Amebaニュース

ジブリ新ヒロインの長澤まさみインタビュー、「コクリコ坂から」はすごく心地よい作品

7月15日(金) 16:10

「岳 -ガク-」「奇跡」「モテキ」と話題作への出演が続く長澤まさみが、スタジオジブリの最新作「コクリコ坂から」(監督:宮崎吾朗)の主人公・海役で声優に挑戦した。

【関連写真】歴代ジブリ作品で声優に起用された俳優は? 積極的に俳優を起用する理由も明らかに

本格的な声優の仕事は、今回が初めてという長澤。「声でキャラクターに命を吹き込む仕事はとても面白そうなので、以前から興味はありました」と言う。しかも、オファーがあったのは、幼い時から大好きだったスタジオジブリの作品。「まさか、自分に話が来るとは思っていなかったのでビックリしましたが、次の瞬間にはうれしくて舞い上がっていました。子供の頃に手にしたビデオは、いつもジブリの映画でした。小さな時には『風の谷のナウシカ』と『魔女の宅急便』を交互に見ていましたが、思春期になると恋愛物語の『耳をすませば』にハマったりして…」と、ジブリへの想いは尽きない。

だが、ドラマや映画に出演する役者の仕事とは違うだけに当初は苦労もあったという。「最初は、声優さんらしくやろうと張り切って現場に行ったのですが、吾朗監督から『そういうことではないんだ。声優さんらしいしゃべり方なら声優さんを使えば良いのだから、俳優さんを使う意味をよく考えて』と言われてしまいました。そこから、海のキャラクターがだんだんと無愛想になっていって(笑)。普通に私が喋っていったら、すごく無愛想でぶっきらぼうだけど女の子の強さに感じるということで、海ちゃんのキャラクターが出来上がっていきました。“海ちゃんは無愛想”というキーワードで、ずっと収録していましたね」と、アフレコ時を振り返る。

物語の舞台は1963年、高度経済成長前夜の横浜。あえて時代背景を突き詰めなかったという役作りについても、「最初に監督から『この時代の人たちは希望に満ちあふれているから、すごく前向きで、ひとつひとつ発する言葉に嘘がないんだ。駆け引きがなく、自分の気持ちを素直に、そして一生懸命生きているんだ』と言われて。とにかく自分がやるべきことを一生懸命にやる強さが、周囲にこびないで生きる力強さになって海ちゃんの良さが出てくると思い、大切に演じました」と、監督からの助言が大きな役割を果たしたようだ。

想いを寄せていた俊から戦争がもたらしたお互いの出生の秘密を伝えられるが、すぐ自然に受け入れるという重要なシーンでも、「駆け引きがないから、あのように出来るんだなと思いました。私だったら“何で?”みたいにもっと粘っこくなりますが(笑)。理由をはっきり聞きたいのかもしれないけれど、そこでそうならないのは、海ちゃんが前向きに生きている証拠なんだなと思いました。時には自分の気持ちさえ乗り越えて生きていくという答えを出した海ちゃんは、すごいなと思いましたね」と分析、ジブリの新ヒロインを見事に演じている。

「この映画には、ジブリの良さ、普遍的な世界観が描かれていて、私も見てワクワクしました」と語る長澤。「淡々とした物語ですが、すごく心地よい作品になっています。ぜひ、映画館で見てもらえたらなと思います」と、うれしそうな表情でPRした。(取材・文・写真:平井景)

「コクリコ坂から」は7月16日公開。


■関連記事
歴代ジブリ作品で声優に起用された俳優は? 積極的に俳優を起用する理由も明らかに
宮崎吾朗監督の2作目「コクリコ坂から」は、着実に“ジブリらしさ”が出てきている佳作
長澤まさみは無愛想で、岡田准一は高倉健? 「コクリコ坂から」の意外な演出方法
「コクリコ坂から」公開記念、手嶌葵360°ライブ開催決定!

クランクイン!

関連キーワード

    エンタメ新着ニュース

    編集部のイチオシ記事

    この記事もおすすめ

    エンタメアクセスランキング

    注目トピックス

    アクセスランキング

    写真ランキング

    注目の芸能人ブログ