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ご当地ヒーローみたいな『ゼロ係』 小泉孝太郎のKY刑事がはまり役

2016年02月12日 06時00分
提供:ORICON STYLE

 昨年大ヒットしたドラマ『下町ロケット』で敵役を好演し、俳優として殻を突き破った感のある小泉孝太郎。1月期はテレビ東京系金曜8時のドラマ『警視庁ゼロ係~生活安全課なんでも相談室~』に主演し、空気の読めないKY刑事を生き生きと演じている。

ゼロ係のメンバーの写真そろえました

 キャリア警視・小早川冬彦(小泉)と男勝りで口の悪いベテラン刑事・寺田寅三(松下由樹)を中心に、警視庁杉並中央署生活安全課に新設された「なんでも相談室」、通称ゼロ係に集められた落ちこぼれ警察官たちが難事件の解決に挑む。

 冬彦は「僕は警視ですが、たまたま国家公務員I種試験をトップ合格して、キャリアになっただけです。言ってみれば偏差値が高いだけです。叩き上げの刑事の皆さんのような現場経験は全くありませんので、なんなりとご指導ください」と自己紹介するようなKYぶりだ。叩き上げの刑事は皆、苦虫をかみつぶしたような顔を見せるが、本人はお構いなし。そこに嫌みっぽさは微塵もない。小泉の演技がよくはまっている。

 “相棒”役の松下をはじめ、ゼロ係のメンバーも個性的だ。毒舌で効率主義の9時5時事務職・本条靖子役に安達祐実、勤勉家で出世欲はあっても地頭に難がある桜庭勇作役に木下隆行(TKO)、モデルのような容姿と巧みな誘いで男性刑事をとりこにし、「結婚詐欺」騒動まで発展して異動を余儀なくされた安智理沙子役に原田夏希、冬彦を密かに監視している係長・亀山良夫役に大杉漣が出演。彼らの衣装は意図的に色分けされており、赤の冬彦、青の寅三、紫の靖子、黄の桜庭、ピンクの理沙子、緑の係長と、まるでご当地ヒーローのようなのだ。

 作家・富樫倫太郎氏の小説『生活安全課0係 ファイヤーボール』(祥伝社)が原作。事件を捜査して犯人を捕らえる展開の刑事ドラマだが、コメディー要素もあって面白い。冬彦のKY発言をはじめ、桜庭がよくカレーを食べていたり、第4話(2月5日放送)にゲスト出演した佐野史郎が「冬彦」という名前に微妙に反応していたり。

 ゼロ係を敵対視し、手柄は全部持っていくプライドの高い刑事課主任・古河祐介役の手塚とおるや副署長・谷本敬三役の石丸謙二郎も安定の芝居。行きつけの居酒屋の店主に加藤茶、謎の情報屋に寺島進、鑑識課主任・青山進役に六角慎司ら脇役も存在感を見せている。

 本作で小泉は新しい刑事像を作っていけるのか。12日放送の第5話の予告映像では、冬彦が刺されてしまったかのようなシーンが。寅三は杉並中央署に異動する原因になった3年前の事を思い出し激しく動揺する。第1話からたびたび霊安室で寅三が号泣するシーンがインサートされてきたが、それが、かつて相棒だった大島警部補(神尾佑)を亡くした事件だったことが明かされる。


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