日刊アメーバニュース

うつ病は世界に3.5億人も!メンタルヘルスに関する8つの誤解

2016年07月05日 18時01分
提供:Suzie

みなさん、心の病気は自分には関係ないと思っていませんか?

でも厚生労働省が発表した、2015年度の労災状況まとめによれば、長時間労働やパワハラが原因でうつ病などの精神疾患を発症した労働災害の請求数が、過去最多となっています。

メンタルに問題を抱える人は増加しており、このような問題は、決して他人事ではないのです。

しかし、メンタルヘルスに関して間違った認識を持つ人は少なくありません。そこで今回は、イギリスの情報サイト『NetDoctor』が発表した、メンタルヘルスについて広く信じられている8種の通説をご紹介します。

いざ自分がかかったときに悪化させないよう、今のうちにメンタルヘルスに対する誤解を解いておきましょう。

■間違った通説1:悲しみはうつ病と同じようなもの

誰でも気分の浮き沈みがあります。ちょっと落ち込むこともありますし、失恋したときには悲しみがあふれるものです。

ただし、気分が落ち込んだときにうつ状態だという人がいますが、実際にうつ病になっているわけではありません。

うつ病とは、落ち込んだ気持ちが回復せずに長く続くこと。そして日常の物事をするための能力や、喜びを感じることなどに影響を与えるのです。

■間違った通説2:強迫性障害は潔癖に絞られる

強迫性障害とは、自分の意思に反して不快な考えやイメージが頭から離れない、自分では抑えきれない精神疾患の一種です。

強迫性障害には異なるタイプがあり、そのひとつのタイプでは、潔癖症であらゆるものが汚れていると考えます。しかし、この症状は一例であり、他にもさまざまな症状があります。

■間違った通説3:メンタルヘルスの問題は大人だけが抱える

10人に1人の子どもや若者が、勉強のプレッシャーやいじめ、家族や友だちとの死別などによりメンタルヘルスに問題を抱えるそうです。

このときには適切な支援や治療を利用することが非常に重要です。精神疾患を早く治療できれば、問題が増えたり、のちの人生で再発したりすることを防げるでしょう。

■間違った通説4:統合失調症の人たちは暴力的で攻撃的

統合失調症の診断がある人は、他人よりも自分自身に対して危険になる傾向があります。残念ながら、この病気を持つ人の一部は、妄想的になったり、ドラッグやアルコールを使用したりすることで暴力的になります。

とはいえ、ごく少数の人たちしか、暴力的にならないのです。事実、殺人や凶暴な犯罪事件のほとんどは、精神的障害を抱えていない人々によって引き起こされます。

■間違った通説5:意志が弱い人だけがメンタルヘルスに問題を抱える

私たちの4分の1が、人生のどこかの時点でメンタルヘルスに問題を抱えるそうです。精神障害は差別的なものではなく、誰にでも起こりうるのです。それは弱さの表れではありません。

■間違った通説6:精神疾患は怠惰と悪い行いの言い訳にすぎない

精神的障害は医学的に認識されています。これらの症状は好んで持つのでもなく、また説明のしようもないのです。誰かがうつ病を経験するときには、たとえばベッドから出られないと感じる、日常活動をすることができないと感じるのです。

そのため、うつ病の人が、怠惰というわけではありません、うつ症を患う人で、その症状を改善させて人生を取り戻したいと強く願っても、それができないのは、症状が非常に重いからです。

■間違った通説7:うつ状態になるのには理由がある

うつ病はときどき、トラウマ的な経験や死別などの出来事によって引き起こされます。しかし、常にそうだというわけではなく、原因はさまざま。

家系、しつけ、ストレスのたまる出来事、ライフスタイルなど、すべてが影響するのです。症状を引き起こすと特定できる原因が分からない場合もあり、対処することや回復することが難しくなります。

また世界中では、3.5億人がうつ症状を患っていると推定されています。うつ病はなにもせず抜け出せるものではありません。セラピーや投薬といった治療介入によって治療されるのです。

■間違った通説8:不安障害があるとどんなストレスにも耐えられない

誰でも不安や心配、恐怖をたまに感じるものです。これは特定の状況において、正常な反応です。

たとえば仕事の面接の前には、不安な気持ちになるでしょう。難しい状況や危険な状況にいるときには、これらの感情がリスクを認識し、自分がなにをする必要があるかを伝えるのです。

しかしながら、不安障害がある場合には、これらの感情はより頻繁になり、深刻で、耐えることが困難になります。そして実際よりも、まるで事態がはるかに悪いかのように感じるのです。これは日常生活に影響を与える原因にもなります。



メンタルヘルスの問題は、誰にでも起こる可能性があるからこそ、正しい知識を持ちたいもの。また自分自身だけでなく、パートナーや家族が問題を抱えたときのためにも、理解を深めていくいいと思います。

(文/椎名恵麻)

 

【参考】

8 common myths about mental health-NetDoctor

うつ病などの精神疾患で申請1515人 過去最多-毎日新聞

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