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橋口亮輔監督、どん底経験も「まだ映画界で仕事をやれる」 スタッフの献身に感謝

2016年02月14日 06時00分
提供:ORICON STYLE

 映画監督の橋口亮輔氏が13日、都内で行われた映画賞『2015年 第89回キネマ旬報ベスト・テン』に出席。7年ぶりの長編『恋人たち』が日本映画ベスト・テン第1位に選出され、スタッフらに向けて「みんな献身してくれた。映画界にもこういうスタッフたちがいるんだと思って、まだ映画界で仕事をやれるなと思わせてくれた」と感謝を伝えた。

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 自身の監督作『ぐるりのこと。』(2008)の後に「人生のどん底を経験した」としみじみ回想。苦境時代を支え、再び監督として映画の道へ戻してくれた深田誠剛プロデューサーにお礼を述べると、「どん底の頃、映画業界なんてクソだと思っていた。でも、クソじゃない人もいっぱいいた」と飾らない言葉で思いをスピーチに込めた。

 同作に出演し、33歳にして新人男優賞を受賞した篠原篤は「僕にはお芝居の才能が何一つないと思いながら必死で20代を過ごして、30代でもなかなかチャンスはなく、俳優を辞める才能もありませんでした」と吐露。しかし、「諦めずに続けてきてよかった。信じてくれた橋口監督、ありがとうございました」と感無量の様子だった。

 同作は、それぞれに異なる事情を持つ3人の男女の物語をつづる人間ドラマ。自分に興味を持ってくれない夫と気が合わない義母と生活している女性、同性愛者で完璧主義の弁護士、妻を通り魔に殺害された夫を中心にストーリーが展開する。

主な受賞作品・受賞者は以下のとおり。

■日本映画ベスト・テン第1位:『恋人たち』(橋口亮輔監督)
■外国映画ベスト・テン第1位:『マッドマックス 怒りのデス・ロード』(ジョージ・ミラー監督)
■文化映画ベスト・テン第1位:『沖縄 うりずんの雨』(ジャン・ユンカーマン監督)
■主演女優賞:深津絵里(『岸辺の旅』『寄生獣 完結編』により)
■主演男優賞:二宮和也(『母と暮せば』により)
■助演女優賞:黒木華(『母と暮せば』『幕が上がる』『ソロモンの偽証 前篇・事件/後篇・裁判』により)
■助演男優賞:本木雅弘(『日本のいちばん長い日』『天空の蜂』により)
■新人女優賞:広瀬すず(『海街diary』により)
■新人男優賞:篠原篤(『恋人たち』により)
■キネマ旬報読者賞:川本三郎


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