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女性ユーザーたちが発言小町を使う理由

6月02日 01時30分

おしゃべり
photo by theAthena
1999年のサービス開始から10年、今や巨大サイトとなったYOMIURI ONLINEの『発言小町』。2008年5月には携帯向けサイト「ケータイ大手小町」内のコンテンツ「発言小町」も含めて月間1億PVを達成したのだとか。それほどの人気の秘密は一体どこにあるのでしょうか?

発言小町のメインユーザーは主に20代~50代の女性が中心で、1日の投稿数は約3000件にもなるのだとか。これほどの数のユーザーたちは、発言小町に何を求めて集まっているのでしょうか?

まず、「小町で学んだこと」というトピックスの内容を見てみましょう。

【小町で学んだこと】


いつも小町を楽しませていただいております。
さて、私は小町歴3ヶ月の若輩者ですが、そのわずかな間に、多くの新しい知識を得られた気がします。

こんなマナーがあったんだ!
こんな考え方があるんだ!
こんな人がいるんだ!
これが今の常識なんだ!
こんなおすすめの品があるんだ! 等等。(中略)皆様も小町で知ったこと・学んだことありますか?硬軟とりまぜて、いろいろ教えあう場になればいいなと思います。

この質問には256本ものレスが。その内容に「ユーザーが発言小町を使う理由」を探る手がかりとなるものがありました。

【理由1:発言小町は情報交換・学びの場】


・レスを読みながら、文章に良いセンスをお持ちの方から学んだり。
実質的な事、掃除の仕方や料理のアイディア等。
化粧品や嗜好品の存在と種類。
それから、心の病気についても学びました。

・マナーやオススメ家電なども参考にさせてもらってます。

・私は男ですが小町を通して女性の本性を少し垣間見れた感じがします。

・専業主婦って実はこんなにバカにされてるのかと知りました

・世の中には暇な方が多いんだな、ということですね。
いや、かく言う私も暇なんですけどね。

・言葉って本当に大切で、またちょっとしたニュアンスの違いだけでも
誤解を産む危険をはらんでいるのだとつくづく痛感しました。

・手作りの食べ物を嫌がる人がとても多い

・一番勉強になったのは、友人にお金を貸してはいけないこと。
借りた後の態度で、その人の底が見えますね。

・不特定多数の掲示板では、何でも相談できるわけではないということを学びました。

・「潔く間違いを認める人と正直者は好かれる」
さんざんバッシングされたトピ主さんが、率直に反省して謝ると、温かい応援レスがついたりします。

・自分を良く形容すると、叩かれる事も改めて学びました。特に、容姿に関しては、怖いほど。だから、実生活では女性にほめられても、必ず謙遜するようにしています。

・人間関係について学ぶ事たくさんありました。
自分の考えている事、感じている事が全てではない事。
なので決め付けることなく、余裕を持って世の中の事を見ていきたいと思っています。

・世の中っていろんな人がいるんだな~と、ある意味学びましたよ。

実に多くのユーザーが、発言小町を通じて色んなことを学んだという内容のコメントを寄せています。皮肉や反面教師的な意味のものも含まれていますが、どちらにせよ発言小町を「情報交換の場」「学びの場」と捉えているユーザーは多いようです。では、どんなことを学ぶ場なのかというと、「礼儀・マナー」や「育児」「冠婚葬祭」「親戚付き合い」「病気」などが多く取り上げられているように見受けられます。つまりかつては親やご近所を通じて知ることができた、ごくごく当たり前だったもの。そうした情報を現代の女性たちが欲しているという表れなのでしょうか。

さて、発言小町はユーザーにとっての「学びの場」としての役割なのかというと、もちろんそれだけではありません。レスには他に、こんなものも多くありました。

【理由2:発言小町は人との触れ合いの場】


・世の中には見ず知らずの人間に優しくしてくれる人がこんなにいるんだと思いました。

・おかげさまで、友人や自分の気持ちが前より理解できるようになりました。ありがとう、小町の皆さま。

・垣間見える人生模様に圧倒されたり、共感したり。職場と家の往復が多い自分には、まさに現実を知る貴重な場?

・育児…こんなに大変だなんて思わなかったけど、みんな同じように苦しんで悩んで頑張ってるんだって知りました。私もなんとか頑張っていけそうです。ありがとう。小町。

・人は所詮他人には厳しいと、いうこと。
だから私はここに悩みトピを立てることはしません。怖い怖い。

・今の時代なかなか愚痴を言える環境ってないと思うのです。(中略)小町という場所で意見や考え方を他者から学べ共感しあえたりできるのは、この企画を考えていただいた小町様のお陰だと本当に感謝しています!

先述の"情報交換"に対して、こちらはもう一歩踏み込んだ"心の交流の場"といったところでしょうか。女性たちは心の隙間を発言小町で埋めようとしている…なんて考えるのは安直過ぎるかと思いますが、発言小町を現実の人間関係に替わるものと捉えているユーザーは少なくないようです。現実の世界での女性たちの"おしゃべりの場"は、男性が想像する以上に減っている、ということなのでしょうか。

「学びの場」「交流の場」に続いてもうひとつ。発言小町を「ストレス発散の場」と捉えているユーザーもいるようです。やはり、これは匿名で発言できる掲示板の性質というところでしょうか。

【理由3:発言小町はストレス発散の場】


・ネガティブで憂さ晴らし的なレスポンスを見るのはげんなりします。

・小町の意見をあまり取り入れすぎるのもどうかと思いますよ・・・・
当たり前のことですが、口を出したい人が書き込むので、
マナーとか不快に感じることなどは過剰ともいえる書き込みの時も多いです。

・みんな隠さないで言いたい放題。それでいいと思う。だって現実の世界では、みんな我慢して理性で抑えてるんだから。だから小町でストレス発散させてやろうよ。

・小町のある愚痴のトピに
直接ご本人に言ってみてはいかがでしょう?
というようなレスをしたら他の方に
「直接言えないから愚痴るんですよ」と言われて目から鱗でした。

さて、「発言小町を使う理由」を探る上で、もうひとつトピックスをご紹介。ズバリ「皆さんにとって小町はどんな存在ですか?」というトピックスを発見したので、その内容を見てみましょう。

「皆さんにとって小町はどんな存在ですか?」
私にとっての小町は、「少々辛口の人生のお師匠さん」って感じです。皆さんにとって小町はどんな存在ですか?また、どのように利用されていますか?

この質問に対するレスもやはり、大きく「学び」「交流」「ストレス発散」の3つに分けられるようです。

【情報交換・学び派】


・人間関係が多くない私にとって、物凄く勉強になる場所です。知らなかった知識、色々な立場の方の感じ方や対処方法とかを知る事ができます。

・「世の中こんな人いるんだ!よかった。私の周りは普通で」と思える安心材料です。

・いわゆる「今時の若い嫁」たちの素顔が恐ろしい。
「若い人たちの本音ってこんななの・・・」と思うともう偏見のまなざしで見てしまう。

・世の中って変な人が多いな~って最近思うけど、そういう人達の心の中ってわからないじゃないですか。その人達の声や本音を聞けるような気がします。正直、気がめいることの方が多いですけど、覗き趣味なんでしょうかね~、つい見てしまいます。

・どこかへ旅行する時は、本当に役立つ掲示板だと思います。
ガイドブックには載っていない穴場の場所など教えてくださる方もいるので、助かります。

・「今、こういう考えが当たり前になってきたんだ~」とか、「ずいぶん勝手な考えの人もいるもんだな…」と、そういった人が日本に存在することを知る情報源にもなっています。

【心の交流派】


・困った時の参考、同じ想いの共有、知らない世界を知る、と勝手にはまっております。
心の支え、心の友です。

・友人知人はいますが、話題にしたり相談するのが面倒な時があります。たとえ3人に聞いた所で3通りの意見しか聞けず、だったら小町で幅広く聞いてみようと思います。それに辛レスをもらうのもとても参考になります。友人にそれは期待できませんからね。

・相談する相手や話し相手がそばに居ないとき、これほどピッタリなサイトがあるでしょうか。

【ストレス発散派】


・気持ちが健康な時には外へ行ったり、もっと明るい事を考えたり、悩みもないので利用しませんが気持ちが不健康になっているときは、ここに立ち寄っている時が多いとわかりました。

・皆さんのレスを読んでいると10数人の大きな輪で井戸端会議しているような。特別に役立った経験はないですけど、しゃべってストレス解消したようなスッキリ感はいただいています。

・友人同士でお茶飲みながら自慢や虚言をおりまぜつつたわいのないおしゃべりを延々続けているひまつぶし掲示板、それが私にとっての発言小町です。

「学びの場」「交流の場」「ストレス発散の場」と、これらは一般的な匿名掲示板を使う理由と大差ないかと思いますが、しかしそれぞれの性質を細かく見てみると、たとえば"2ちゃんねる"などを使う理由とは少しずつ異なっているようです。筆者が感じた限り、女性たちは真面目なこともくだらないことも気兼ねなく話し合えるおしゃべりの場を求めているようです。発言小町は、女性が気軽に集まれる現代の井戸端会議、といったところなのでしょうか。

written by トレンドGyaO編集部

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