ハリ低下を感じた肌の内部で起きてることって? “マットレスみたい”が合言葉!目からウロコの肌構造レッスン

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ロート製薬
推しえて!オギャドキ倶楽部!

スキンケアはバッチリ!日々がんばっているオギャドキの2人。でも…「最近なんか輪郭が前よりゆるんだ気がする」「昔はもっと肌がパンッとしてたよね…?」と悩みを話し合うことが多いんだとか。2人が引っかかったのは「見た目の変化を感じる時って、肌の中で何が起きてるの?」という根本のところ。

そこで「これはもうプロに聞くしかない!」と、製薬会社として肌研究に強いロート製薬へGO!

長年スキンケア開発に携わっている黒木さんに、肌の構造から年齢とともに起きる変化まで、みっちり教えてもらえることに。“目からウロコな学び”を、同じ悩みを抱える皆さんにもシェアしていきます!

Ameba公式トップブロガー最強コンビ“オギャドキ”こと、オギャ子さん(右)とyuki(ドキ子)さん(左)。日常のあれこれや家族とのエピソードなど、それぞれの視点で赤裸々に綴った等身大のブログが人気を博し、「Blog of the Year 2019」ではともに殿堂入り。コラボグッズや書籍出版など、ブログを起点にさまざまな分野で幅広く活躍中!

オギャドキ

黒木さん、突然の訪問失礼します!最近肌に衰えを感じているんですけど、どうして肌が衰えてしまうのか聞きたくて…!日々のスキンケアがどう影響してるのか、わかんなくなっちゃったんです(泣)

どうか教えてください!!

黒木さん

(わ、勢いがすごい!)は…初めまして!ロート製薬スキンケア開発部の黒木と申します!

10年くらい基礎化粧品を担当してきた知識をフル稼働して、お二人の悩みにお答えしていけたらと思います。今日はよろしくお願いしますね。

オギャドキ

お願いしますーー!(鼻息荒め)

オギャ子

突然ですが、私、最近めちゃくちゃ寝不足なんです!

そんな状態で年下の仕事関係の方や、友達に会うと「とんでもない地獄」を感じるんですよ。みんなプリプリなのに、私の肌はしょぼんってしてるような気がして…。

ドキ子

そうなの!私は冬の乾燥で、肌にハリがなくなったなーって感じているんです。

子どもたちの肌を見るととプルプルしていて、中身が詰まっているのに柔らかい…。そんな感想を抱くんですが、「年齢を重ねた私たちの肌とは何が違うんだろう?」っていう話をオギャ子ちゃんともしてて。

オギャドキ

なぜ?なぜ肌ってハリがなくなってきちゃうんですか!?

肌本来の力を信じる。ロート製薬の研究に向き合う心持ち

黒木さん

じゃあ、ちょっとお勉強風に解説していきますね。まず、ロート製薬は「肌が自分で元々持ってる力をちゃんと働かせてあげるには、何が必要なんだろう?」というところをずっと研究してるんです。

私たちが“グロウスキン”と呼んでいる、年齢や季節、ちょっとした生活の乱れにもゆらぎにくい、しなやかでタフな肌を目指しているんですよ。

また、今って「なんか良い気がする」っていう感覚だけじゃなくて、科学的な裏付けと実感の両方が求められる時代ですよね。だからこそ、研究の知見と実際の使い心地、どちらもきちんと届くものをつくりたいと思って日々研究に向き合っているんです。

オギャドキ

しゅごい…!

私たち、変化にはなんとなく感じるけど、使うスキンケアには裏付けとか求めがちかも。

黒木さん

ですよね。私もそういうところがあるのですごくわかります!では、スキンケアをする肌の構造について説明していきますね。

まるでベッドのマットレス?肌の構造のお勉強!

黒木さん

私たち世代になってくると肌のゆるみ(※)が気になってきますよね。
その時によく使う例えが「肌はマットレスみたいな構造になっている」という話なんですけど、聞いたことありますか?

※ハリがなくキメが乱れている状態。 

オギャドキ

マットレス?…ないです!

黒木さん

まず一番上にあるのが、ベッドでいう“シーツ”である角質層です。とにかく薄くて、表面をふわっと覆っている層です。

そのシーツの下に広がっているのが、真皮です。ベッドの“ウレタンやクッション材”にあたります。肌において、ハリや弾力を実際につくっているメインの層になっています。血管も通っていて、肌の状態にすごく影響する要の場所なんですよ。

そして一番下、真皮のさらに奥にあるのが、ベッドでいう“スプリング”のような役割の脂肪層です。下からぐっと肌全体を支えてくれています。

この真皮から脂肪層までが、いわゆるハリ・弾力を支えるゾーンです。年齢とともにここが弱ってくると、なんとなく輪郭がぼやけたり、しょぼついた感じに見えてくる…という仕組みなんです。

ドキ子

なるほど。すごくイメージがつきました。

オギャ子

よく聞く「コラーゲン」は、どこにあるんですか?

黒木さん

それはクッション材みたいな役割とお話しした真皮の中です。ここにはコラーゲンやエラスチンがギュッと詰まっているんです。イメージ的には、ウレタンの中身みたいに、内側から肌を支えているような感じですね。

このコラーゲンやエラスチンは真皮のもっと深い層で日々つくられていて、その積み重ねが、ふっくらした弾力を感じる肌へと繋がるんです。

オギャ子

(私の真皮は、ちゃんとコラーゲンつくってくれてるのかしら…)
ちなみに、自分のマットレスがへたってるかどうかってどうやったらわかるんですか?

黒木さん

うーん、実は可視化はできないんですけど、見た目のなんとなくの変化で気づけるかもしれないです。

さっきお話ししたベッドのスプリング(=脂肪層)の支える力が弱ってくると、上からのライトで影が強く出たり、ふとした角度で「あれ、ゆるんでる?」って感じる、お二人が言っていたような、あの現象が起きやすくなるんです。

マットレスもお肌も経年劣化していっちゃうの?(泣)

オギャ子

なるほど!

あの…マットレスも使っているうちに劣化していくように、肌も年齢とともに、経年劣化ってしていくってことです…か?

黒木さん

残念ながら、答えは「はい」です。年を重ねると少しずつ構造が踏ん張れなくなって、どうしても重力に負けやすくなるんです。

オギャドキ

へたったマットレスってもう直らなそう…(怖い!)

黒木さん

そこを、なるべくへたりにくくするにはどうすればいいかを探すのが、まさに私たちの研究なんです。

ドキ子

ありがたい!具体的に聞きたいです!

超密度なハリをつくりだす鍵は血管!?

黒木さん

私たちの研究について、ちょっと詳しく説明しますね。2022年には肌を引っぱってハリを支える細胞の力(張力)に注目した研究を発表しました。また翌年には表皮が真皮をキュッと引き上げる仕組み(つり上げエラスチン)の研究もしてきました。

最近ではさらに一歩進んで、“超密度なハリ”をつくるための鍵は何か?を突き詰めた結果、細胞の多様性と血管に行き着いたんです。

オギャ子

血管!あまり意識したことなかったです!

黒木さん

私たちも、これまではベッドでいうシーツ、つまり角質層の下の面までを人工皮膚で再現して評価していました。でも実は、もっと深いところにも別の細胞がいて、コラーゲンやエラスチンを生み出すことでふかふか感をつくっているんだよな、と。

年齢を重ねると、その細胞たちのバランスが乱れやすくなるので、上の層をがんばらせても下がスカスカ…ということが起こりがちだったんですよね。

そこで、ハリを支えているのはもっと深い層の細胞たちも大事だよね、ということでウレタン層、つまり真皮に注目したんです。

ドキ子

なるほど。そうなると支える力そのものが強くなるってことですか?

黒木さん

そうなんです。人工皮膚で細かく検討していく中、細胞がちゃんと働くためにはどんな環境が必要なんだろう…って突き詰めていったら、鍵になるのが血管でした。

▲血管があることで、コラーゲン合成細胞の多様性が回復したことを確認できた。

黒木さん

人工皮膚の中に血管の構造を再現してみたら、細胞同士の関係性がより本物の肌に近い環境になって、深い層でどんな変化が起きているのかも見えるようになりました。

また、コラーゲンをつくるのに関わっている細胞の種類や、それぞれの細胞の担当領域のようなものがわかり、構造的な変化を前よりも正確に追えるようになったんです!(ちょっと興奮)

オギャドキ

おお!なんかすごい!

スキンケアと血管って関連するの?

ドキ子

え、でも化粧品って基本的に角質層にまでしか届かないのかなって思っていたんですが、どうやって血管まで働きかけるんですか?

黒木さん

いい質問! 私たちは浸透(※)を助ける技術をいくつも開発していて、成分が角質層でしっかり働くことで、結果としてその下にいる細胞たちにも良い反応が起こるということを、理化学研究所と共同で作った人工皮膚で確認していました。

そこで、血管を再現した人工皮膚でも試してみたところ、コラーゲンをつくる細胞の種類が増えたり、それぞれの細胞がより活発に働いたりする様子が見えてきました。その結果、いろいろなタイプのコラーゲンが増えていることもわかったんです。

角質層まで

血管ありの人工皮膚で評価したところ、さまざまな種類のコラーゲンが増えたことがわかる。

黒木さん

人工皮膚に力を加えて弾力を測るテストを行うと、 血管を再現したモデルのほうが弾力を示す指標がしっかり上がっていることがわかったんです。

これは肌の内部がきちんと支えられている状態に近づいている時の典型的な反応で、 深い層での環境が整っているサインとして認識されているんです。

ドキ子

すごい!じゃあ、シーツだけベッドメイクするんじゃなくて、マットレスから日々整えていくような感じですね。

オギャ子

なるほど。コラーゲンをつくる環境が整うとマットレスがへたれにくくなるっていうイメージが湧いたわ!

エイジングも怖がりすぎないで!肌の構造を知ってスキンケアを楽しもう!

黒木さん

まさにそのイメージです!そこまで伝わっていたら研究者としては本当にうれしい限り!

構造の話って専門的になりがちなんですけど、マットレスの例えでピンときてもらえると、一気に肌の見え方が変わりますよね。

ドキ子

今日聞いたみたいに肌の中で何が起きてるかを知ると、普段なんとなくやってたスキンケアに意味が生まれるというか…。

「あ、肌のあの層を整えてあげる時間なんだな」って、見えない部分への意識が生まれて自分の肌に愛着がわいてくるかも(笑)。

オギャ子

わかる!へたれてるのって表面だけじゃないんだって知った瞬間に、スキンケアを見る目が変わったかも。エイジングは気になる部分だけど、すごく前向きにスキンケアに向き合えそうです!

黒木さん

自分の肌の仕組みを知った上でケアしてもらえるのって、理想的なんです。

いろいろ難しいお話もしましたが、日々楽しんで、スキンケアを前向きに続けるきっかけになってくれたらうれしいです!

※エイジングケア=年齢に応じたうるおいケアのこと


実際に話を聞いてみると、2人とも「肌ってそんな仕組みだったの!?」と驚きの連続。肌の内部を理解することで、普段なんとなくやっていたスキンケアの意味が一気にクリアに見えてくるのが面白いところですね。

今日からのケアが少しだけ自分に寄り添うものに変わる、そんな学び時間になりました。

取材・文AmebaNews編集部

撮影山口真由子

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