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子どもの下痢の原因の一つ、乳糖不耐症はなぜ起こるのか

2017年04月21日 15時48分
提供:イクシル

子どもに見られる下痢の原因の一つとして、乳糖不耐症が挙げられます。乳糖不耐症か乳製品アレルギーかどちらかわからない時点では、無理に乳製品を摂取させない方がいいでしょう。 また、子どもが乳糖不耐症である場合どのように対処したらいいのでしょうか。
乳糖不耐症とは? 通常人間の体は、牛乳や粉ミルクなど乳糖を含むものを摂取すると、ラクターゼという酵素が乳糖を分解してくれます。乳糖不耐症は、ラクターゼが不足したり、活性が低下することで乳糖が分解・吸収されず、腸管に残ってしまうことによって起こります。乳糖が体内に吸収されないと、下痢以外に腹痛、腹部の膨満感、吐き気や嘔吐などの症状が現れます。
もともとラクターゼが存在しない先天的な乳糖不耐症と、急性胃腸炎の後にラクターゼの働きが低下する後天的な乳糖不耐症がありますが、後者であることがほとんどです。
乳糖不耐症=乳製品アレルギー? 乳糖不耐症の下痢の原因は2つあると言われています。
① 乳糖自体が腸から水分を引き込み便の水分量を増す
② 乳糖を利用できる腸内細菌が乳糖を分解することでできる乳酸などが腸内pHを低下させるため、その刺激によって蠕動運動を高まり、便の腸内通過時間が短いので下痢になる
軽度の乳糖不耐症であれば、生乳が発酵されたヨーグルトなどでは、症状が出ないこともあります。乳製品アレルギーの場合は免疫に問題があり、体が乳製品に対して過剰反応を起こしている状態です。乳製品であれば、一定量を摂取すると症状が出ます。最悪の場合、アナフィラキシーショックを起こす可能性もあります。
乳糖不耐症はどう対処すればいい? 乳糖不耐症への対処としては、以下の方法が挙げられます。

・乳製品の摂取を控える、または摂取しない
・母乳や粉ミルク、生乳の代わりに、乳糖を含まないミルクや乳糖分解乳を摂取する
・ヨーグルトなどの発酵乳を摂取し、乳糖分解酵素を補給する
・ラクターゼ製剤を服用する(粉薬を粉ミルクに混ぜる)
・腸内のラクターゼ活性が上がるように、無理のない程度に牛乳などを飲み続ける

赤ちゃんの便はもともと緩めなので、下痢であるのかどうか、自分では判断が難しいこともあるかもしれません。「大丈夫かな?」と不安になったら、便の回数や色、においなどを確認した上で小児科に行きましょう。

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