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「子どもっぽい字」をきれいな字にかえるコツ

7月11日(月) 12:00

見た目が大人っぽい人ですてきと思っていたら、いざ文字を書くと子どもっぽくて、なんだかがっかり。そんな経験ありませんか?

今回は、『大人のきれい字書き方』の通信講座やセミナーを実施されている、今井淑恵先生に大人っぽい文字を簡単に書く方法を教えてもらいます。



(以下、今井先生)

「子供っぽい字」で恥ずかしい、という悩みをよく耳にします。子供っぽい字と大人のきれいな字との違いは、どのようなところにあるのでしょうか?

人の体形に例えてみると分かりやすいかも知れません。子供はズンドウで、大人はシェイプアップされメリハリのある体形をイメージしますよね。

文字にも、これが当てはまります。子供っぽい字は、四角い字形でズンドウ。一方、大人のきれいな字には、長い線と短い線とが交じりあい、字形にメリハリがあります。

では、なぜ「子供っぽい字」になるのかということですが、理由は2つあります。一つ目は、「正方形」の枠内に字を収めて書いてしまうからです。

四角のマス目からはみ出さないように書けば、きれいな字になると思うのは大きな勘違いで、小さいころからの字の覚え方に問題があると思います。

中学、高校と学年が上がるにつれ、けい線の細いノートを使うようになります。6mm、7mmなどの細い線からはみ出さないように書くことは“スゴイ”ことですが、このような書き方を続けていると、誰でもチマチマとした子供のような字を書くようになってしまいます。

二つ目は、「活字」を手本字にしてまねて書いてしまうからです。

活字は手書き文字とは違い、フォントデザイナーによって作られています。印刷やパソコンなど、「機械」処理をするために都合の良いもので、これもまた四角の枠に規制されています。

そのうえ、デザイナーがそれぞれデザインをしていることで、長く書くべき線が短かったり、反対に短い線が長くなったりと、美しい手書き文字とは異なった字形になっていることを知っておく必要があります。
前置きが長くなりましたが、子供っぽい字から、メリハリボディの大人のきれい字に変身させるコツをひとつ、ご紹介いたしましょう。

それは、『主役』を決めることです。

ドラマに主役がいるように、文字にも『主役の線』を決めましょう。一字の中に“一つだけ目立つ線を作る”ことがコツとなります。

映画やドラマでは、主役と脇役がいます。主役は一人。脇役はあくまで主役の補佐でなければならず、脇役が目立ってはドラマは台無しです。それと同じように、一字の中に、長い線が2本、3本あるのは、空間をうめてしまい、結果、四角い字形になり、子供っぽい、活字的な字形となります。

ちなみに「春」という字は、どのように書きますか?  1画目、2画目は短く、3画目の横線を長く書いていませんか?

「春」の主役は、左右のハライ。4画目の左ハライと、5画目の右ハライの線を一番目立たせるように書きます。あとの線は、脇役と考えてください。ハライがある文字は「ハライが主役」になります。

また、「事」という字はどのように書きますか?  「事」は、1画目の横線を主役にして、この線を一番目立つように長く書きます。ほかの横線は、脇役に徹(てっ)し、短めにすることがコツです。

このように一字の中で、主役と脇役をしっかり演じることで、字形にメリハリがつき、大人のきれいな字に変わります。簡単なコツなのでぜひ試してみてください。

(今井 淑恵)

●著者プロフィール
今井淑恵先生
Allabout ProFileの実務書道専門家(http://profile.allabout.co.jp/pf/imai-yoshie/)。有限会社 彩華 代表取締役、実用手書き塾 代表講師。漢字6段(一東会)、書写検定2級(硬筆)、日本語検定2級といった資格を持つ、手書き文字に関するエキスパート。『大人のきれい字 書き方』を通信講座やセミナーなどを通し、数多くの生徒への指導を行っている。



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