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「石坂浩二」出番を全部カットは『なんでも鑑定団』黒幕

2016年02月14日 05時05分
提供:デイリー新潮

 老いたる馬は道を忘れず――と韓非子の一節を引くまでもなく、知識と経験で勝る年配者を敬うのは世の道理。まして、古い物の価値に光を当てることがテーマの番組なら尚更である。にもかかわらず、『開運!なんでも鑑定団』では御年74歳の石坂浩二が、買い手がつかないままホコリを被った、骨董品のような扱いを受けているのだ。

 ***

 1月26日の放送を確認しただけでも、その異様さは一目瞭然だ。何しろ、1時間に及ぶ番組のうち、石坂の姿が見えるのは1分足らず。ゲストで出演した華原朋美はおろか、彼女が鑑定を依頼した“マイセンの飾り壺”よりも画面に映っている時間が短い。また、冒頭で「こんばんは」と発して以降、彼のコメントはほぼ皆無である。

 実は、ある意外な人物もこの扱いに疑問を抱いていた。皮肉にも、同じ時期に渦中の人となった甘利明・前経済再生相だ。

 毎週のビデオ録画を欠かさないほどの『鑑定団』ファンだという甘利氏は、一昨年8月にゲスト出演し、ブログにこう綴っている。

〈スタジオで意外だったのは、無口なはずの石坂浩二さんがMCの今田耕司さんと同じくらい喋りまくっているのに、放送では全部カットされていること〉

 実際、多くの視聴者も石坂が“無口”だと受け取っていたに違いない。

 ところが、番組に出演経験のある鑑定士は、甘利氏の発言に大きく頷くのだ。

■“言えないよ”

「博識で喋り好きな石坂さんは、心から番組を楽しんでいる印象でした。芸人が観覧者に前説をしている時からスタジオに顔を出し、鑑定士と話し込んでいる。収録が始まっても、“このあいだ行った美術館の絵には感動した”、“ロケ先のお寺にあった仏像が素晴らしくてね”と、興味深いコメントを連発していました」

 だが、今年で23年目を迎えるテレ東の看板バラエティ番組で、そのコメントが流れることはなかった。

「やはりプロデューサーとの確執が尾を引いているとしか思えません」

 騒動の“黒幕”について、別の鑑定士が明かすには、

「番組作りの実権を握っているのは制作会社・ネクサス所属のプロデューサーです。彼が就任した10年ほど前の忘年会で“事件”は起きました。当時、石坂さんは鑑定士と一緒に評価額を相談する“鑑定ルーム”というコーナーを担当していた。プロデューサーはそれが気に喰わなかったようで、“素人が専門家の仕事に口を挟まない方がいい”と噛みついたんです。そのうち石坂さんも大声で反論し始めて……。取っ組み合いの喧嘩になるんじゃないかとヒヤヒヤしましたよ」

 結局、石坂のコーナーは消滅する。さらに、

「番組のご意見番だった島田紳助さんがMCを降板してから、石坂さんは本格的に干されることになった。ここ2年程は出番をほとんどカットされ、同じように番組を初期から支えてきた鑑定士や放送作家も切られてしまいました」(同)

 1月31日、報道陣に「どうせ放送されないから、好き勝手に話してた」と自嘲気味に語った石坂。だが、改めてプロデューサーとの確執について質すと、

「言えないよ、言えないっ」

 と繰り返すのみ。

 石坂は来月末で『鑑定団』を降板し、テレ東系列のBS放送で別番組の司会に就任するという。玉虫色の決着では番組の“評価額”を下げるだけだろう。

「ワイド特集 崖っぷちの歩き方」より

「週刊新潮」2016年2月11日号 掲載


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