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長澤まさみ「わたしはサービス精神だけは旺盛」 女優として躍進し続ける理由

9/14(木) 6:20

 大河ドラマ『真田丸』のきりや、ミュージカル『キャバレー』での妖艶なサリー、公開中の映画『銀魂』の志村妙など、非常に個性的な役柄を演じ、観ている人に新鮮な驚きを与え続けている女優・長澤まさみ。最新作『散歩する侵略者』では、宇宙からの侵略者によって“概念”を奪われてしまった松田龍平ふんする夫・真治に戸惑う妻・鳴海を演じている。近年、女優としての高い評価を受けていることに「サービス精神だけは旺盛に持っています」と語った長澤が自身の胸の内を語った。

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 国内外で高い評価を受けている黒沢清監督作への出演に「本当にわたしでいいのかな」と思ったという長澤。“宇宙から侵略者がやってくる”というと、ファンタジックで不可思議な作品に思われるが「わたしは現実味のあるフィクションが好きなのですが、この作品は“概念を奪う”という斬新さはありながら、地に足がついたリアルな日常を描いているように感じられて、のめり込んで台本を読みました」とあっという間に作品に魅了されたという。

 劇中では、様子が変わってしまった夫に対して、常に不愉快なモードで接しつつも、「愛とはなんだろう」というテーマに対して誠実に向き合う妻を好演した。松田との相性も抜群だったようで「待ち時間も松田さんは会話をしてくれて、夫婦という形にしっかり寄り添ってくれました」と感謝を述べると「この作品では、いかに松田さんと向き合って好きになることができるかということを自分に課して臨んだんです」と明かす。

 演じる役柄に対して女優としての課題を持ち臨む――この姿勢こそが、彼女の快進撃の理由なのではないのかと問うと「作品は監督のものなので、わたしは監督の世界観で活かされる駒でしかないと思うんです」とクールな回答。しかし一方で「ただ、わたしはサービス精神だけは旺盛なので、おもしろいと思ってもらえるものを作れる立場でいたいとは常に考えています」と目を輝かせる。

 続けて「黒沢監督の作品に出たいという俳優はたくさんいると思うのですが、求められる人になれるかは、自分の頑張り次第。この世界はとてもシンプルで、おもしろくなかったら使われなくなるし、惰性でできたとしても、それではいつかダメになる。結局は自分が努力し続けなくてはいけない世界なんですよね」とつぶやく。

 非常にストイックな考えだが「わたしは『東宝シンデレラ』オーディションでデビューしているのですが、大きな会社ですし、安定しているというイメージもありますよね。ただ、若いころから自分が得をしている人間だと思ったら負けだと感じていたので、努力しないといけないという気持ちはずっと持っていました」と心情を吐露する。

 近年の高評価に対しても「まだまだです。もっとできるようにならなければダメ」と自己採点は厳しいが「この間までやっていた『キャバレー』というミュージカルでご一緒した松尾スズキさんから『まさみちゃんはすごい負けず嫌いだよね』と言われたんです。確かにできないことに対して悔しいという思いは強いのですが、一方で『まあしょうがないかな』と楽観的な考えも持っていたので、あまり自分の感情に気づけていなかったんです。確かに根性だけでやってこられたような気もしますね」と笑う。

 2000年に女優デビューしてから17年という歳月が流れたが「作品に入っているときに逃げ出したいと思ったことはありませんが、それ以外では女優という仕事を辞めたいと思ったことはあります」と語った長澤。それでも「良い意味でも悪い意味でも女優って自分と向き合う仕事だから、嫌な自分も知ってしまうんですよね。でも、自分の嫌な部分を知ると、人に優しくなれたりもできるんです。やっぱり深い仕事なんだと思います」としみじみと語った。(取材・文・写真:磯部正和)

 映画『散歩する侵略者』は公開中。

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