マイスピ

伊勢神宮の憂鬱。ウチはマフィアじゃありません!

11月06日 10時00分

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芸能界の麻薬汚染が世間を騒がせています。

大麻や薬物所持容疑で逮捕者された有名人のニュースはみなさんご存知の通り。すでにこうした情報には食傷気味の方も多いことでしょう。

さて近年、麻薬事件が報じられるたびに渋い表情なのが神社の中の人。つまり神職の方々だったりします。いったい彼らに何があったんでしょう。

答えは「大麻」にありました。

実は「大麻」といえば、神社界にとっては、神棚にまつる伊勢神宮のお札で、麻薬とは無縁の神聖なもの。もともとお祓いに使われた麻だったものが、お祓いを受けて授けられるお札のことも指すようになったんですね。

ちょっと広辞苑をひもといてみました。それによると「大麻」とは、まず「伊勢神宮および諸社から授与するお札」の意とあり、麻薬としての説明は4番目に挙がっているんです。

神社本庁によると、全国8万の神社を中心に氏子に毎年頒布される伊勢神宮のお札は神宮大麻とも呼ばれ、900万体が頒布されているんだそうです。

ところが、今では大麻は犯罪のイメージと結びつき、神職らも大きな声で参拝者に「大麻の頒布です」と話しにくく、頒布が伸び悩んでいるのだとか。うーむ、これは由々しき一大事です。
 

全国の神社の多くが加盟する神社本庁では、5月に開かれた定例評議員会で、「『大麻取締法』を『マリフアナ等の取り締まりに関する法律』に変えてほしい」という訴えも出たそうで、みなさん賛同の意を示されたとのこと。

伊勢神宮は2013年に、20年に1度の式年遷宮を控えています。あと4年で、大麻という言葉についたネガティブなイメージを払おうとと神職の方々も切実だったりするのです。

ただ、厚生労働省の監視指導・麻薬対策課は伝統文化は尊重したいとしながらも「大麻は大麻。法律名を変えるのは難しい」との見解を示しておられるそうです。

言霊の国・日本。神様ゆかりの大切な言葉がどのように扱われようとしているのか、しばらく動向を見守りたいと思います。


asahi.com

(逢坂 杏)
 


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