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何かを得るために何かを捨てる「あさが来た」137話

2016年03月12日 09時50分
提供:エキサイトレビュー

朝ドラ「あさが来た」(NHK 月〜土 朝8時〜)3月11日(金)放送。第23週「大番頭のてのひら」第137話より。原案:古川智映子 脚本:大森美香 演出:新田真三

137話はこんな話
養之助(西畑大悟)に新兵証書が届き、
あさの父・忠興(升毅)が亡くなる。
そして、命拾いした雁助(山内圭哉)が大阪にやって来た。

ごちそうさんとは違う展開であってくれ
婚礼の祝いの日に、新兵証書が届く。これも、盆暮れ正月がいっぺんにやってきたような出来事というのだろうか。
そんななかなかない体験をした養之助を演じている西畑大悟は、同じ朝ドラ「ごちそうさん」では主人公の息子(活男)役を演じていて、彼は戦争に行き、2013年3月8日放送回で、戦死の報が主人公に届いた。
そう考えると、いやな予感がよぎるけれど、同じことにはしないだろうと逆張りしたい。新兵証書というのは、兵隊になってね、というお達しで、いきなり戦争に呼ばれるものではないようだし。
父・忠興も亡くなり、あさのまわりがどんどん寂しくなっていくが、そうなればなるほど、あさが心血注ぐ成澤泉(瀬戸康史)の女子大学設立計画は軌道に乗っていく。あさは何かを得るために何かを捨てている。
「忍」の文字があさの額に書いてあるかのように、あさは資金集めにつとめる。

玄関にず〜っと放っておかれた成澤の本にめげることなく、置いといてくれて表紙の字を見てくれただけでもありがたいと、余裕の微笑みを浮かべるあさ。このど根性、見習いたい。
何が起きても動じない女丈夫のあさだが、父が残したてけつを見て、涙する。ここでようやく彼女の顔がゆがむことで、あさもいろいろ我慢しているのだなあと思わせる。

さて、137回中、ほとんど見せ場のなかった栄達(辰巳琢郎)が、ひとりで大阪にやって来た。兵隊に行ってしまった養之助の代わりの働き手として藍之助(森山大地)を和歌山につれて帰る。こんなにアップになった栄達、はじめて見た気がする。
藍之助と入れ違いに、雁助が猫の泣き声と共に登場。角を曲がる前に、猫と戯れてきたのかと思わせる登場で、亀助(三宅弘城)まで猫のように雁助にじゃれつく。亀助は犬っぽいけれど。
「雁助さんや雁助さんや」とわいわいじゃれつく亀助、「叩いたらあかん」「ありがとう」と軽くいなす雁助。やっぱりこのふたりのコンビネーションはいい。
(木俣冬)

木俣冬の日刊「あさが来た」レビューまとめ読みはこちらから

【関連リンク】
千代、東柳にメロメロ「あさが来た」136話
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妻の知らない夫の顔「あさが来た」134話
うめ、雁助の妻とついに対面「あさが来た」133話
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