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東京五輪の新種目に名乗り フランス発祥「パルクール」とは

2017年05月20日 05時59分
提供:デイリー新潮

 パルクールってなに?

 新発売の蛍光灯の名前ではない。読者諸賢には知られていない、突如として2020年東京五輪の新種目に浮上したフランス発祥の体操なのだ。6日、国際体操連盟(FIG)が国際五輪委員会(IOC)に提案して世界でも注目の的に。渡邊守成FIG会長は「IOCの方向性にも合致する。五輪での種目追加を目指す」と鼻息が荒い。

 では、どんな体操なのか? 百聞は一見に如かず、パルクールを知るには、鬼才リュック・ベッソン制作映画「ヤマカシ」を観るのが早道。観終ると“なある”と合点がいくでしょう。

 パルクールは、壁や地形を活用して「走る・跳ぶ・登る」などの動作を複合的に行うことで、生活やスポーツの能力を鍛える体操。「競歩」のように動きを規定するルールはないので、競技というよりは運動に近いという訳だ。

 創始者は、レイモン・ベル(1939〜)と息子ダヴィッド(1973〜)。軍人上がりの父が、息子を鍛えるために障害物を使うトレーニングや格闘技、器械体操を取り入れたメソッドを考案、息子が洗練させ現在の形にした。

 スポーツ評論家の玉木正之氏はこう述べる。

「フランスの軍隊訓練法と関連のある体操。この種の身体の鍛練法は、ドイツと北欧が盛ん。ラテン系は珍しい。IOCは競技を増やすことには全く否定的だが、種目を増やすことには甘い。そこに入り込みたいのでしょう」

 日本にもパルクール協会がすでにある。協会によると、日本の人口は1000人ほど。

「パルクールは競技ではありませんので、日本パルクール協会では、パルクールの大会・選手権・その他競技形式のイベントは開催しておりません」(同)

 競技ではない? では、いったいどうやって順位を決める?? 7月のIOC理事会で結論が出る。

「週刊新潮」2017年5月18日菖蒲月増大号 掲載


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