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「ワインは悪酔いする」「日本酒は次の日に残る」は本当? 悪酔いしない飲み方は? 知っておきたいお酒の豆知識

12/26(木) 18:00

お酒を飲む機会が増える年末年始に、飲み過ぎて二日酔いになったり、酔っ払って失態を犯してしまって反省している人もいるのでは? 酒の席は楽しいことが多いので、ついつい飲みすぎちゃう気持ちも分かるけど。

さて、ついつい飲み過ぎちゃう酒だけど、「お酒はちゃんぽん(いろんな種類の酒を飲む)すると悪酔いする」、「ビールの二日酔いは特にツラい」、「冷酒はすぐに酔う」など、お酒の種類や飲み方で、酔い方が違うと言う人が多い。中には「ワインは酔いやすい」という人も。でも、ちょっと待って。特に赤ワインにはタンニン、アントシアニン、カテキン、フラボノイドといった成分=ポリフェノールが多く含まれていて、何かと体によろしくない活性酸素を体内から消去する働きがあるということが実証されている。

このポリフェノールを大量に含んだワインを日常的に飲んでいるおかげで、バターやクリーム、肉料理といった脂肪分の高い食事が多い割に、フランス人は心疾患による死亡率が低いという「フレンチ・パラドックス」という現象も広く知られているほどだ。

そんな健康によさそうなワインだけど、本当に悪酔いするのだろうか? 調べたところによると、まず考えられるのがウィスキーや焼酎などの「蒸留酒」と、ワイン、日本酒などの「醸造酒」の違い。簡単にいうと蒸留酒は、あるアルコール成分が揮発する一定の温度で温めて、その蒸発したアルコールを集めて作るためアルコール成分は1種類。醸造酒は酵母によって原料を発酵させて、後処理をしないため数種~数十種類のアルコール成分が含まれている。肝臓は1種類のアルコール成分だと効率よく分解できるが、種類が増えるとその効率が落ちてしまうため、二日酔いになりやすいと言われている。

さらにワインによっては、亜硫酸塩(酸化防止剤)やソルビン酸(保存料)などの添加物が入っており、この成分が頭痛を引き起こすのではないかという説や(科学的に立証されているわけでない)、冷やしたワインの口当たりがいいから適量を超えて飲んでしまう説などもあり、なかなかこれといった定説がない状態だ。

では、なぜ冷酒や安いワインは悪酔いするという人が多いのか? ネット上や筆者の周りのいろいろな酒好きの意見をまとめてみると、「冷えた酒は口当たりがいいから飲み過ぎてしまう」、「ウィスキーなどのアルコール度数が高い酒は、ゆっくり時間をかけて飲むから飲み過ぎない」、「安いワインは早いピッチで飲むけど、高いワインは少しずつ味わって飲む」といった意見が多い。

また、米が不足していた戦後には日本酒に醸造アルコールや糖類を添加した「三倍増醸酒」や、メチルアルコールなどの工業用アルコールを添加した通称「バクダン」といった酒が流通していた。これらの酒は、安価だが人体に影響が出やすい粗悪なアルコールが含まれているため、多くの人が悪酔いをしていたとか。「日本酒は燗をして飲んだほうがいい」というのは、こういった質の悪いアルコールを飛ばすためだったという理由もあるそうだ。安酒=悪酔いのイメージは、ここから来ているのかもしれない。

逆に、「良い酔い方」をするには、水などの水分を取りながら飲む、肉や卵、乳製品などのタンパク質の多い食品を取りながら飲むといった方法が定番。しっかり食事やつまみを取りながら、ゆっくり味わって酒を飲むのが一番のようだ。

酒は適量を守れば体によくて、料理を美味しく引き立ててくれることに異論を持つ人はいないだろう。結局、悪酔いや酔いやすいのは、「つい適量を超えて飲み過ぎてしまう」自分次第だったりするのかもしれない......。

文・タカハシダイスケ
参考文献/「食の医学館」(小学館)


「悪酔いしない方法」を飲酒のエキスパートに聞いてみた!

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