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戦力外の瀬戸際という「斎藤佑樹」に涙をぬぐうハンカチがある

2016年02月16日 05時05分
提供:デイリー新潮

“往時”の輝きは見る影もない――。球春到来。「ハンカチ王子」こと北海道日本ハムファイターズの斎藤佑樹投手(27)は、1軍キャンプのメンバーに選ばれ、嬉々として練習に励んでいるが、本人の様子とは対照的に、聞こえてくるのは危機的状況ばかりなのだった。

 ***

 2月1日、米国アリゾナでキャンプインした斎藤。事前の自主トレでは、

「これまで、徐々に身体を作り、段階を踏んでブルペン入りしていた彼が、いきなりブルペンで捕手を座らせて15球、投げ込んだ。斎藤なりに今季の活躍に自信を持っていて、早くその感触を確かめてみたかったのではないでしょうか」

 と、野球担当記者は希望的観測を披露するが、斎藤と親しい球界関係者は、

「いやいや。彼は未だに模索を続けて足掻(あが)いている最中だと思います」

 こう悲観的観測を述べる。

「なにしろ、昨季、斎藤は1勝しかできませんでしたからね。それも、初球からいきなりフォークボールを投げ、とにかくフォークを続けるといった破れかぶれの配球で、相手の意表を突いた結果でした。1度はその奇襲が功を奏したものの、2匹目のドジョウはおらず、結局、1勝止まり。これで、自信回復できるわけがありません」(同)

 それもムべなるかなで、昨季に限らず、プロ生活5年間で、斎藤はたったの14勝。同じチームの後輩である大谷翔平の、昨年1年間の勝ち星15にすら及ばず、二流、いや三流の成績しか残せていないのである。ところが、

「昨年末、栗山英樹監督は『斎藤も、もちろん候補に入っている』と、今季の開幕投手に彼を起用する可能性があると示唆しました」(前出記者)

 栗山監督が「斎藤開幕投手」に言及した背景を、先の球界関係者が解説する。

「就任1年目の2012年、栗山監督は斎藤を開幕戦に投げさせて勝利。その勢いのまま、リーグ優勝したことが彼の『原体験』となっているんです。このこともあって、ことあるごとに、『流れを変えてくれるのは斎藤』と、目を掛けてきました。夢よ再びと、斎藤の開幕投手をほのめかしたんでしょう」

■「他の選手に失礼」

 だが、ある野球ジャーナリストは一刀両断する。

「176センチ、76キロと、プロ野球選手としては小柄な斎藤は、いくら走り込んでも筋肉質の体型を作れず、どれだけ食べても太れない。畢竟(ひっきょう)、球速が上がらず、つまり、彼は入団後、何も成長できていない。今年、劇的な変化を遂げられるとは到底、思えません」

 唯一の希望は、

「素直な性格なので、大谷が『大相撲が野球のプラスになる』と言えば、斎藤も相撲を観るなど、浮上のきっかけがどこかにないか一生懸命探している生真面目さです」(同)

 それでも、野球評論家の張本勲氏は、

「残念ながら、斎藤くんはそもそもプロとしての素質がなかった。そんな彼が開幕投手だなんて話題作りでしかなく、他の選手に失礼。斎藤くんは人柄がいい子ですからね。一流商社に入社して、取引先と接待ゴルフでもするのが向いていたのではないでしょうか」

 と、「転職」を勧めるほどに手厳しいのだった。

 勝つ前に“喝”を入れられ、引退までチラつき、まさに崖っぷちを歩く斎藤。ハンカチで涙をぬぐう日が刻一刻と迫っているようだ。

「ワイド特集 崖っぷちの歩き方」より

「週刊新潮」2016年2月11日号 掲載


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