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「黒柳徹子」長寿のカギは骨格筋! がん抑制夢の万能ホルモン分泌方法

2017年07月17日 08時00分
提供:デイリー新潮

 いま、科学者や医学者が、熱い視線を送る「マイオカイン」。骨格筋から分泌されるホルモン物質の多くは、まだ謎が多いが、筋肉を動かすことで13種類ものがんを防いでくれることが分かってきた。

 大腸がんを抑制する「SPARC」のほか、肥満や糖尿病を抑える「IL―6」、肝硬変につながる脂肪肝を改善する「FGF―21」など「がん」以外への効能もいわれるマイオカインだが、その分泌の促進のためには運動が必要だ。ならば、スポーツジムに行くのもいい。公園をジョギングするのも効果があるだろう。だが、年を取ってくると、外に出るのもおっくうになるものだ。

黒柳徹子を見習うべし

 そこで、是非とも見習いたいのが、黒柳徹子のスクワットだ。彼女は、83歳にして毎日50回のヒンズースクワットを欠かさない。ご本人がマイオカインのことを知っていて実践しているのかどうかはさておき、この運動の良いところは、家で出来ること。そして、骨格筋に負荷をかける「レジスタンストレーニング(抵抗運動)」である点だ。マイオカインを出すためにはピッタリである。

 和歌山県立医大リハビリテーション医学講座の田島文博教授もスクワットを推薦する。

「運動は強度と時間が大切です。マイオカインを増やすためには、とにかく地道に量をこなすこと。軽いスクワットは、(お尻のまわりにある)大臀筋と中臀筋を鍛えます。出来るなら黒柳さんにはヒンズースクワットではなくこちらを試してほしいです」

 また、JAXA(宇宙航空研究開発機構)と共同研究で効率的に筋肉を鍛えられる「ひざトレーナー」を開発した久留米大学整形外科学講座の志波直人主任教授は、自らも毎日のスクワットを実践している。

「私は朝起きてすぐに歯を磨きながら軽くスクワットをしています。20回ぐらいだからすぐに出来る。朝食前にはストレッチを行い、いつも徒歩通勤と階段を昇って職場に向かっているんですよ」

 これで病気知らずの身体になれるのなら安あがり、と言いたいところだが、それでも、黒柳徹子の真似はとても無理だという人もいるかも知れない。次に紹介するのは運動嫌いのためのトレーニングである。

「不活動」を減らす

 志波主任教授が続ける。

「スクワットが嫌なら、ビルやマンションの階段を降りるだけで構わないんです。人の動作は2種類の筋収縮の組み合わせで出来ており、たとえば階段の昇りは求心性収縮、降(くだ)りは遠心性収縮と言います。きつい運動が続けられないのであれば、昇りはエレベーター、降りは階段を使うことでも充分な運動になります」

 同じようにグータラ人間でもマイオカインを出す運動があると教えてくれるのは、前出の田島教授だ。

「これは、中臀筋や大臀筋を鍛える運動です。まず、うつ伏せになってお腹の下に枕やクッションを敷く。身体を反らせすぎて腰を痛めないようにするためです。そして、足を高く上げすぎないように片方ずつ30回上げる。大臀筋を鍛える運動ですが、触ってみてお尻の筋肉が収縮していたらOKです。次に中臀筋。これは横向きになって足の間に枕かクッションを入れる。足をドサッと落として痛めないためです。そして片足ずつ水平に持ち上げる運動を30回やる」

 大臀筋と中臀筋を合わせて「でんでん体操」と田島教授は呼んでいるが、横になってワイドショーを見ながらでも出来るというわけだ。

 これも続けるのが面倒だと言うのなら、首都大学東京・大学院の藤井宣晴教授がアドバイスをする。

「大事なのは、運動をしない人が、毎日動くように工夫することです。そこで提唱したいのが“一日のうちで不活動でいる時間をなるべく少なくする”という考え方。不活動とは横になっている時間、座っている時間のこと。日々の生活を振り返ってみると、意外に不活動の時間が多いことに気が付くはずです。逆に日常的な挙措を少しでも超えた動作は運動したことにしていい。掃除も運動としてカウントして構わない。また、話す相手がいるのなら、2人で並んで歩き、ペチャクチャお喋りするのもいい。歩くスピードを上げれば、息つぎしないと会話が続かなくなる。脈拍があがってドキドキしてきたら、それだって運動です」

 最近は、一定時間動いていないと「ピピッ!」とアラームを鳴らしてくれるグッズも売っている。

 太古から動物の身体は動くことを前提に作られている、と藤井教授は言う。筋肉が作る万能ホルモン「マイオカイン」もしかりである。

 ***

「週刊新潮」2017年7月13日号 掲載


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