日刊アメーバニュース

【V系】「LIPHLICH」新メンバー加入! 変化と未来を語ったロングインタビュー

2016年02月05日 17時00分
提供:ウレぴあ総研

——「ウレぴあ総研」久々の登場になるLIPHLICHですが、大きな変化として、まず新ドラマーである小林孝聡さん加入のいきさつから伺わせてください。

"自分たちにしか出せない音楽"を目指して。「LIPHLICH」インタビュー【写真満載】

久我新悟:今回のアルバム『蛇であれ 尾を喰らえ』とツアーの構想は、去年の早い段階からあったんです。前のツアーと同時進行で“破壊と創造・ウロボロス”というテーマで考えていました。

そして新曲を作り、レコーディングの真っ只中にドラマーの丸ちゃん(丸山英紀)が脱退してしまったので、てんやわんやだったんです。

——青天の霹靂状態だったと。

久我:突然でした。丸ちゃん自身の限界もあって…、オフィシャルサイトの文章の通りなのですが。「脱退する」ということは受け入れてはいたのですが、結構当日も頭真っ白に近くて。「この先どうなるんだろう…」みたいな。

なにも明確に決まっていないけど、予定を延期する訳にもいかないから、知り合いの信頼できるドラマーの人達に当たってった時に、小林孝聡くんが引き受けてくれるっていうことで…。
頼んでもいないのにいきなりLIPHLICHの持ち曲60曲ぐらいを叩けるようにしてきてくれたんですよ。

小林孝聡:ずっと近くで後輩としてLIPHLICHを見てきたということもありましたし。

久我:「じゃあレコーディングは参加してもらおう」ということになり、その10日後ぐらいにクリスマスイブでライブがあったんですよ。それもなんとかしなきゃってことでお願いしたところからでしたね。

進藤渉:実は彼が前のバンドをやっている時でしたが、1回だけ彼のバンドをサポートしたことがあったんですよ。何回かスタジオに入ったことがあったので、彼のドラマーとしての波長みたいなものは分かってはいました。

でもLIPHLICHの曲でどれだけできるのかは分からなかった訳なのですが、見事にやってくれて驚きましたね。後、そのクリスマスイヴのライヴは全てアコースティックアレンジで演奏する内容だったんですよ。

小林:そうなんです! せっかく全曲覚えてきたのにまた新しいアレンジ覚え直しっていう(笑)。


久我:しかも前日リハしか4人で合わせられた日がなかったんだよね。

新井崇之:それでも、「こういうアレンジは?」って案を出してくれて、それでいこう!ってなるシーンもあったりして。

——バンド然としたまとまりみたいなものは、早いうちから見えてきていたんですね。

新井:彼は歌も歌えるんですよ。だから歌に合わせて全体の曲の雰囲気を作るような気持ちいいドラム叩いてくれるんです。器用だなって思いましたし…。

あと、今回のアルバムは丸ちゃんが叩いて録れていたところも、やっぱり全曲統一感があったほうが良いってことで全て録り直したんですよ。人が変わると細かいフレーズや音も変わるじゃないですか。小林くんらしい曲によく絡む良いドラムを叩いてくれましたね。それに、元々知らない仲でもないわけですし。

だから小林くんからも僕らからもいろいろ言いやすいし、気持ちいいコミュニケーションがとれますよね。ライブでもちゃんと主張の強いドラマーなので、あわせてても楽しいし。

小林:ありがとうございます(笑)。

久我:純粋で貪欲なところが素晴らしいと思います。「LIPHLICHやりたいです!」って正直に言ってくれたところとか。サポートの人って様子見たりして隠すじゃないですか。そういう中で、ちゃんといろいろ考えた上で自分の意見をぶつけてくれたのは嬉しいことでしたし、そうあるべきだと僕も思うので。そういうのもあって加入発表が早かったんだなって思います。

——赤坂BLITZライブでの加入発表に驚いた人も多かったのでは。

久我:本当はツアー回ってファイナルで発表っていうのがセオリーなのかもしれないけど、そうすると観にきてくれてる人が「3人+サポートの人」っていう認識をしますよね。でも実際は作品を叩いていて、アレンジもしていて、自分の意見をガンガン出して関わっているのに、発売するCDに“サポートドラマー”という表記はしたくなかったんですよね。

もう僕らの気持ちも固まっていたから、じゃあバンドとして成長していくためにも早く発表しようと。

——様々なことが同時進行で、かなり大変だったのではないでしょうか。

小林:そうですねー制作周りは本当に大変でした…。なんとかなりましたけど、この間何やっていたとか記憶がおぼろげなぐらいで(笑)。

久我:「寝たかな?」ってくらいだよね(笑)。

進藤:レコーディング、PV撮影、リハーサル…、12月後半は毎日一緒にいましたね。結果的にその間があったからまとまるのが早かったんだと思いますね。

レコーディング中の意見交換が個人的にはすごく良くて。当時はもう、もうとりあえず目の前のものをなんとか完成させなければならないって必死だったんですよ。だから正直小林くんの加入をどうしようとかそんなことを話題にできる余裕も無いぐらいでした。そんな中で彼が「この作品を自分の作品にしたいです」って言ってくれて。

小林:言いましたね。

久我:ストレートな言葉ですよね。はっきり言いましたね。

進藤:その言葉を聞けて良かったです。今回のアルバムって3人で作った訳ではなくて、かなり彼の意見も反映されているんです。今回、1曲だけ作曲者がLIPHLICH名義の曲があるんです。その曲も、彼の意見が取り入れられたからこそ自然とそういう表記になりました。「この作品が出る時までサポートにしておきたくない!」って我々も思ったんですよ。

小林:アレンジ、すごく頑張ったんですよ。だから「この作品を自分の作品にしたいです」って言葉が出たんですよね。

久我:因みにそのLIPHLICH名義の曲は『リインカーネーション』という曲なんですけどね。原曲自体は丸ちゃんがやめる前からあったんですが、そこから小林くんが入って歌メロやコーラスが変わったりだとか、歌詞が変わったりして。

4人で話し合いながら作り上げた部分は大きかったです。でも気持ち的なところもありました。その時ってぐちゃぐちゃだったし、めまぐるしかったんですけど、新たに4人でやっていくっていう気持ちがそのまま出ました。

———なるほど。

久我:僕等はこのまま唯一無二の存在になって武道館に立ちたいという夢があります。BUCK-TICKとかそういう…、お会いした中だとGargoyleやSEX-ANDROIDもですよね。続けていってる大先輩達を尊敬しています。

長くやってるってだけでも本当にすごいことだと思うんですよ。うーん、なんて言うのかなあ。やっぱ「意地でも続けてやろう!」の一言につきますね(笑)。

新井:そうだね(笑)。

——その「意地」は先日行われた赤坂ブリッツでのワンマンライブでもかなり感じました。

久我:「お願いだから来て!」みたいなのは死んでも言いたくないんですよね。「いつでも来てください」というスタンスでいたい。そりゃ正直来て欲しいという気持ちはありますよ、でも押し売りしたくないですよね。

そういう気持ちじゃないと夢に見ている武道館には立てない。耐えるもんならいくらでも耐えてみせますよ。ゆっくりでも登っていきたいと思っています。

——前向きですね。

進藤:2年前でしたっけ、久我くんの喉の調子が悪かった時も3人でまわってたぐらいなんで。もともとそういう気質はあるのかもしれないですね。

久我:あの時の貴方達は、まー強かった…。

進藤:でも、今回の件があったから「あえて前向きに考えよう」みたいな意識をしようとすら思いませんでしたから。

——「続けることが当たり前」くらいの気持ちで、それ以外の選択肢はなかったんですか?

新井:そうですね。考える余地もないぐらいで(笑)。

——今回のアルバムは『蛇であれ 尾を喰らえ』でテーマがウロボロスということですが、これもすんなり出てきたのでしょうか?

久我:前のシングル『7 Die Deo』の制作が終わった段階で、なんとなく見えていましたね。去年の活動自体がアコースティックライブを色々なところでやったり、羽田空港やら船やら、劇場ライブだったり…、LIPHLICHならではの個性的活動に力を入れていた中で、オリジナルアルバムをリリースしていなかったんです。どこかLIPHLICHとして出せるものを全部出し尽くしちゃったなあっていうのがあって。

そこから「ウロボロス」というテーマが出てきました。死と再生、永続性という意味もあるので。
ぐるっと円をかいたモチーフもツアーとかとリンクする気もするし。

——2月13日から横浜を皮切りにワンマンツアー「ウロボロス-蛇であれ 尾を喰らえ-」もはじまりますね。

久我:1月24日の赤坂ブリッツは、「破壊の日」というか。今までのLIPHLICHが終わって、リリース前に予備知識もないものを見せるのことがテーマでした。それで新作がリリースされた後の2月13日からはどうなるのかな…といった感じですね。

新井:僕の地元が群馬なんです。前橋では去年誕生日にやらせてもらいましたけど、高崎はワンマンツアーでは初めてですね。

——ファイナルは川崎CLUB CITTA’ですね。ここもワンマンは初めてですか?

久我:そうですね。主催イベントはやったことがあるのですが、ワンマンは初です。地元な上に、初めてSADSを観た会場です(笑)。

——本当にSADSお好きですね(※記事『DAZZLE VISION・Maiko、MEJIBRAY・綴、LIPHLICH・久我新悟が“SADS”を語る! リスペクトアルバム発売記念座談会』参照)。

新井:僕はhideさん大好きなんですけど、毎年hideさんの誕生日ライブが行われる場所じゃないですか。そこで遂にワンマンできるんだなあって。心踊りますね!気を引き締めてやります。

進藤:私は特に…。

新井:一応地元じゃん(笑)!

進藤:あの辺、釣りには行きますけどね。船出して、沖の方に行くとアジなどが釣れます。

——あっ、はい…。

進藤:ふふふ、でも印象でいうと去年の1本目の主催イベントが印象深いですよ。その頃はまだ実験的な試みをしていたので、『Underground In My Scum Heads』の1曲のみを披露したんですね。こんな特殊なことするのウチぐらいだろうな、これから川崎CLUB CITTA'に出るときは毎回それを思い出すんだろうな、なんて思いましたね。

小林:僕は参加して初音源での初めてのツアーのファイナルですし、思い入れがきっとできると思います。これから(笑)!

——皆さん未来に向かってる感じがしますね。

久我:そんなポジティブバンドみたいに…。

一同:(笑)。

久我:「未来に向かって!」みたいなの似合わないな〜。

小林:「翼広げて!」的な(笑)。

——まあ見た目や曲調はそうではないかもしれですが。でも『SHOW MUST GO ON』ってタイトルが今のLIPHLICHを象徴しているなとは思ったんですよね。「ショーを続けなければならない」「それでもショーは続く」…。これほど適切な表現はないんじゃないかと。

久我:自分でもタイトルをつけた時にそう思いましたね。元は違う題名だったんですけど、いろいろあってから歌詞も変えましたね。なるべくしてこの歌詞になったというか。

——これからが楽しみですね。

久我:ありがたいですね。ずっとこれからが楽しみだと言われ続けたいです。…やっぱ良い言葉だよね。『SHOW MUST GO ON』。

新井:ぴったりだよ。

——『リインカーネーション』から『SHOW MUST GO ON』にいくアルバムの中での並びもすごく素敵です。

進藤:あそこの曲順は割と早い段階から決まっていたんですよ。

久我:1〜2曲目と11〜12曲目の並びは、まだ歌詞もない段階から決まってましたね。12曲目の『SHOW MUST GO ON』の最後に蛇の音が入っていて、1曲目と永遠にループするという。

——楽曲タイトルもどれも象徴的ですよね。毎回物語的というか映画的な構造になっているというか。

久我:性格なんですかね? そういうの、毎回何かしら入れちゃうんですよねー。これでも、単純にしようっていつも思っているんですよ(笑)。

よく色んな人から映画的と言われるんですけど、そんな映画通ってわけじゃないんですよ。シネフィルみたいに1年に何百本観るとか、「誰も知らないあの映画を俺は知っている…!」とかではない(笑)。単純にいいなと思ったものをそのまま作品に突っ込む感じです。

——因みにボーナストラックありで、DVDがついていないCタイプの音源は2000円に先にリリースされたシングル表題曲も収録されていて、とてもリーズナブルですよね。

久我:手にとってもらいやすいかなと思います。まずは音に興味を持って聴いて頂けたらなと。

——ちなみに恒例のワンマンでのショータイムはあるんですか。

進藤:まだ決めてないです。でも毎回ワンマンのファイナルにやっているものだったので…、今回は初日にやってしまったから、ウロボロスのテーマに沿って最初と最後で締めてもいいのかしら?

新井:いや勝手に締めるなよ(笑)。

久我:…僕はもう第三者的に楽しみにしてるよ。

進藤:貴方(小林)には協力してもらうかもしれないわよ。

小林:一体何を…?

——今回のアーティスト写真もすごいポーズですね。

進藤:私は事務所にもメンバーにも衣装とメイクの方向性を言わずに勝手にやってるから…。当日「これで」って。

久我:布被ってたもんね。

進藤:前日布を選ぶのに大変だったのよ?

——冒頭で皆さん「この一ヶ月忙しかった」と言ってましたけど…。

進藤:まさか私が暇みたいな言い方しないでくださいよ!

——申し訳ございません。

久我:知らないうちにチャッカリやってますもんね。

進藤:彼(小林)が写真撮影に慣れてないから、撮影中ずっと同じポーズで動けずに…。

久我:適当に休んでたらいいのに。

新井:っていうか降りてろよ。

進藤:一度降りたら同じポーズできないから、それは私の美意識が許さないですよ。

——……この話長くなります?

久我:このままだと「進藤渉パーソナルインタビュー」になっちゃうからね。

進藤:まだまだ話足りないけどね。

——本日はありがとうございました!

進藤を除く一同:おつかれさまでした!

進藤:………。

LIPHLICH単独公演ツアー ウロボロス-蛇であれ 尾を喰らえ-

2月13日(土)横浜BAYSIS
2月14日(日宇都宮HEVENSROCK
2月20日(土)千葉LOOK
2月21日(日)浦和ナルシス
2月27日(土)大阪RUIDO
2月28日(日)神戸VARIT
3月5日(土)京都MUSE
3月6日(日)名古屋ell.SIZE
3月12日(土)岡山IMAGE
3月14日(月)姫路ベータ
3月19日(土)高崎FLEEAZ
3月20日(日)仙台HOOK
3月26日(土)福岡DRUMSON
3月27日(日)広島Cave-Be

開場17:00 開演17:30
前売り4000円 当日4500円

[プレイガイド]
チケットぴあ、ローソンチケット、イープラスにて発売中

(問)
横浜/宇都宮/千葉/浦和/高崎:DISK GARAGE 050-5533-0888
大阪/神戸/京都/姫路:夢番地大阪 06-6341-3525
岡山/広島:夢番地広島 082-249-3571
仙台:GIP 022-222-9999
福岡:BEA 092-712-4221
名古屋:キョードー東海 052-972-7466

LIPHLICH単独公演ツアー ウロボロス-頭-

2016年4月2日(日)川崎CLUB CITTA’
開場16:45 開演17:30
前売り4500円 当日5000円
[プレイガイド]
チケットぴあ、ローソンチケット、イープラスにて発売中
(問)DISK GARAGE 050-5533-0888

OTHER ONEMAN

2016年8月2日(火)TSUTAYA O-WEST 進藤渉 Produce公演「ジェンダーフリー」

[CAST]LIPHLICH
OPEN18:00/START18:45
前売 ¥4,000/当日 ¥4,500(D代別)

[プレイガイド]
・先行Aチケット
2016年4月2日(土)川崎CLUB CITTA’
ウロボロス-頭-公演物販ブースにて発売
・Bチケット※調整中
(問)TSUTAYA O-WEST

2016年2月23日(火)EDGE Ikebukuro
SALIVAN主催 東名阪ツアー 『All of you i trust…』

[CAST]LIPHLICH/SALIVAN/えんそく/ソニックデスモンキー/他

2016年3月9日(水)新宿ReNY
凛 LAST LIVE 「the end of corruption world」 ~KISAKI 40TH BIRTHDAY EVENT~

[CAST]LIPHLICH/凛/JILS(GUEST)/GOTCHAROCKA/UCHUSENTAI:NOIZ/Jupiter/AvelCain/黒百合と影

2016年4月24日(日)川崎CLUB CITTA’
百花繚乱~Extravaganza for second bloom~Ver.勿忘草

[CAST]LIPHLICH/えんそく/マイナス人生オーケストラ/乙女国家/THE BLACK SWAN/NoGoD/SEX-ANDROID/heidi./ADAPTER。/Mix Speaker’s,Inc./Bio-造形するバイオ-/ケミカルピクチャーズ/andmore

2016年5月7日(土)名古屋ell SIZE
百花繚乱~Extravaganza for second bloom~Ver.杜若

[CAST]LIPHLICH/えんそく/マイナス人生オーケストラ/乙女国家/THE BLACK SWAN

2016年5月22日(日)OSAKA MUSE
百花繚乱~Extravaganza for second bloom~Ver.桜草

[CAST]LIPHLICH/えんそく/マイナス人生オーケストラ/乙女国家/THE BLACK SWAN/The Benjamin


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