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オーラは科学か? オカルトか? 19世紀末の「科学的」オーラ研究【前編】―スピリチュアル史解説[コラム]

2月24日(金) 18:00

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人間の体の周りを取りまく光のエネルギー。そんな「オーラ」の存在については、ご存知の方も多いかと思います。

スピリチュアルに興味のない人でも、なんとなくオーラ云々の話は耳にしたことがあるほど、今日、ポピュラーなものになっています。

今回は、改めてオーラとはなんなのかを、その研究の歴史を辿りながら、振りかえってみたいと思います。
 
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今日、オーラ・リーディングを実践するサイキックな人々たちの一般的な見解では、オーラとは物体から発散され、それ自体を取り囲むエネルギー場であると考えられているようです。

オーラ・リーディングを行う人たちによれば、特に人間の周りを取り囲んでいるオーラの場合、その色や形状はその人のパーソナリティー、思考、感情などの状態を反映しているものだとされています。したがって、オーラ・リーダーは、オーラを見ることで、その人の様々なコンディションを見抜くことができるとされています。

また、しばしばオーラは、なんらかの光の形態の一種であるとも考えられています。ただし、オーラは通常の物理学によって計測可能な光とは明らかに別物でしょう。なぜなら、現代の光学が理解している意味での光の全スペクトラムの中にオーラと呼ばれているものは含まれていません。したがって、オーラが光の形態の一種であったとしても、現代のオーソドックスな光学装置によって計測されるものではなく、なんらかのサイキックな能力の持ち主のみがそれを見ることができると考えられています。

ただし、そのオーラを見るための特殊な能力は、本来誰にでも備わっているもので、それは訓練によってさらに発達させることができると考えている人もいます。そればかりか、多くの人は子供のときに、実はオーラを見ることができていたとも言われています。けれども、その能力は大人になるに連れ、失われていくそうです。

一般的なオーラ・リーダーによれば、人間の肉体を取り巻くオーラは、たいがい大きな卵のような形のエネルギー場として見えるそうです。また、スピリチュアルにより成長している人のオーラは、普通の人よりも非常に大きな形となっていると言う人もいます。あくまで「伝説」ですが、たとえば仏陀のオーラは数マイルにも及んでいたとも言われています。

さらに今日のオーラ・リーダーたちの一般的な考えでは、オーラはいくつかの層によって構成されているとされています。この層が何層からなるかというのは、いくつかの異論が存在しますが。今日、広く知られている層の分け方は、肉体のすぐ近くから始まって、次のように区別されています。



エーテリック・ダブル(etheric double)
アストラル・オーラ(asrtal aura)
メンタル・オーラ(mental aura)
コーザル・オーラ(causal aura)



ところで、歴史的に見てみると、現代のわたしたちが「オーラ」と呼んでいるものと類似したコンセプトは、非常に古い時代へと遡ることができることが分かります。そうした例として、しばしば引き合いに出されるのは『聖書』の中の記述です。

たとえば、「出エジプト記 」(34章 29節) にある「モーセがシナイ山を下ったとき、その手には2枚の掟の板があった。モーセは、山から下ったとき、自分が神と語っている間に、自分の顔の肌が光を放っているのを知らなかった」や、「マタイによる福音書 」(17章 2節)の「イエスの姿が彼らの目の前で変わり、顔は太陽のように輝き、服は光のように白くなった」など。こうした宗教的コンテクストの中では、宗教家や神秘家などが光を放っていたというエピソードは、『聖書』に限らず、他の様々なところからも見つけることができます。

ただし、現代的な意味での「オーラ」というコンセプトのルーツは、19世紀後半の「科学的」言説の中からやってきたものだと言えます。

photo by Thinkstock/Getty Images


【後編につづく】

(伊泉龍一)

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