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【夏休み海外旅行特集】伝説の麻薬島・パンガン島に行こう 前編

7月01日 22時00分

 微笑みの国・タイランドには、かつて麻薬島と呼ばれていた島がある。その島の名はパンガン島といい、タイ語では“コパンガン”と呼ばれている(コとはタイ語で“島”という意味)。このパンガン島は欧米人パックパッカー御用達の島として有名で、麻薬を求める旅行者たちでにぎわった。

 しかしそれは過去のことで、1990年代後半からは取締りが強化され、麻薬を堪能する旅行者が激減。マリファナやハシシ、マジックマッシュルームなどの麻薬が用意に手に入った頃と観光客の客層も変化し、最近は家族連れまで訪れるようになった。なによりも、ビーチの美しさは言葉で表現ができないほど素晴らしい。特にパンガン島のリンビーチは、アジアのなかでも3本の指に入る素晴らしさだろう。今回は、このパンガン島への行き方と、その素晴らしき魅力を前編、中編、後編としてお伝えしたいと思う。

 麻薬島と呼ばれていた伝説の時代は過ぎ去り、いまパンガン島に観光客を惹きつける“魅力”はフルムーンパーティーだ。これは満月の夜にのみ行われるレイブパーティーで、リンビーチの浜辺で数万人の観光客が酒を楽しみ、食事に舌鼓を打ち、ミュージックに酔いしれ、思うがままに身を委ねてレイブする。

 そんな島は、タイの首都・バンコクからさまざまな方法で行くことができる。旅行代理店では、パンガン行きのジョイントチケットを用意している。ジョイントチケットとは、タクシーやバス、鉄道、船などのチケットがひとまとめになった便利なチケットのことをいう。以下の解説文で「各ホテル」が出発地になっているときは、タクシーが迎えに来てくれることを意味する。次に乗り換えるべきバスや客船のある場所まで運んでくれるのだ。

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<パンガン島への行き方>
・バンコクからバスで行く
ルートは、バンコク市内→チュポーン港→タオ島→パンガン島という流れで、ジョイントチケットが売られている。バスは21時ごろにカオサン通り付近のバスターミナルから出発し、早朝5時ごろにチュポーンに到着。7時にチュポーン港から客船が出発するので、それまでレストランで2時間ほど休憩。そこから3~4時間ほどかけて、パンガン島に到着する。経由するダイビングで有名なタオ島で降りる客もいる。価格は850バーツ(約2250円)ほど。

・バンコクから鉄道で行く
ルートは、バンコク市内→ファランポーン駅(バンコク中央駅)→スラーターニー駅(プンピン駅)→スラーターニー港→サムイ島→パンガン島という流れで、ジョイントチケットが売られている。18~19時ごろに発車する寝台車両付き夜行列車に乗り、パンガン島にもっとも近いスラーターニー駅に向かう。朝の5~6時ごろに駅に到着し、そこで待っているバスに乗り換える。さまざまな旅行代理店のバスが待機しているが、ジョイントチケットを付近にいるスタッフに見せれば、どのバスに乗ればいいか親切に教えてくれるので安心しよう(パンガンパンガンと叫んでいるのがスタッフだ)。駅からバスで1~2時間ほどで港に行き、そこから客船でサムイ島経由でパンガン島へと向かう。価格は旅行代理店によるが、850~1000バーツ(約2550~3000円)が相場となっており、寝台が上段か下段かで価格が変化する。

・バンコクから飛行機で行く
ルートは、バンコク市内→スワンナブーム空港(バンコク空港)→サムイ空港→サムイの各港→パンガン島という流れ。2008年現在、これがいちばん早くパンガン島に行ける方法だ。スワンナブーム空港から飛行機で50~60分でサムイ島に到着する。そこから、タクシーやバスで港に向かい、パンガン島へと向かう客船に乗る。飛行機の場合、バスや鉄道で向かうときのようにジョイントチケットがないので、そのぶん手間がかかるかもしれないが、時間的にかなり早いので短期旅行者や快適な旅行を楽しみたい人にはお勧めだ。空港には、パンガン島に向かう客船について詳しい人や、港までのバスやタクシーのチケットを販売している人もいるので、かなり頼りになる。価格は2500~3000バーツ(約7500~10000円)するが、旅行代理店によって大きく価格が変化する。何か所も店をまわって安いところを探そう。

・チュポーンから客船で行く
ルートは、チュポーン港→タオ島→パンガン島という流れ。チュポーン港からは、多くのパンガン島行き客船が出ている。普通の客船の場合、およそ3~4時間でパンガン島に到着する。また、タオ島までならば夜行客船が出ていて、24時に出発して翌朝6時に到着する。チュポーンからパンガン島に向かう場合、、バンコクからのジョイントチケットより割高感を感じるはずだが仕方がないのであきらめよう。

2008年5月現在チュポーン発時刻表:
チュポーン 7:00発→タオ 8:30着→パンガン 10:30着→サムイ 11:30着
チュポーン 7:00発→タオ 10:00着→パンガン 11:30着→サムイ 12:45着
チュポーン 7:00発→タオ 9:30着→パンガン 11:30着→サムイ 12:40着
チュポーン 13:00発→タオ 14:30着→パンガン 16:10着→サムイ 16:40着

・プーケットから飛行機で行く
ルートは、プーケット空港→サムイ空港→サムイの各港→パンガン島という流れ。プーケット市内とビーチを同じ場所にあるものと勘違いしている人もいるが、プーケット市内にはビーチはない。プーケット市内からほどちかい場所にパトンビーチという浜辺があり、そこが日本人たちにプーケットビーチといわれている浜辺となっている。よって、パトンビーチからプーケット空港に行くにはけっこう時間がかかるので、余裕をみて移動したい。サムイ島には多くの飛行機が飛んでおり、価格はそこそこ高いが、アンダマン海からシャム湾にひとっ飛びしたい人にはオススメである。

<パンガン島から各地への行き方>
・バンコクへバスで行く
ルートは、パンガン島の各宿泊施設→パンガン島(トンサラ港)→スラーターニー港→バンコク市内という流れで、ジョイントチケットが売られている。スラーターニー港でバスに乗り、バンコクに向かうことになる。旅行代理店で売られているバスのジョイントチケットには豪華なVIPバスも存在するが、場合によってはミニバンや乗用車でバンコクまで移動させられたという旅行者もいる。どんなバスか、必ず確認しよう。ほとんどのバスが、翌日の早朝5~6時にバンコクに到着する。価格の相場は普通の快適なバスで800~1000バーツ(約2400~3000円)で、豪華なVIPバスは1300バーツ(約3900円)ほどになる。

2008年7月現在バンコク行き時刻表:
各ホテル 7:30発→パンガン(トンサラ港)8:30着→スラーターニー港 13:00着→バンコク 20:30着
各ホテル 11:00発→パンガン(トンサラ港)12:30着→スラーターニー港 18:00着→バンコク 5:00着
各ホテル 12:00発→パンガン(トンサラ港)13:00着→スラーターニー港 19:00着→バンコク 6:00着
各ホテル 13:00発→パンガン(トンサラ港)14:00着→スラーターニー港 20:00着→バンコク 5:00着
各ホテル 16:00発→パンガン(トンサラ港)17:00着→スラーターニー港 19:30着→バンコク 6:30着

・バンコクへ鉄道で行く
ルートは、パンガン島の各宿泊施設→パンガン島(トンサラ港)→スラーターニー港→スラーターニー駅(プンピン駅)→ファランポーン駅(バンコク中央駅)という流れで、ジョイントチケットが売られている。タクシーでホテルから港まで運んでもらい、客船でスラーターニー港へ。そこからスラーターニー駅までバスやミニバンで移動し、駅で寝台列車の乗り換えてバンコクを目指す。マレー鉄道の一部を北上する鉄道の旅を満喫できるのは経験として実に良い思いでとなるはず。車内で夕食や朝食を注文することができ、自分の席で食べることができる。アルコール、お菓子、なんでもそろっている。到着は翌日の早朝5時だ。価格だが、850~1000バーツ(約2550~3000円)以内で購入できるだろう。

・ハジャイへバスで行く
ルートは、パンガン島の各宿泊施設→パンガン島(トンサラ港)→スラーターニー港→ハジャイという流れで、ジョイントチケットが売られている。ハジャイはタイの都市としては最南端にあり、バンコクとは違った顔を見せてくれる商業の都だ。パンガン島からのアクセスは容易で、スラーターニーからバスに乗るこのジョイントチケットであれば当日のうちに到着することができる。マレーシアやシンガポールに向かう前に、ハジャイに一度寄ってみるのもいいだろう。価格は750~800バーツ(約2250~2400円)ほどで、夜便は50~100バーツ(約150~300円)ほど高い。

2008年7月現在ハジャイ行き時刻表: 各ホテル 6:00発→パンガン(トンサラ港)7:00着→スラーターニー港 11:30着→ハジャイ 16:00着
各ホテル 11:00発→パンガン(トンサラ港)12:30着→スラーターニー港 17:00着→ハジャイ 21:30着
各ホテル 12:00発→パンガン(トンサラ港)13:00着→スラーターニー港 17:00着→ハジャイ 21:30着
各ホテル 20:00発→パンガン(トンサラ港)22:00着→スラーターニー港 7:30着→ハジャイ 11:30着

・シンガポールへバスで行く
とてつもなく疲れるだろうが、マレー半島の先端・シンガポールにバスで行くことができる。ルートは、パンガン島の各宿泊施設→パンガン島(トンサラ港)→スラーターニー港→シンガポールという流れで、ジョイントチケットが売られている。まず宿泊施設にタクシー(またはミニバン)があなたを迎えに来るので、それに乗ってパンガン島のトンサラ港へ向かう。そこから客船に乗り、スラーターニー港に到着。そしてバスに乗り換え、ハジャイ経由でシンガポールへと向かうことになる。スラーターニーとシンガポールとの間では、休憩のために何度もバスがとまる。タイのハジャイやマレーシアの主要都市を経由しつつ走行するので時間がかかるうえ、ハジャイでバスを乗り換えることもあり、わずらわしいことが嫌いな人にはあまり向いていないといえる。シンガポール行きのジョイントチケットには朝の便と夜の便があり、朝は1650バーツ(約5450円)、夜は1700バーツ(約5600円)という価格帯だ。

2008年7月現在シンガポール行き時刻表: 各ホテル 6:00発→パンガン(トンサラ港)7:00着→スラーターニー港 11:30着→シンガポール 翌日10:00着
各ホテル 20:30発→パンガン(トンサラ港)22:00着→スラーターニー港 7:30着→シンガポール 翌日5:00着

・クアラルンプールへバスで行く
シンガポール行きと同じルートでマレーシアの首都・クアラルンプールへと向かうジョイントチケットだ。バスのなかで一泊することに我慢ができるのであれば、格安の移動方法といえるだろう。価格は旅行代理店によるが、朝便は1350バーツ(約4050円)、夜便は1400バーツ(約4200円)が相場だ。

2008年7月現在クアラルンプール行き時刻表: 各ホテル 6:00発→パンガン(トンサラ港)7:00着→スラーターニー港 11:30着→クアラルンプール 翌日8:00着
各ホテル 20:30発→パンガン(トンサラ港)22:00着→スラーターニー港 7:00着→クアラルンプール 翌日4:00着

・ペナン島(バタワース)へバスで行く ルートは、パンガン島の各宿泊施設→パンガン島(トンサラ港)→スラーターニー港→ハジャイ→ペナン島(バタワース)という流れで、ジョイントチケットが売られている。旅行代理店のスタッフが行き先をペナン島と言っていたとしても、チケットはペナン島までてはない。パンガン島において“ペナン島までのチケット”は、バタワースというペナン島に程近い港町までのチケットを意味している。また、バスだと思ったらミニバンだったということがよくある。ミニバンでも快適なことはあるが、大型バスなのかミニバンなのかをちゃんとスタッフに確認することを忘れないでおこう。長距離移動ほど、ミニバンの旅は体力的につらくなる。チケット価格の相場は、朝便が1000バーツ(約3000円)、夜便が1100バーツ(約3300円)となっている。

2008年7月現在ペナン島(バタワース)行き時刻表: 各ホテル 6:00発→パンガン(トンサラ港)7:00着→スラーターニー港 11:30着→ペナン島(バタワース) 19:00着
各ホテル 20:30発→パンガン(トンサラ港)22:00着→スラーターニー港 7:00着→ペナン島(バタワース) 17:00着

・ペナン島(バタワース)へ鉄道で行く ルートは、パンガン島の各宿泊施設→パンガン島(トンサラ港)→スラーターニー港→スラーターニー駅(プンピン駅)→ハジャイ→バタワースという流れで、ジョイントチケットが売られている。バスはスラーターニー駅に22:30に到着するが、バタワースに向かう列車は24:45にここを出発する。よって、約2時間ほど駅で待つことになる。しかし、寝台列車での旅はあまりにもロマンティックなので、一度は体験して損はない。価格帯は1500バーツ(約4500円)ほどで、寝台が上段か下段かによって価格が変化し、下段のほうがわずかだが高い。

2008年7月現在ペナン島(バタワース)行き時刻表: 各ホテル 16:00発→パンガン(トンサラ港)17:00着→スラーターニー港 20:00着→スラーターニー駅(プンピン駅)22:30着→ペナン島(バタワース)13:00着

<注意点>
・どんな乗り物なのか確認する
ジョイントチケットはとても安価でさまざまな乗り物に乗ることができる、エキサイティングなチケットセットだ。しかし、箱を開いてみると思っていた乗り物とは違うことがよくある。たとえばよくあるのが、バスだと思っていたらミニバンだったということだ。シカモギュウギュウにすし詰め状態に押し込まれて十数時間も移動させられたという人もいる。ミニバンはミニバンでも快適なことはあるが、旅行代理店でジョイントチケットやバスのチケットを購入する際に、どんなバスなのかを“しつこいくらい”確認しよう。バス=ミニバンという認識をしているスタッフもいるので、その認識のズレからトラブルになることもある。私たちは大型バスをバスと思っていても、相手はそうじゃないことがあるのだ。

・スラーターニー駅の名称に注意
スラーターニー駅は通称であって、本当の駅名はプンピン駅という。タイ人たちにスラーターニー駅と伝えても通じるだろうが、もし相手が「?」になったらプンピン駅と伝えてみよう。

・発着する港の場所に注意
ほとんどのパンガン島行きのボートはスラーターニー港から発着しているが、他の港を経由することも多くなってきた。どこに到着したとしても、目的地にはいけるので問題はないが、場合によっては寄港する場所が突然かわることもあるので、どこの港に到着するのか念のため確認はしておきたい。

次回は、いよいよパンガン島の魅力に迫っていく。今年の夏は、ぜひパンガン島でのんびり&エキサイティングなバカンスを楽しんでほしい。

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記者:インターニューススタッフ
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