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客引き退治に「上野警察署」スピーカー作戦の成果

2016年02月10日 05時00分
提供:デイリー新潮

“オイコラ警察”も今や昔。平成のおまわりさんは、我々が危ない目に遭わぬよう優しく声をかけてくれる。ただし、自動音声で――。

 東京・上野の仲町通り界隈は、池波正太郎が愛した「池の端藪蕎麦」や鈴本演芸場が軒を連ねる。昔ながらの情緒が漂う街角だが、夜の帳が下りれば片言の日本語を操るお姉さんたちが、“ノミ放題、アサマデ5000円ヨ”なんて調子でしつこく付き纏う。風情も何もあったもんじゃないのだ。

「都条例で路上の客引き行為は一切禁止です。警察も見つけ次第、取り締まっていますが、イタチごっこが続いています」(社会部記者)

 地元商店会の要望を受けて、上野警察署が、仲町通りを中心に始めたのが“スピーカー作戦”。界隈の随所に隠された拡声器からは、精悍な印象を受ける男性の声で〈ご通行中の皆さん! こちらは上野警察署です。客引きの甘い言葉にご注意ください。笑みを浮かべ親しげに近寄り今日は飲みですか、キャバクラですか、風俗ですか? 良い子がいますよ。任せてくださいと言葉巧みに近寄ってきます〉といった具合で数十秒毎に警告を発する。

 実はコレ、新宿や池袋ではひと足早く導入された新兵器だった。

「上野では昨年の12月26日から放送を開始しましたが、この1カ月で明らかに客引きの数は減っています。強いお酒を飲ませて泥酔した客のカードから多額の現金を引き出す“払い出し”という手口の被害が多発していたのですが、1月の相談は2件のみでした」

 と、所轄の上野署は胸を張る。ちなみに、気になる声の主はプロの声優さんだそうだけれど、なぜ“DJポリス”を登板させないのか。

「週刊新潮」2016年2月11日号 掲載


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