「ファンの皆さんとの文通のようなもの」宮本佳林流・ブログ活用法

9歳でハロプロエッグ(現・ハロプロ研修生)に加入し、芸能生活をスタートさせた宮本佳林さん。すでに、人生の半分以上を歌手として生きています。

Juice=Juice卒業後に開設された彼女のブログには、アイドル活動中の歴史や想いを綴った「自分史」がアップされ、話題になりました。

TwitterやInstagram、TikTokなどのSNSだけでなく、ブログをとても重要視しているという宮本さんに、自分のことを言葉にして積極的に発信するたのしみについて伺いました。

  • 宮本佳林 (みやもと・かりん)

    歌手

    1998年12月1日、千葉県生まれ。2013年にJuice=Juiceとしてデビュー。昨年末に同グループを卒業しソロとして歌手活動をスタート。2021年12月1日、23歳の誕生日当日に、ソロ名義でのファーストシングル『どうして僕らにはやる気がないのか(2021)/氷点下/規格外のロマンス』をリリースする。趣味は空想、妄想、推しについて早口でまくしたてること。

    1998年12月1日、千葉県生まれ。2013年にJuice=Juiceとしてデビュー。昨年末に同グループを卒業しソロとして歌手活動をスタート。2021年12月1日、23歳の誕生日当日に、ソロ名義でのファーストシングル『どうして僕らにはやる気がないのか(2021)/氷点下/規格外のロマンス』をリリースする。趣味は空想、妄想、推しについて早口でまくしたてること。

  1. ブログに自分史を綴った理由
  2. ステージをさらにたのしんでもらうためにブログがある
  3. ブログは思考や気持ちの整理の場
  4. ブログはファンの皆さんとの文通のようなもの

ブログに自分史を綴った理由

【画像】微笑む宮本佳林さん

宮本佳林としてひとりで活動をはじめて、最初に開設した発信の場がAmebaブログです。

まずやったのは、Juice=Juiceとしての卒業公演の裏側と感謝の気持ちを記事にすること。

そして、2本目からはこれまでの自分の活動や歴史を振り返ってまとめた自己紹介的な内容の記事を投稿しました。

子ども時代、ハロプロエッグに加入した頃、スマイレージやモーニング娘。のオーディションに不合格して落ち込んでいた頃、そしてJuice=Juiceに加入してからなど、年表みたいな感じですね。

ファンの方には、「布教用に使って下さい」って伝えました。

【画像】手を頬に当てる宮本佳林さん

私自身が、いろんなアーティストや漫画のファンだし、オタクなんです。
「どんな人なんだろう?」って思ったときに、調べるのって結構大変じゃないですか。

もちろんたのしいし、その過程も好きなんですけど、私としては、「この人のこと、一発でバーンと知りたい!」って気持ちになる。そして、オタクとして鼻高々に語りたい(笑)。

だからこそ、「私がまとめておけばファンの人も便利なんじゃないかな?」って考えました。

ステージをさらにたのしんでもらうためにブログがある

【画像】目線をそらす宮本佳林さん

私がいつも頑張っているのは、表現であり歌。
あくまでそこを軸にしつつ、ブログではバックステージとか、興味あることを書いています。

「あのとき、こんなことを考えてたんだ」とか「この子はこんなものが好きなんだ」ってわかると、パフォーマンスでも見え方が変わってくるんじゃないかな?って思うんです。

私自身の「つらい」という気持ちだって、表現に繋がっているし、実際にそういう時期があったんです。ステージで歌うときも、私の表情に活かせているといいなと。

【画像】正面を向く宮本佳林さん

でも、曲の世界観や「歌っている私」のイメージが壊れることはしたくないんです。

でも、私は子ども時代、芸人を目指している時期があったくらい、おもしろいこと、その場が明るくなることやふざけるのも大好き。その気持ちを抑え込んでいると、もやもやするし、隠しません。

実際の姿をブログで知ってもらって、さらに私を好きになってもらえたら嬉しいなと。
ブログを見て「変な人!」ってなったら申し訳ないんですけど、それで引いちゃうってことは、「パフォーマンスで惹きつける力が足りなかったんだな……」と考えるようにしています。

ブログは思考や気持ちの整理の場

【画像】あごに手をあてる宮本佳林さん

ブログの更新は、ほぼ毎日。たのしかったこと、ライブのこと……書くことで「今日のハイライト」を毎日作っている感じですね。

読んでいただけることもうれしいし、まずは書くことで、私自身がたのしみながら反省や振り返りができるんです。

ノートに内緒に書くのもいいけど、自分だけのメモだと忘れちゃう。
「人に伝えよう」とすると、文章もずっとわかりやすく書けるんです。

毎回張り切らなくても、リピートしたいと思った化粧品とか、ツアーで訪れた場所とか、匂いや景色を事細かに文章に残すことで、「あの時はこんな会話したな」とか「こんな気持ちだったんだな」とか、記憶に色濃く残ります

【画像】左上を向く宮本佳林さん

私は小さい頃から作文が好きで、表現も感情、手触り、匂いをどう言葉するか考えるのがたのしいんです。SNSだと気軽に投稿できるけど、振り返りたくてもポンと流れてしまうから、ブログはやっぱり記録の場だなあって。

日々、頭の中や気持ちを文字に起こすことで思考が整理されるし、気持ちにブレがなくなる。
だから、こうやって取材を受けるときにも、お話ししやすいんですよ。

ブログはファンの皆さんとの文通のようなもの

【画像】顔の横で手を開く宮本佳林さん

私、「怖い」って言われるくらいエゴサしてます(笑)。ブログも読みに行きます!

ブログは、「今日もおつかれさまです」「明日もいい日にしようね」と呼びかけています。他のSNSとは、使い方がちょっと違うかなと。今日私が感じたうれしかったことをまとめて振り返ることで、「誰かを幸せな気持ちにできるかな?」って。

やっぱり、見てくださる、反応してくださる方がいるのはありがたいこと。「毎日更新してくれてありがとう」「たのしいね」と言ってくれるみんながいるから、「書かなきゃ!」というより、自然に更新出来ているです。

ファンの方との文通というか、恋人とのLINEみたいな感じなのかな。歯磨きルーティーンと一緒になっているんです。

【画像】正面を見る宮本佳林さん

よく、ライブレポをTwitterでハッシュタグつけて投稿してくださるファンの方がいらっしゃいます。

Amebaブログでレポがあると絶対読んじゃいます。「あ、日替わり写真買ってくれたんだ」とか「あ、あのグッズは売り切れちゃったんだ」って、面白いんですよ。メンバーカラーにしてくれたり、背景を変えたり、工夫が見えるとさらにうれしい。

ブログは自己満足でもあるけど、好きなものを発信すると、それで知ってくれる人もいる。「ひとり仲間が増えた!」と思えるし、書くだけでたのしいんですよ。

みなさんにも、ぜひやってみて欲しいですね。

【画像】ピースする宮本佳林さん

普段から「ファンの方のブログを読みに行く」という宮本佳林さんへあなたの想いを届けませんか?

集まった投稿は全て宮本佳林さんご本人にシェアさせていただきます!

詳細はこちらから。
https://rd.amca.jp/zCxfjeEM5DEO2OAO9Gfl

取材・文小沢あや(ピース株式会社)

編集AmebaNews編集部

撮影曽我美芽

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