現地時間の3月20日、サッカー・ベルギー1部リーグ最終節が行われ、日本代表GK川島永嗣が所属するリールセは、ホームでクラブ・ブルージュと対戦した。GK川島は先発出場し90分間を0点に抑えたものの、リールセはゴールを奪えず、0対0の引き分けとなった。しかしながら、この試合後リールセは降格圏の15位から14位へ浮上、最後の最後で1部残留を決めた。

　川島はブログで残留を報告しているが、「何だか未だに信じられないような…」と複雑な心境を明かしている。川島曰く「リールセに移籍してきてから、正直かなり厳しい状況がずっと続いていて…。残り試合が少なくなればなるほど、残留が難しくなっていく中で」と相当つらい状況だったようで、ロッカールームでチームメイトが残留を喜んでいても、なんだか信じられなかったというのだ。

　この日の試合では、チームが用意した日本の国旗をサポーター全員が掲げ、スタジアムが日の丸でいっぱいになったという。さらにチームメイトからは「今日俺はお前の国のためにプレーする」ともいわれ、29日に開催される日本代表とJリーグ選抜との試合については「そんな気持ちをベルギーから持って帰りたいと思います」と意気込みを語っている。

　また、3月20日は川島にとって28回目の誕生日。この1年を「27歳は本当に激動の1年でした。ワールドカップ、移籍、そして残留」と振り返るとともに、「28歳は、もっともっと違った景色を探し続ける年にしていきたい」と豊富を語っている。

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