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【ネタバレもありの徹底解明コラム】『もののけ姫』のカヤはアシタカの妹!?

3/27(火) 16:00

 マイナビニュースの「本音ランキング」で「あこがれる!! ジブリ映画の男子ランキング(詳細は下記リンクを参照)」というアンケート(※)を採ったところ、女性編の1位に『もののけ姫』のアシタカが選ばれた。読者の中には「アシタカと親しそうなカヤは妹なの? 彼女なの?」という疑問を抱えた人も。確かに兄的な呼び方をしていたような気もするが、1997年公開の映画ということで詳細を覚えていない人も多いだろう。「環境保全」や「エコロジー」がテーマにあり、今こそ見たい名作にそのような設定があったのか、調べてみた。
 まずは、なぜ「兄なのでは?」という疑問が生まれたのかを検証してみよう。主人公・アシタカは村人を守るためにタタリ神となったイノシシを射殺する。そしてその戦いの最中にタタリ神によって死に至る呪いをかけられてしまった彼は、呪いの真相を探るために旅に出ることに。その旅立ちを見送りにきた少女・カヤからアシタカは「兄(あに)様をお守りするように息を吹き込みました。いつも、いつもカヤは兄様を想っています」という言葉と共に『玉(ぎょく)の小刀』をもらう。この「兄様」という呼び方により、公開から15年経った今でも「カヤはアシタカの妹!」、「いや違う!」とファンたちが物議をかもしているのだ。
 さて、その真相はというと……ズバリ……妹ではない! 公開当時、販売されていた『もののけ姫』のパンフレットには「アシタカの許嫁」と書かれており、宮崎駿監督自身も2001年に発売されたDVD『「もののけ姫」はこうして生まれた』(販売/ブエナ・ビスタ・ホーム・エンターテイメント 定価/4,935円[税込み])の中で「一族が選んだ許嫁」と語っているのだ。血のつながりがなくとも年上の男性を「お兄ちゃん」と呼ぶことがあるように、カヤも親しみを込めて「兄様」と呼んでいるのだろう。ちなみに、カヤが渡した玉の小刀は『乙女が変わらぬ心の証に贈るもの』という設定。死に至る呪いをかけられ、二度と村に帰ってくることはない許嫁に愛を込めて小刀を贈る……。まるでクライマックスのような切ないシーンだが、なんとここまで開始から約11分30秒。展開の早さにも驚きだ!
 序盤だけを見ると物語のシンボリックな存在になりそうなカヤだが、なんとアシタカが旅立った後は一切登場しない。しかも、アシタカは玉の小刀をもらったときに「私もだ。いつもカヤを想う」と甘い(?)返事をしておきながら、旅の途中に出会ったサン(=もののけ姫)に、サックリと小刀をあげてしまうのだ! 女性陣から大ブーイングが起こりそうなこの行動から「許嫁にもらったものを、ほかの女に簡単に渡せるわけがないからカヤは妹」と考えるファンもいる模様。しかし、あくまでも設定は「許嫁」。だが、アシタカのあまりにもあっさりとした行動は、彼にとってカヤが「愛する人ではなく妹的な存在だった」ということを現している可能性も。だからこそ、本当に大切な存在となったサンに、迷うことなく小刀を渡せたのだろう。そして、今度はアシタカが別々の場所で生きていく愛する人に、自分の『変わらぬ心』を伝えたのかもしれない。以前、カヤがしてくれたように……。
 文・中野文香(C-side)
※読者アンケート

調査時期:2011年11月11日~11月19日

調査対象:マイナビ ニュース会員

調査数:女性612名

調査方法:インターネットログイン式アンケート






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