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エンタの神様 開始前に豪腕Pが目論んでいたこと

12月20日 13時41分

 「視聴率が落ちている」「最近面白くない」「エンタ芸人は使い捨てだ」などの批判はありつつも、お笑い番組の中でもいまだに強い影響力を持つ番組『エンタの神様』(日本テレビ系)。アメリカの長寿コメディ番組『サタデーナイト・ライブ』のように、芸人にネタを任せず、スタッフが台本を作るなど、クオリティ管理も徹底している。

 プロデューサーは『マジカル頭脳パワー!!』などをヒットさせ、「日本テレビの視聴率男」「エース」として知られる五味一男氏(51)。この五味氏、『エンタ』を始める前は現場を離れ、編成部企画部長の仕事をしていた。

 だが、9年続いた日本テレビの「視聴率四冠王」は2002年をもって途切れ、以後フジテレビの台頭を許すこととなる。2003年4月に始まった同番組は、エース・五味氏の現場復活第一弾であり、社内外で「ついに五味さんの豪腕がふるわれるか」「日テレ、本気だぞ」と大いに期待されていた。

『エンタの神様』はアンガールズ、波田陽区、桜塚やっくんやオリエンタルラジオといった人気者を輩出し続けることとなるが、元々五味氏は「音楽とエンタテインメントを融合させた番組を作りたい」と語っていた。

 当時の五味氏と付き合いのあったエンタテインメント系の雑誌編集者は語る。「五味さんは、“有名無名にこだわらず、日本全国のエンターテイナーの技・芸と音楽を合わせた今までにない番組を作りたい”と語っていました。私は“NHKののど自慢で踊る人が出てきますが、あれみたいなことやりたいのですか?”“音楽付きの欽ちゃんの仮装大賞やりたいのですか?”と聞いたら、“そうじゃないんだよ。芸と音楽、この組み合わせで新しいタイプの番組を作りたい。分かりづらいだろうけど、とにかく見てよ。とにかく期待して大丈夫だからさ!”と言ってました」。

 その言葉通り、最初は素人も含めたエンターテイナーが登場し、音楽もたくさん流れた番組だった。だが、後に芸人だらけの番組となり、大ブレイクした。いくら現在は往年の勢いがないとはいえ、現在の日本のテレビ界を席巻しているお笑い芸人がここから多数生まれたことを考えると、やはり「エース」の看板はダテではなかったようだ。

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