夫・パンサー尾形への不満もブログでスッキリ!?おしゃべり感覚で妻が綴る“尾形家の日常”
「サンキューー!!」のギャグでおなじみのお笑いトリオ・パンサーの尾形貴弘さん(以下、尾形さん)。
妻・尾形あいさんのブログには、娘のさくちゃんや愛犬のミクに全力で愛を注ぐ尾形さんの姿や、親子の何気ない会話、家事・育児への赤裸々な思いが笑いを交えて綴られており、「面白い!」「共感できる!」と数多くのコメントが寄せられています。
そんなあいさんに、Amebaブログを開設してからの思いや、ブログに対する尾形さんの反応、そして書くことの魅力について語っていただきました。
「自分も家事育児の合間に読むブログに支えられてきた」
—— さっそくですが、あいさんがブログをはじめるまで、どんな経緯があったのでしょうか?
もともとブログをはじめる前から、うちで飼ってる柴犬・ミクの写真をアップするInstagramをやってたんです。娘のさくちゃんが生まれてからは、そのアカウントでミクと娘とパパの3人の様子を更新していました。
そんななか、パパが「あいちゃん、ブログやってみたらどうかな?」と提案してくれたのがきっかけです。
ちょうどその時期、はんにゃ・川島さんの奥さま、川島菜月さんなども「芸人の嫁」ブログをはじめていたので、私もやってみたらおもしろいかな?と、2019年にブログを開設しました。
——実際にブログをはじめてみて、いかがでしたか?
インスタだけを更新していた頃から、写真だけじゃなく「こんなことがあったよ!」と言葉でも伝えたい気持ちが強くて。ブログだと家族のドタバタな日常を文章で伝えられるので、すごくたのしいです。
ただ、ブログは2019年から書かせていただいてますが、正直、いまだにずっと「私なんかがいいのかな?」という思いがあります。私は芸能人でもないし、顔出しもしてないし、しゃしゃり出ているって思われないかなって……(笑)。
でもうれしいコメントをいただけることもあって、本当にありがたいです。
——Amebaブログを開設する前、ブログにどんなイメージや思いをお待ちでしたか?
私、もともとインスタとかブログとか、SNSが大好きなんです。アメブロも昔からよく読んでいて、いろいろな方のブログに支えられてきました。
家事に追われていたり、育児で毎日何回も授乳してたりすると、「しんどいな」とか「もう頭パンクしそう!」って瞬間があるんですよね。そういうときに誰かのブログを読むことで、クスッと笑えて「よし、また家事するか」と気持ちを落ち着かせられました。
おしゃべり感覚のブログは息抜きであり、生活の一部
——あいさんが、ブログを書くうえで意識されていることはありますか?
私自身、いろいろな方のブログに元気づけられてきましたが、だからといって「自分のブログが誰かのためになる」とは全く思ってないんです。それはおこがましくて……!
それよりは、自分の日記じゃないですけど、私目線で見たヘンテコ家族の日常を書けたらなと思っています。誰かのためにというよりは、自分が発散するために書いているようなイメージです。
——誰かのためでなく「発散するため」というと、具体的にどういうことでしょう?
ブログを始めた当初は、自分と同じ夫が芸人さんのお友達もほとんどいなかったし、友達と話す機会もなかなかなくて。
電話で友達と話したくても、子どもが泣き出しちゃうと、話にならなかったりと、結局、言いたいこともあんまり言えず……。でも私はおしゃべりなので、自分が話せなくてもどかしいことを、文章にして発信できたらなって思ったんです。
——なるほど。誰かに話したいと思うことを、そのまま書いてらっしゃるんですね。
そうなんです。よく「ブログ書くの大変じゃないですか?」みたいに言われるんですけど、私はもう全然。「聞いてください!」と誰かにメッセージを送る感覚で書かせてもらっています。
寝る前に一息つけたときや、家事、育児の息抜きに書くのが自分のルーティンになっていて、ブログはもう生活の一部ですね。
娘との日常を書いたブログは、夫・尾形貴弘さんの癒しに
——ブログにはいい話だけでなく、ときに尾形さんへの不満をこぼすような記事も投稿されていますよね。そういった記事もユーモアを交えて書かれていて、思わず笑ってしまいました。
そう言っていただけるとうれしいです! パパに腹が立ったときのことを書くのは、自分がスッキリできるという理由もあるように思います。
たとえば、以前ブログに書いたように、脱いだ服をリビングにそのまま放置されたとき。きっと険悪な雰囲気になるじゃないですか。「ありえない!」「何歳ですか、あなたは!?」みたいな(笑)。
でも、脱ぎ散らかした服を写真に撮って「ちょっと聞いてくださいよ、みなさん!」みたいに書くことで、誰かが「わかります」とか「面白いです」と言ってくれるだけで、救われるというか。
自分ひとりで抱えてたら「さくちゃんもいるのに、なんで私がこの人のことまでやんなきゃいけないの!?」ってイライラしちゃうことも、誰かに聞いていただけることで「まぁ、いっか」と思えます(笑)。そうやって、今もブログには支えられてますね。
——記事にもたびたび登場する尾形さんですが、あいさんのブログを読んでらっしゃるのでしょうか?
よく読んでるみたいです。ブログにはパパのいろいろなことを書いてますが、「これはブログにしないで」と言われることはありません。
ただ、本当は読んでるのに「読んでない」って言うときがあるんですよ。
——どういうことですか……?
たとえば、私がパパに喧嘩腰で怒ってるブログを書いた後は、コンビニでちょっとしたものを買ってきてくれて。「ブログ見たでしょ?」って言うと、「えっなに?まだ見てない」って知らないふりするんです(笑)。
——そんな一面も!(笑)尾形さんから、ブログについて言われることはありますか?
パパは、特にさくちゃん関係のブログを読むのを楽しみにしていて。
ブログはバンバンあげてほしいと言われます。ブログを通して、さくちゃんの日常や日中の様子を知ることができるのが嬉しいそうです。記事に載せたさくちゃんの動画は、何回もリピートして観てますね(笑)。
——ブログの更新が、尾形さんにとってのたのしみにもなっているんですね。
そうなんです。パパにとって、さくちゃんの様子がわかるブログを読むのが、一日の1番のたのしみであり、仕事の移動時間や待ち時間の癒しになってるらしくて。
逆に、ブログを全然更新してないと、心配して「ブログあげてなくない?大丈夫?」って連絡してきます。もはや、ブログが安否確認の連絡手段みたいになってますね(笑)。
書くことで、家族への思いを再確認できた
——「ブログを書くことで不満もスッキリできる」とのお話でしたが、一方で、尾形さんへの素直な気持ちを綴られている記事もありますよね。
パパは「思ったことはちゃんと言葉にしなきゃダメだよ!」っていう人だから。そういうことを伝えてもらいたいんですよ(笑)。
だから、普段から「(テレビ番組を観て)今日のパパおもしろかったよ」とか「ここまでまっすぐに愛情表現ができるのってすごいと思うよ」とか、自分の想いはちゃんと伝えてます。ブログもその延長で、自然と書いちゃいますね。
それに、ときどき「本当に腹立つ!むかつく!」と思っても、ブログを書きながら、やっぱりパパは頼りになるな、尊敬できるなって。結局はそこに辿り着くというか。素直に書くことで、その気持ちを再確認できています。
——「書く」ことが、気持ちを整理、確認する手助けにもなっているんですね。
そうですね。気持ちを文字に起こして、整理して伝えるっていうのは、昔から自分のなかで必要な手段になっていて。
私たち夫婦は仲良いものの、結婚前はぶつかることも多かったんです。ふたりとも性格が子どもなので、言いたいことがあると我慢できないし、お互い譲らないんですよね。
でも、そのまま思うことを言い合うとすぐ口喧嘩になっちゃうから、言いたいことを文章に整理して、LINEで送ってみたんです。そうやって1度文章でやりとりするようにしてからは、冷静に話し合いができることが増えました。
相手への思いを再確認してそれを伝えたり、喧嘩を減らしたり、そういう面でも、書くことは私にとってすごく大事だなと思います。