国内

訓練が辛くて逃亡「初日からフルマラソン」と現役自衛官

1月17日 13時00分

 昨年11月に滋賀県高島市の演習場から訓練中に小銃を持ったまま抜け出し、京都市のインターネットカフェで財布を盗んだとして逮捕、起訴された1等陸士の男(20)を懲戒免職にしたと陸上自衛隊第10師団司令部は16日、発表した。この男は調べに対し「訓練についていくのが大変で自衛隊を辞めたくて逃げた」と話しているという。

 訓練中に逃げ出したくなるほど過酷な訓練とは一体、どれほどのものなのか。現役の自衛官に話を聞いた。

「私の場合ですが、入隊初日にフルマラソンさせられましたね。もともと高校時代は部活をしていたので肉体的にはそう辛くもありませんでしたが、高校時代何もしていなかった連中はグウの音も出ないほどグッタリしていましたね。とりあえず毎日のように訳が分からないくらい走らされていたのが印象に残っています。それさえ慣れれば、あとは身体も慣れて大体の訓練はしんどいなと思うことはあっても死んでしまうというほどのものじゃなかったです」。

 日頃から身体を徹底的に鍛え上げている人間にしてみれば「ちょっとキツいかな」というものでも、ほとんど身体を動かしてこなかった人間にしてみれば地獄のようなものだろう。「要はそういう毎日に耐えられるかどうかだけでしょう」とは先の自衛官の言葉。

 運動不足の人間にしてみれば想像するだけで恐ろしい世界だが、何も逃げ出さなくともきちんと手続きを踏まえればよかったのに…。

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