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子どもが目をよく擦る場合は注意。さかさまつげの基礎知識

2017年05月20日 13時09分
提供:イクシル

日本人を含めたアジア人は、比較的さかさまつげになりやすいと言われています。子どもに見られるさかさまつげは、まつげが眼球側に生えている睫毛内反の場合が多いようです。今回は、子どものさかさまつげについて解説します。
さかさまつげとは? 本来ならば目に触れるはずのないまつげが、眼球側に向かって生えている状態がさかさまつげです。まつげが内側に向かって生えていると角膜を傷つけるため、様々なトラブルが起こります。一般にさかさまつげと呼ばれる症状は、睫毛乱生(しょうもうらんせい)、睫毛内反(しょうもうないはん)、眼瞼内反(がんけいないはん)に分けられます。

(1)睫毛内反
生まれつきまぶたの皮膚が多く、まつげが内向きに向かって押されて眼球に接触している状態です。

(2)睫毛乱生
数本のまつげが規則正しく生えている列から反れ、眼球の表面をこするように生えている状態を睫毛乱生といいます。まつげの根元付近で炎症が起こる眼瞼緑炎などの病気が原因で起こることが多いです。

(3)眼瞼内反
年を重ねることにより下まぶたの筋肉や皮膚がたるみ、まつげが眼球の表面に触れてしまう状態が眼瞼内反です。高齢者の他、結膜炎を発症した後に起こることもあります。
子どものさかさまつげの特徴 子どもに見られるさかさまつげの多くは、睫毛内反です。鼻が低く、左右の目と目の間隔が広いアジア人は比較的まぶたの内側にある皮膚が多いため、さかさまつげになりやすいです。特に乳幼児は下まつげが内側に入りやすいですが、乳児は大人に比べまつげが細いため、さかさまつげの状態にあっても角膜に重症化するほどの傷がつくことはまれなようです。また、成長と共にさかさまつげの症状に改善が見られる場合も多いです。
治療法 基本的には自然治癒が期待できるため、経過観察することが多いです。しかし僅かですがさかさまつげが自然治癒せず、大人になる方もいます。幼児期に入るとまつげが太くなり、角膜や結膜が傷つくことで角膜の混濁や乱視になることもあるため注意が必要です。生まれつきさかさまつげだった場合は睫毛が眼球に触れていても子どもは慣れているため、症状を訴えない場合もあります。以下の症状が出ている場合はさかさまつげの可能性があるため、様子を見て眼科を受診してください。

◆眼が潤んでいる
◆常に充血する
◆目やにが多い
◆目の周りを頻繁に触る
◆室外に出た際に目を細める

自然治癒が期待できない時や眼球の損傷が強い場合には、内科的治療では治癒が期待できないため手術によりまつげが眼球に触れないようにする必要があります。さらに、手術のみで治療が終了する訳ではなく、視力に影響を及ぼしていることもあるため眼科的な定期的なフォローアップも必要です。

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