日刊アメーバニュース

ラルク・tetsuya「ファンを悲しませることはない」 解散危機に4人のスタンスは

2017年06月20日 08時00分
提供:デイリー新潮

 結成から四半世紀を迎えたLʼArc〜en〜Cielがいま、解散危機に揺れている。かねてよりギャラの低さにメンバーが不満を募らせていたのに加え、そのカネが事務所会長によって複数の不動産の売買資金に使われていたことが発覚。この事実を知ったことで、4人は会長に疑念を抱くようになったという。

 ***

 ラルクの所属事務所を率いる大石征裕会長(57)は、90年代後半から現在に至るまで、千代田、渋谷、目黒の各区の土地を幾つかの名義で取得・売却するなかで利益を積み上げている(図参照)。そのやり方は、

「ラルク所属会社とは別の『土地取引会社』を設立し、それを使って税の扱いを法人税とし、税率を下げることができるようにしたのです。97年に下目黒6丁目(図で①)の土地を大石個人が9000万円で買って以降、物件の価値を合計すると22億円になります」

 と不動産コンサルタントを唸らせるほど。

「この土地は08年、大石個人からその土地取引会社に約1・7億円で売却されたと見られます。購入価格よりおよそ8000万円上がっていますから、それだけの利益が大石個人に入ったと考えてよいでしょう」(同)

■競売物件にも…

 この取引の直前、彼は後述する恵比寿のペントハウスを購入しているから、その資金が必要だったのかもしれない。次に、コンサルタントは、「下目黒6丁目における建物の所有権」の流れに着目する。

「98年、大石が建物を新築した後、『大石→ラルク所属会社→大石→土地取引会社』の順に建物の所有権だけが移ります。個人が法人に売り渡すたび、大石には売却金が入ることになる。また、土地建物をセットで売買するのが普通ですよね。でも、建物のみを売るというのは建物の所有者に土地を貸している状態に相当し、つまり、大石自身が代表を務める法人から大石個人が地代を受け取れる形になるわけです」

 個人と会社が一体化した売買で、その順序や時期が完璧な計画の元に実行されている。次に、下目黒2丁目の物件(図で②)について。

「売却によって3億円の利益を得ていますね。実はここは競売物件だったのですが、それが取り下げられて大石の土地取引会社が購入しました。これは『任意売却』と言って、競売で高い値が付く前に確実に物件を手にすることができる。競売物件など普通の人は手を出さないのはご承知の通りです」(同)

 そして恵比寿ガーデンプレイス隣にある32階建てのタワマン。06年、ラルク所属会社名義で30坪弱のペントハウス(図で③)を購入し、3億円強の抵当権を設定。2年後にはこれを大石会長個人に売却し、新たに2・7億円の抵当がついている。

「抵当の額面上、約2割のディスカウントがありますが、あの頃は地価が高く、短期間でそこまで下がるとは思えません。贈与税がかからない範囲で値引きされたのでしょう。また、会社から個人に売る場合は仲介費用は不要だから、最初から個人で買うよりも8000万円ほど安く手に入れた計算になるのです」(同)

■会長の「乱暴癖」

 業界では“ジャック”とあだ名され、黒シャツ・黒ジャケットがトレードマークである大石会長の横顔を音楽関係者に聞くと、

「酒が入ると気が大きく、言葉が荒っぽくなる。特に反感を買っているのが事務所に所属するアーティスト同士に喧嘩をさせるところ。“お前ら、もっと本音で話せよ。ほんとは互いのこと気に入らなくて仲悪いんだろ?”と言い始めるんですよ。そうなると楽しい酒の席もそうじゃなくなるでしょ? メンバーが一枚岩になって独立の動きを見せるのが怖いんだと思いますよ。各人の仲が悪ければそれだけ一つにまとまることはないですから」

 そんな子供じみた行状に加えて、「乱暴癖」も確かにあるようで、

「ライブの打ち上げ時にアーティストを殴っているのを見たことがあります。それをラルクのメンバーが止めようとしたところ、大石が振り払った手がメンバーに当たり、会場は騒然とした雰囲気になりましたね」(同)

■4人のスタンス

 続いて、別の音楽関係者の口から4人のスタンスを説明してもらおう。

「ベースのtetsuya(テツヤ)(47)はリーダーだし非常に勉強熱心で細かいところがあるから、契約については詳しく調べて、おかしな点は事務所に質していると思います。ボーカルのhyde(ハイド)(48)はラルクが無くなるのは嫌だし大石には不満を持っているから、独立が決まったらすんなりと賛成するタイプ。ドラムのyukihiro(ユキヒロ)(48)は既にラルクが売れていたタイミングで後から入ってきたこともあってか、メンバーに気を遣っていて自分の意見は基本的に言わない。リーダーを“テツヤさん”って呼んでる。彼自身のソロ活動が軌道に乗ってないからラルクが解散するのは非常に困る。ギターのken(ケン)(48)は事務所の面々とはとても親しい間柄なんですよ」

 それでは、大石会長の弁明を聞こう。

「暴行などは事実ではありません。ライブの打ち上げで誰かを殴ったと言われても記憶にありません。不動産事業は社の経営を安定させるために計画的に行っていることです。私の自宅(恵比寿のペントハウス)は社宅として購入したのち、社の財務整理の一環で私個人に所有権を移したにすぎません。恵比寿の不動産が10億円以上の利益を上げていることに関しては現時点ではよく分かりませんが、利益はきちんと計上しております。取引の細かい内容は知りませんが、不正な転売や登記、脱税は一切なく、全て適正な取引をしております」

 メンバーとの関係は、

「契約内容についてきちんと交渉を重ねています。ただ、メンバー4人の中で仕事量などについての気遣いもあるでしょうし、彼らが直接的に発言をすることはありません。事務所の弁護士と個々のメンバーの弁護士との間で、条件や契約内容についてとことん話し合っているのです。こういった欧米型の実務的な契約関係になったのは01年頃、ハイドがソロ活動をするようになってから。バンドが私と30周年まで迎えられるように、最大の努力をするつもりです。それができると私は考えています」(同)

■「夫婦みたいなもの」

――和歌山市内にあるハイド両親の邸宅。コンクリートの壁が要塞のように住宅街を睥睨している。堅牢な玄関から現れたハイドの父に解散やトラブルの有無について尋ねたところ、

「そういうのないやろ。ふふふ……バカらしい話やな。(25周年というと)ベテランやな。でも(解散は)噂だけやろ」

 と一蹴し、母親も、

「全然聞いたことないです」

 と否定。とはいえ、リーダーのテツヤを直撃すると、

「ノーコメント。ただ、ファンを悲しませることはありません」

 隠しきれないほどの亀裂。否定しなかったのはその証左のようだった。

 最後に、かつての所属事務所社長とカネで揉めて訴訟になった歌手・美川憲一に心境を察してもらうと、

「事務所とアーティストなんて夫婦みたいなものでね、お互いに不満はあり続けるものなのよ。結婚して、給料を奥さんに預けてる家庭でさ、旦那がふと通帳確認してみたら貯金は無いわ借金は勝手に作ってるわだったらどうするのって話なんですよ。更にラルクはグループだからそれぞれ不満の深さも違うでしょうし、彼らの場合は複雑よね。あたしは騒動時、変わらずに応援してくれたファンの人たちが大きな支えでした。ラルクもそうなんじゃないの」

 勝訴してカネは残った。けれど同じくらい切なさも残ったと続けるのだった。

特集「L’Arc~en~Ciel結成25年の解散危機! 平河町ビルと恵比寿のペントハウスが招いた疑念怨念 『ラルク』メンバーを分断した事務所会長の20億円錬金術」より

「週刊新潮」2017年6月15日号 掲載


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