俳優・いしだ壱成(36)が3月4日に自身のブログで原子力発電について書いた文章が、震災の一週間前に書かれたというタイミングとその内容から、ネット上で話題になっている。
「いま一度、世界中がWebでリアルタイムでつながった今、改めて原子力発電所について書いてみようと思う」という文章から始まるこの日のブログの冒頭で、いしだは山口県の上関原子力発電所建設計画とそれに対する反対運動の緊迫した状況を紹介し、作業員達と反対運動をしている人達の間で衝突が起こらないようにと願った。
また、いしだは11歳の頃に四国の最西端の伊方原子力発電所で行われた出力実験の中止を求め母親達と高松の四国電力の本社の前で座り込みの反対運動をした経験、起きてしまった衝突、機動隊員から受けた暴行等を生々しく綴った。
いしだは、全国各地で進んでいる原発開発、反対運動、衝突等がニュースで取り上げられることがないことを嘆き、一人でも多くの人に知ってもらいたいと訴えている。さらに、原発は環境破壊、維持費等からも時代遅れだとし、脱原子力のための代替電力についても言及している。
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