「宮崎意外といいやつじゃん」宮崎謙介が妻のファンを味方につけられた理由

「“宮崎くんと飲みに行くのはダメ”って言ってた友人の奥さんが、僕のブログを読んで“宮崎くん?どうぞどうぞ。行ってきていいよ”と。だいぶ好感度が上がりました?(笑)

そう話すのは、元衆議院議員で、現在は経営コンサルタントとして活躍する宮崎謙介さん。Amebaブログを書きはじめて起きた変化や妻の金子恵美さんとのエピソードまでたっぷり伺いました。

  • 宮崎謙介 (みやざきけんすけ)

    経営コンサルタント・テレビコメンテーター

    1981年1月17日生まれ、東京都出身。2012年、第46回衆議院議員総選挙で自由民主党から出馬し、京都3区で初当選。衆議院議員2期を経て議員辞職。現在は経営コンサルタントをメインに、テレビコメンテーター、講師として活躍。

    1981年1月17日生まれ、東京都出身。2012年、第46回衆議院議員総選挙で自由民主党から出馬し、京都3区で初当選。衆議院議員2期を経て議員辞職。現在は経営コンサルタントをメインに、テレビコメンテーター、講師として活躍。

  1. ブログの魅力は読者との距離の近さ
  2. 何気ない日常が気づけば思い出に
  3. ブログは夫婦の交換日記。改めて気づく一面も
  4. 増えてきた“夫婦“のファン「だいぶ好感度が上がりました?(笑)」

ブログの魅力は読者との距離の近さ

ーーブログをはじめたきっかけを伺ってもよろしいでしょうか?

会社員時代には人事ブログ、それから議員ブログも書いていたので、発信することは習慣化していたんです。議員を辞めて、どうしようかな?と思っていた時期に知人から勧められてAmebaブログと出会いました。

はじめは、細々と「誰かに見られているかな?」くらいの気持ちで書いていたんですが、アクセスが急激に伸びたのはお弁当の写真をアップするようになってからですね。

【画像】笑顔で話す宮崎謙介さん

息子にお弁当を作らなくてはいけないタイミングだったので、いろいろと試行錯誤していたんですが、奥さんには「お弁当をアップするなんて勇気あるね」と言われました。

みなさんに見せることで、自分の中の意識が変わっていくし、成長できるっていうのはありますね。自分を追い込まないと進化しないじゃないですか。お弁当もそうです。

でも、はじめて自分が作ったお弁当の写真を見返すと、よくこんなのアップしていたな……と(笑)

【画像】宮崎謙介さんが息子さんに作るお弁当

「息子はもうすぐ小学生。弁当が終わっちゃうからさみしいんですよ」と宮崎さん。

はじめて訪れたお店で職人さんが「いつもブログみてるよ」と言ってくれ、「お弁当には色は赤、黄、緑を入れるといいんだよ」と、料理の彩りについて教えてくれることもありました。

他にも、息子と小田原城に行ったとき、目の前から歩いてきた方が「あ!宮崎さんじゃないですか!私、毎日ブログにコメントしているんですよ」って言ってくださったことがあって。

ブログって、テレビに出るよりも、みなさんとの距離が近いのがおもしろいですね。「たのしみにしている人がいる」というのがダイレクトに伝わるのはうれしいです。

何気ない日常が気づけば思い出に

日常って、意識しないと流れていくじゃないですか。ブログを書く前は「今日もなにもなかったな……」という日が結構あったんですけど、ブログをはじめてから、1日として同じ日はないことに気づきました。

【画像】手を挙げて話す宮崎さん

見返すことのできる思い出が増えました

写真を撮るようになるし、ひとつひとつの出来事やエピソードへの感度があがってきて、「これはブログに書けるな」という意識になるんです。

ーー仕事や子育てなどお忙しいと思いますが、いつブログを更新しているのか不思議でした。

わざわざパソコンを開いて書くのは、3日に1回くらい。「今年の抱負」みたいに本腰入れるときだけです。普段は、思い立ったらすぐアップしているんですが、忙しくなると「あれ、今日は何時間も更新できていない……」と思うこともある。

だからカレンダーアプリでブログの時間としてアラートをあげさせるようにしているんですよ(笑)。もちろん義務感じゃなく、たのしんで書いています。

あと最近気づいたのは、音声入力の便利さ。あれがすごい使えるんですよ!

移動中やちょっとした待ち時間など、いままでの活用できていなかった時間を効率的に使えるようになりました。

【画像】音声入力の様子を見せてくれる宮崎さん

実際に音声入力の様子を見せてくれるサービス精神旺盛な宮崎さん

僕が思うに、ブログは他のSNSとの大きな違いがあって。

Amebaブログは、スタッフさんがケアしてくれているので、コメント欄が荒れないというのが、発信する側としてめちゃくちゃありがたいんですよ。すごく手がかかっていると思いますけど、それが大きな精神安定になってる。

僕は、意外と平和的に物事を進めたい人で、人間の負の部分をあんまり見たくないので(笑)。

ブログは夫婦の交換日記。改めて気づく一面も

ーー奥様の金子恵美さんがブログをはじめたときは、宮崎さんが勧められたのでしょうか?

いや、奥さんが自分からやりたいと言いだしました。
僕がブログをたのしそうに更新している姿を見て、「私もブログをはじめようかな」って。

ガラケーとiPadしか持っていないし、大丈夫かな?と。めちゃくちゃ心配だし、彼女は意外とマメじゃないので、絶対続かないと思っていたんです。

でも、意外とちゃんと続けているんですよね。
「今日はネタどうしよう……」とか言っていると、写真さえ撮っておけば、そこからストーリーが生まれるから、写真をたくさん撮ったほうが良いとアドバイスしました。

【画像】宮崎謙介さん、金子恵美さんファミリー

息子さんのリクエストで観覧車に乗ったことをブログに綴った宮崎さん。「私もこう見えて高所恐怖症です」

ーー奥様のブログは読まれていますか?

全部読んでます。お互い読んでいるし、なんなら親戚中みんな見てますよ(笑)。義母もたのしみにしていて、「孫の様子がわかるからありがたい」と言ってくれています。

奥さんのブログを読むと、考え方がわかったり、仕事に対するスタンスも見えてくるのがあって。結構、真面目なんですよね。ブログを見て気づいたこともたくさんあります。気にしてなさそうに淡々とやっていたのに、あれ意外と気にしていたんだ!ということがあったり(笑)。

ブログは、夫婦の交換日記のようないいツールです。

【画像】金子恵美さんブログより

ご夫婦ならではのやりとりも注目を集めています(金子恵美さんのブログより)

お互い言いにくいことをネタっぽく指摘しあったり、普段言わないことなんかもブログに書けるので、そういうのもいいですよ。

――なるほど。ほかに夫婦円満のために意識していることはありますか?

本音で物事を言い合うこと。最大限許容するし、理解を示すことですかね。

【画像】あごに手を当てる宮崎謙介さん

「世の中的には、奥さんがすごく許容をしていると思われているんですけど(笑)」

彼女は大きな案件に対してはドーンっと許容してくれて、引っ越し先や家具選びなど、日常生活の細かいことは全部僕が決めているので、良いバランスが取れています。

増えてきた“夫婦“のファン「だいぶ好感度が上がりました?(笑)」

でもたまに、夫婦で対立することもあるんですよ。
小さなことですけど、「奥さんは水餃子、僕は焼き餃子がいい!」みたいなね。

僕、フレンチトーストが好きで、一晩漬け込んで作ったりするんですよ。
あるとき「好きなものをかけ合わせて作ったらどうなるのかな?」と思って、豚骨ラーメンのスープをパンに浸してフレンチトーストにしてみたんですよ。僕は意外と嫌いじゃなかったんですが、奥さんは「気持ち悪い」と言って一口も食べなかったんです。

【画像】残念そうに笑う宮崎謙介さん

ブログでアンケートをとったら『金子さんに一票』が多数で僕が負けました(笑)。

先日も、奥さんが「貴婦人っぽいスリッパが欲しい」と言い出して。「貴婦人っぽいスリッパって何?」と思いながらも、一応探して回ったんですけど、なかなか見つからなくて。

それをブログに書いたら、みなさんが「これじゃないですか!?」ってたくさんコメントをくれて、正解にたどり着いたんですよ。奥さんは「これこれ!」って喜んで履いていますよ。

みなさんに我が家に介入してもらっている感じですね(笑)。

【画像】貴婦人スリッパ

お友達のお家にこのスリッパが置いてあったのを見て「いいなぁ」と思っていたそう

奥さんがブログをはじめてから、掛け算のように自分のブログのアクセスもバーンと伸びた感じがありました。「ふたりのファンです」という方が増えたかもしれない。

そういう意味では、ブログを読んでくれる方が広がったのはうれしい点ですね。

もともと金子さんのファンだった方が見に来て、「宮崎、意外といいやつじゃん」「ファンになりました」と言っていただくこともあるし、自分のブログを見た方が、奥さんの表では見せない天然な一面を知って好きになっていただくこともあります。

ーーご夫婦で共演されることも多いですよね。

ブログに書いたことが反響を呼び、番組に呼んでもらったり、夫婦でブログを書いているからこそ、仕事に繋がった実感もあります。意外と業界の人も見ているんですよね。

【画像】頬に手を当てる宮崎謙介さん

あと「嫁が毎日見てる」って言われることも多いです。先日、高校の同級生と会う機会があったんですけど、「ブログをうちの嫁が毎日見ているらしいんだけど、受験終わったらしいな」「良く弁当作ってんな」って。

以前は「宮崎くんと飲みに行くのはダメ」って言ってた友人の奥さんが、僕のブログを読んで「宮崎くん?どうぞどうぞ。行ってきていいよ」と。

だいぶ好感度が上がりました?(笑)。ブログを書いていてよかったな。

取材・文AmebaNews編集部

撮影山口真由子

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