日刊アメーバニュース

学生発・酒蔵インターンがいよいよ始動! 日本酒で海外を目指す「事業立案ワークショップ」開催

2016年03月02日 17時00分
提供:マイナビスチューデント



日本が誇る"SAKE"をより広く深く、世界に向けて発信するためにはどうしたらいいのか? 去る2月21日、東京・千代田区のパレスサイドビル内マイナビルームにて、就活生と日本酒の蔵元が共に知恵を出し、作り上げる「事業立案ワークショップ」が開催されました。



このワークショップは、「学生日本酒協会」が主催する酒蔵インターンプログラム「求む!未来の醸造家!日本酒のグローバルマーケター!」の第一段階として行われたもの。若い世代に日本酒の魅力を伝えるために多くのイベントを主催してきた学生日本酒協会が、「日本酒を知る」「楽しむ」にとどまらず、人出不足に悩む酒蔵と、酒造業界で働くことに興味を持つ学生とを結びつける本格的なプロジェクトを立ち上げたのです。

初めての合同インターンとなる第一期は、南部美人、楯の川酒造、勝山酒造、平和酒造、酔鯨酒造の5社が参加。今回行われた「企画立案ワークショップ」と、実際に酒造りを体験する「酒蔵インターン」の二部構成で実施されます。

■各国への「売り方」を考えることで、海外市場や営業の仕事への理解を

会場では、今回のインターンシップにエントリーして採用された学生が酒蔵ごとに3~4名のグループを作り、進行役の運営メンバーを交えてグループワークに取り組みました。各グループにはそれぞれ蔵元がアドバイザーとして入り、専門家として学生の質問に答えたり、要所要所でヒントを与えることでサポートをしていきます。



学生日本酒協会の代表である伊澤優花さん


課題は、各蔵に割り振られた"フランス""アメリカ東海岸""アメリカ西海岸"といった海外の国や地域へ、いかにして日本酒を販売するかの企画立案。学生日本酒協会の代表である伊澤優花さんから「ゴールは、グループごとにワークシートを完成させて5分間のプレゼンテーションを行うことです」と説明があると、学生たちは各自で事前に準備したワークシートと、収集してきた各国のデータや情報をもとにディスカッションを展開しました。

酔鯨酒造グループと南部美人グループが担当した"フランス"では、ワイン文化が深く根付いている中での日本酒の位置づけが議論の中心に。「中国の全く違うお酒と混同されやすい」などの現状が指摘されたほか「料理によってお酒を変えるコース料理に組み込めないか」「ホームパーティに訴求してはどうか」といった、現地のライフスタイルと日本酒との融合が検討されました。



"アメリカ東海岸"は勝山酒造グループと平和酒造グループが担当。日本料理店が比較的多いため、富裕層を中心に日本酒も浸透していると思いきや「日本人が考えるよりも理解度は低い」と分析。「日本酒そのものだけでなく、ストーリー込みで紹介する」「深く語れる人材を現地で育成する」といったビジョンを形にする方法が話し合われました。また、楯の川酒造のグループが取り組む"アメリカ西海岸"でも、日本酒が正しく扱える本格的な日本料理店はごく少数であることから、そうしたTOPレストランに楯野川を卸すための施策について、具体的に検討されました。


最初は遠慮がちだった学生も、「日本酒の仕事がしたい」という同じ志を持つ者同士。ワークショップが後半にさしかかる頃にはすっかり打ち解け、2時間弱という限られた時間では足りないほどに熱心な意見の交換が行われていました。



■今後の酒蔵にはグローバルなものの見方が必要

最後に各グループ5分間の持ち時間が与えられたプレゼンでは、力を合わせてまとめ上げたそれぞれの企画の個性が際立つ内容となりました。

たとえば、フランスを担当した南部美人グループの企画は名付けて「チョコッとマリアージュ」。有名ショコラティエやソムリエとコラボし、食にこだわりのある人をターゲットに日本酒とチョコやチーズとのマリアージュを提案するというもの。一方、勝山酒造グループがアメリカ東海岸で展開しようと考えたのは「格式ある美酒と伊達文化の体験」。重箱入りの酒、武士の文化を伝える盃、酒造りの歴史を紹介した巻物を、限定100セットで販売。日本文化に興味のある本物志向のアメリカ人をターゲットに、日本酒を通じた「特別な日常」を売るというプランです。





アドバイザーを務めた蔵元は「商売として考えすぎると思いつかない、新たな発想に気付かせてもらえました」(酔鯨酒造・大倉広邦さん)「品質重視・似たもの同士のライバル蔵が集まったワークショップで、こんなに差別化がなされるとは驚きです」(勝山酒造・伊澤平蔵さん)と、学生ならではの企画立案に刺激を受けた様子。

主催した学生日本酒協会の伊澤優花さんも「限られた情報やデータで学生からどれくらいのものが出るか未知数でしたが、想像以上にそれぞれの蔵の特徴を反映した、クリエイティブな案が出ました。蔵元さんも励みになったようです!」と手応えを語ってくれました。



今回のワークショップは海外営業志望・製造志望関係なく、全員が同じプログラムに取り組んだもの。その理由として「酒蔵は一つのチームなので、チームとして働く以上、製造も営業も相互に理解しないといけません」と伊澤さん。日本酒の発展のためには、小さい蔵ほど全員がグローバルな視点を持つことも大事だといいます。



ワークショップが終わると、プログラムもいよいよ第二段階の「酒蔵インターン」へ移行。2月から3月にかけて一期生の25人が、5蔵の現場に向かいます。「日本酒が好きでこの道に入りたい人が、自分に合った蔵を見つけて欲しいですね」と伊澤さん。少しでも多くの学生が夢を叶え、日本酒の将来を担うことを期待したいものです。



文:鈴木恵美子


【関連リンク】
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