発売当初のことはすごく良く覚えています。

当時、エイジングケア(※)というのはすごく曖昧なものでしたよね。

明確にシワに効くと言えるアイテムもなかったですし。

いや〜…あれは衝撃的でしたね。

紫外線を浴びたりして真皮に炎症が起きると、それをキズだと勘違いした「好中球」が「好中球エラスターゼ」を過剰放出してしまうんですよね。

そうするとコラーゲンやエラスチンが分解されて、シワにつながってしまう…！

美容部員時代からずっとポーラのイメージは「商品自体の魅力はもちろん、研究の深さがたまらないブランド」。

今でも頼りにしていてよくお店にも伺うくらい！

さすがポーラだなあと感じますね。

そうですよね。実は私自身、使い始めた当時も強くシワに悩んでいたわけではなくて、少し気になるかな〜？くらい。

でも、そんな人にこそぜひ使ってみてほしいと思います。

例えば、“ 厚紙を折って伸ばして ”を繰り返すのを想像してもらうとわかりやすいんですが…

シワって癖づいちゃうとどんどん深くなっていくイメージ、ありませんか？

まさにです。だからこそ早めのケアとして取り入れられるというところに魅力を感じているんです。

あと浅いシワでもハイライトパウダーやアイシャドウが入り込んでしまうと、メイクノリが悪く感じることがあるんですよ。

シワ悩みが顕在化していない人にもおすすめしたいです。

そうですよね。確かに気持ちはわかります。

難しいところですが「365日、朝も夜も使えるスペシャルケア」だと捉えると、私は決して高いとは感じないんです。

メイクが大好きな私も、結局はその土台（肌）を整えないといけないということを日々痛感していて。

肌が整っていれば、ハイライトパウダーをたくさん塗らなくてもツヤは出るし、血色の良い肌ならチークは少なくて良い。

20代で美容の仕事に就いて、スキンケアを人一倍丁寧にやってみると25歳くらいのときかな…

同世代と比べて「自分の肌、結構いいんじゃない…？」って思えたという経験も大きいですね。

「気になったら美容医療をすればいいか！」っていう方も最近は多いですよね。

ただ私はそうではなくて、早めの日々のケアで先行投資したい、という考えです。

なんといってもこのこっくりとしたテクスチャー。

ゆるくて肌になじみやすい美容液も使用感は良いと思うんですが、逆にこの密着感があるからこそ「ここにピンポイントに塗れている！」という満足感があります。

こっくりとしたテクスチャーだからこそ、乾燥も気になってくるシワ部分をケアするアイテムとして気に入っています。

ただ刺激にならないように塗る時は極力摩擦は抑えて、シワに対して直角に、ゆっくりとストレッチするように内から上に向かってのばすのがおすすめです。

下から上に！を意識したり、目周りは眼輪筋の丸みに沿って丸く引き上げると良いですよ。

あとは朝も晩も両方使えるので毎日のスキンケアルーティンの中にも取り入れやすい。

「ニールワン®」は水になじみやすいため、先に化粧品で肌に潤いを与えて整えておくといいんです。

私は必ず化粧水の後に使っています。

たくさん話してしまいましたが、最後に「シワは悪じゃない」ということも言いたいです。

自然な時間の経過の中で、肌が変わっていくのは免れないこと。

それを悪としちゃうとこれから1秒も年をとりたくなくなっちゃうじゃないですか！

はい。ただそれが刻まれていく過程で「年を感じるな」ってネガティブになってしまうのならできる範囲のことをすれば良い、という話だと思うんです。

誰のためでもなく自分のために手をかけてあげたい。

日々のケアを通じて自分自身の努力が実るって、すごく楽しいですよ。

お手入れの時間を重ねることで、自己肯定感まで上がった気持ちになります。

「今日はたくさん紫外線を浴びたからシートマスク使おうかな〜」とかその日のコンディションにあわせて…

まるで冷蔵庫から食材を選んでごはんを作るように自分でスキンケアも選んでいけるといいですよね。