると「見たことのない虫が大量に湧き出てくる」そうだ。しかも何百匹、何千匹と。「でも、虫はゴミを片付けてしまえばいなくなりますよ。ただ、虫が発生すると近隣から苦情がくる原因になるんですよね」という。ちなみに虫は羽虫や小さなメスのカブト虫みたいなものがよく見られるそうだ。

 得体の知れない虫やカビに囲まれていたら、もちろん病気にもなりやすいだろう。住民には「健康を害する」リスクもある。さて、こんな風な状態になってしまったゴミ屋敷の住民は、一体どんな時に外部にヘルプを求めるのだろうか。

 依頼してくるのは主に本人からというケースが多く、たまに管理会社やオーナーにバレてしまって依頼することが含まれる。

 きっかけは、設備点検が最も多いそうだ。本人も、どうにかしなければと思っているようで、「他人が家に入る、これはなんとかしないと」ということで、ネットなどで調べて連絡をとってくるそうだ。

 「今までタワーマンションから依頼が来たことはないのですが、これから増えるんじゃないかと思ってビクビクしています。タワーマンションは、セキュリティが厳しいことや、エレベーターを使える時間が決まっていたりするので、通常なら1日で終わるケースでも2、3日かかってしまうかもしれませんね」

 所有している投資物件が「ゴミ屋敷化」しないためには、多少コストがかかるが排水溝の高圧洗浄や、ベランダなどの共有部分の定期検査を頻繁に行うしかないようだ。

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