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駐在員は自殺が国内の3倍!? ウツ病リスクの高い海外生活

8月28日(火) 8:00

■もともとウツ病になりやすいエリート社員

 大手企業では、出世コースにもれなく付いてくる「海外転勤」。しかしこの海外駐在生活は、日本国内よりも“ウツ病になるリスク”がずっと高いということをご存知だろうか?

 海外駐在員向けの保険を専門的に扱うJITの松本伸二氏によると、「統計を取っているわけではありませんが、実感として、そのリスクは約3倍程度になる」ということだ。なぜ駐在員がウツ病になるリスクが高いのか? それはいくつかの要因がある。

 ◆いわゆるエリートと呼ばれる人種が多い。
もともと真面目で責任感が強く、完璧主義。几帳面さもあり、仕事熱心。対人関係を大事にするため、気を使うことも多い。これらはすべて、“ウツ病になりやすい性格”である。

 ◆駐在生活自体へのプレッシャー
 海外転勤となると、目の前に開けた出世道に、誰もが「よし! がんばるぞ」と身を奮い立たせることになるだろう。しかし「海外への引っ越し」「転勤」「出世」「職場の環境の変化」これらはすべて“ストレス”である。「左遷」「リストラ」「離婚」といったマイナスの変化だけでなく、「結婚」「出産」「出世」のようなプラスの変化も“ストレス”であり、ウツ病のリスクになることは意外と知られていない。

 ◆言語、文化、常識などの違い
 現地では英語を共通語として、その国の言葉も交えながらコミュニケーションを取ることになる。ほぼ1日中、日本語を使えない環境は、語学に堪能であっても脳に疲労を与える。また、文化や常識、生活習慣の違いも日常的に細かくストレスとなって攻撃してくるため、溜まってくるとバカにできない代物なのである。

 よくあるのが、「期限を守らない」「ルールを守らない」などの日本では理解できない現地の人の行動。これらに日々頭を抱える駐在員は少なくないはずだ。

■痴漢は受け入れなければならない?

 さて、アフリカのある地域に派遣された女性は、現地のスタッフから、毎日のよ
うにセクハラトークとともにお尻を撫でられるという体験をした。

 しかし、この言動は、その国においては「お尻の大きな女性は美しい」「女性を性的に褒める=男としてのマナー」という常識に則ったものだったのである。アフリカなだけに、時間の遅れは毎度のこと。

 結果、女性は開き直り、お尻を触られるのもよしとした。他国との違いを楽しめる性格だったからよいものの、不快に思い続けるタイプだったら大きな精神的負担になる。

 「郷に入りては郷に従え」ということわざは、案外バカにできないものなのだ。

■単身赴任者はウツ病リスクがさらに倍増

 海外転勤を言い渡されたとき、結婚をしている人ならば、家族と一緒に移り住むか単身赴任かで迷うことになる。家族とともに現地に滞在する場合、帰宅した後に、日本語で他愛のないことをしゃべり、リラックスの時間を自動的に持つことができる。これはウツ病リスクを低める大きな要素なのだ。

 松本氏によると、「ウツ病の発症は、ちょっとしたことがサインになるんです。とはいえ、未然に防ぐために、自分から定期的にカウンセリングに通いましょうといっても、こんなことなかなかできないですよね。ちょっとした鬱憤や悩みをグチとして言える人間関係が身近にあるだけで、ウツ病リスクはずいぶん違うんですよ。そのため専門家が定期的にメールで状況を伺うサービスがあるんですが、とても好評なんです」という。

 例えば、「眠れない」と不眠の症状があっても、寝付けないのか、夜中に何度も目が覚めてしまうのか、眠りが浅いのか、早朝に目覚めてしまうのかで自殺へのリスクは異なってくる。

 これ、実は「早朝に目覚めてしまい、その後寝付けない」というパターンが最もヤバいのだ。こういうことも1人で抱えて悶々としていると、病状がどんどん悪化していってしまうだけである。

 その結果、自殺……。などという最悪の結果になってしまうこともある。実際に、現地で自殺をしてしまったケースは過去に何度もあり、報道もされている。

 しかも実際に、家族で移り住んだ人よりも“単身者”、日本人駐在員が十数名以上いる大規模な海外営業所よりも2〜3人という“小規模の場合”のほうが、「ウツ病になるリスク」「自殺するリスク」が高いのだ。

 輝かしい未来が待っているのだから、独身者、単身赴任者はくれぐれも気をつけてほしいものである。

■同行の妻子にも要注意を

 また“死のリスク”は自殺だけではない。

 過労やストレスが高じて、脳疾患や心疾患で突然死してしまう人もいる。松本氏によると、遺体搬送は中国からだけで、なんと月に約10人というから、そうとうな数である。

 もともと高血圧や肥満、喫煙という要素を抱えている人は“突然死リスク”に備え、節制することをオススメする。

 ちなみにウツ病にかかってしまうのは駐在員だけではない。同行している妻や子どもも同じようにリスクがある。また、留学生についても同じだ。

 さらに留学をする10代後半〜20代前半は、ただでさえ精神的にも不安定な時期の上、統合失調症を発症する年齢でもあるのだ。

 若いからやり直しがきくとはいえ、若いからこそ取り返しのつかない状況に陥ってしまう可能性もある。

 海外でメンタル面の健康を崩した場合、言語面や金銭面などの理由で、現地で治療を続けるのも困難な場合が少なくない。志半ばにして帰国……などということにならないよう、本格的にメンタル面を病んでしまう前に、自らでリスクマネジメントすることが非常に大切なのである。

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