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「ヒアリに弱点はない」それホント?―フマキラー「通常のアリ用殺虫剤で十分」

2017年07月14日 15時15分
提供:インターネットコム

話題の外来種「ヒアリ」。日本ではなじみがないだけに、危険性について想像がふくらみ「弱点はない」といったウワサも出回った。しかし日用品メーカーのフマキラーは「通常のアリ用殺虫剤で十分に効果がある」との考えを示している。

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南米原産のヒアリは毒針で刺されると激しい痛みがあり、アレルギー反応を引き起こし死にいたることもある。体長2~6mm。赤褐色の体に暗色の腹部を持ち、専門家でないと正確に見分けるのは難しい。

5月には中国からの船便にまぎれたヒアリを国内で初めて確認。これまで神戸、名古屋、大阪、東京の各港で見つかり、特に大阪、神戸では女王アリも出て、東京でも卵や幼虫などが見つかった。

攻撃性に加え繁殖力が強いアリだが、別にネット上のウワサにあるような「弱点がない」という訳ではない。

環境省が採用する殺虫剤のメーカーであるフマキラーの解説によると「ヒアリは殺虫剤に対して特別に強いわけではないので、通常のアリ用殺虫剤で十分に効果があるものと考えられる」だそう。

目の前のアリを駆除するにはエアゾール、アリの巣ごと駆除するには液剤または殺虫エサ(ベイト剤)、アリの侵入を予防するには粉剤などが役立つとしている。液剤が注目を浴びているが、ほかもちゃんと有効だ。

同業のアース製薬も同様の品ぞろえ15製品がヒアリに有効なことを確認したうえ、公式サイトで実際の駆除のようすを動画として公開している。

ただ各社ともヒアリの毒については十分に注意をうながし、ヒアリと思しきアリを発見した場合は地方環境事務所などに通報するよう呼びかけている。

なおヒアリをめぐっては、日本にもともといる在来種のアリへの影響にも懸念が出ている。ヒアリが在来種を攻撃したり、人間がヒアリを駆除しようとして巻き添えにしたりする恐れがある。在来種のアリは生態系の一部としての役割を果たしているほか、海外では在来種がヒアリの活動を抑制するとの研究もある。十分に警戒しつつ過剰反応にならない配慮が必要になりそう。


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