日刊アメーバニュース

【目からウロコのお悩み相談室 vol.5】夫婦のコミュニケーション編

2016年01月17日 13時00分
提供:Doctors Me

こんにちは、家族カウンセラーの宮本まき子です。前回の、【目からウロコのお悩み相談室】子育てコミュニケーション編 vol.4では「夫婦のコミュニケーション」についてお話させていただきました。
今回も「夫婦のコミュニケーション」についてお話します。

夫婦編 その2 肩すかし、計算違い、やりなおし、何でもアリの「シングル・アゲイン」
「いやぁ、つっかれましたぁ!」と、まるでフルマラソンを走ったような感想が平均的な実感のようで。でも「完遂」できた方はまだまし。道半ばで「こんな大変なら棚上げ!」の中断組もいれば、「自然のなりゆきにまかせよう」なんて後ろ向きの方もいる。

ああだ、こうだと「離婚しない理由」はさまざまあれども、「時間と金、それに迎えてくれる実家(親)」があれば、いったん生活を切り離してみる「環境づくり」も試してみてはいかがでしょう。来し方行く末を熟考する数少ない機会でもあります。口もきかないままで金婚式なんて最悪のブラック・ジョーク。結婚も離婚も「やってみなけりゃわからない」のと違いますか。

Q:出産で仕事をやめたので、実家が毎月そのぶんを援助してくれています。感謝どころか「金額が足りない」と文句を言う夫に嫌気がさして、別れたいと言ったら離婚理由にならないと言われました。

A:夫の言い分が「金額」なのか、妻の生活態度への文句なのか?単なるグチや不満に妻が過敏になりすぎていないかを確かめるには、「別れたい」と逃げ腰になる前に、派手にケンカしてみましょう。カッカという言い合うコミュニケーションをこわがっては、正しい結論は出ません。(私が以前にとったデータだと)夫族は10年たっても「俺と結婚できただけで女房は幸せだ」と思い込んでる一方、妻族は平均1年ほどで恋の熱病からさめています。

その後、妻は夫に「精神的な支え」、安心感、尊敬、信頼、協力度などを求めますが、夫は妻に「衣食住のライフラインの確保」を期待します。軽い気持ちで「妻の遺産の前渡し」をせかす夫に不信感を持って幻滅する妻の構図だったら、第三者を入れて「お互いの求めるもののすれ違い」を表明しあうべきです。

大きな代償を払って離婚騒動をするからには、せめてコミュニケーション・テクニックを一つ学びましょう。あえて探すなら離婚理由は「性格の不一致」、同意を得るまで長引くケースが多いようです。


Q:さしたる理由もないまま熟年離婚しました。数年は独身生活を謳歌していましたが、50代になってから体調を崩し、急に孤独が怖くなりました。前妻がいまだ独身と聞き、連絡をとろうか迷っています。

A:別れた後も男性は寝た女を「自分の女」という感覚を持つようですが、女性にとっては「自分の上を通り過ぎた男」で、「未練なし」のことが多いようです。連絡とるのはいいのですが、「ラブ・アゲイン」の過剰な期待はしないほうがよろしいかと…。

離婚10年目に大病を患った50歳の男性がいました。手術前に唯一の血族の娘にSOSを出したら、現れたのはモト妻で「娘も大変なときなんだから迷惑かけないで!」と叱られた。「ゴメン、他にアテがいなくて…」と弁解したら、「仕方ない、アタシがやるわ」と入院の煩雑な手続きから身の回りの世話をしてくれました。術後の回復期も自宅で支えてもらい、近所の人たちも「奥さん、お帰りなさい」。

結局、「お互いの私生活に干渉しない同居人」として一階と二階でシェアハウスしているとか。「家の中に動く気配がある、自分をよく知る人がいることがこんなに安心だとは…。10年前にわかっていたら、離婚はしなかったろう」と元夫。何かのヒントになればいいですね。


Q:数年続いた愛人と結婚するために、「何もかも渡すから別れてくれ」と夫が言ってきました。調停員は「復縁は無理、判を押したら」と勧めてくれますが、納得できません。

A:「好きな人ができたから別れてくれ」という一方的な要求は「雨が降ったから傘を貸してくれ。君は濡れてくれ」と言っているようなもの。包丁の一本や二本飛んでもおかしくない言い分なのですから、おおいに怒ってけっこう。

そしてメラメラの憤怒の炎の裏で、しっかり算盤もはじきましょう。夫がのぼせあがっているうちだけが「何もかも」ゲットできる「ハゲタカ期」です。慰謝料や養育費の平均値など蹴飛ばして最高額を提示し、財産分与も決して譲らないで。全額ローンで借りこんでもらって、「一括払い」してくれるよう強気で交渉しましょう(調停や裁判で公正証書を作るのが一般的ですが、次の家庭の暮らしに追われて長期に仕送りが続くほうが珍しい)。

条件をのんでもらったらまず離婚、メソメソするのはその後でよろしい。「生きることは暮らすこと」です。生活が安定していれば惨めにならずに前進できます。かって略奪婚をした再婚妻が想定外の支払いに生活苦を味わい、「毎日、元の妻子が事故か何かで全滅してくれないかと願っていた」なんてオソロシイことをもらしていました。「愛の巣も10年たてば蜂の巣だ」(詠み人知らず川柳)と夫が後悔したらそれで溜飲をさげてください。

まき子おばちゃまからの伝言
当初は「思い出を共有する人」を失ったことで心に穴があいたみたいだった。一年したら思い出はこれから作られていくんだとわかった。…ある離婚経験女性の言葉です。

どんな離婚も「喪失」ですから、「なぜ、自分が…」という怒りや戸惑いから「これも人生プロセス」と着地するまでの感情の揺れを経験します。できれば心情を吐露できる誰かがそばにいればいいけど、それを「わが子」に求めないで欲しいと切に願います。子どもは家族決裂というだけでじゅうぶんに傷ついているのだから、傷口に塩を塗り込む真似だけは絶対にやめましょう。「おとなとしての尊厳」まで失うことになりませんよう。

~家族カウンセラー・エッセイスト・評論家:宮本 まき子~

【関連記事】
【妊活心理カウンセラーのコラム】Vol.9: 夫婦間でのコミュニケーションについて考えよう!
共働き夫婦へ。忙しい毎日を乗り切る【子育てアドバイス10選!】
パパも産後うつに…「パタニティブルー」って知ってる?

ログインしてコメントする

アメーバ会員登録(無料でカンタン)

Facebookのコメント

コラムアクセスランキング

  1. 1あの子だけどうして……! モテる女性が絶対「しない」こと4選写真18 6月26日06時45分
  2. 2リバウンド知らず!運動より大事な「ヤセるテクニック」2つ写真28 6月22日11時30分
  3. 3うつ伏せは消極的。では横向きは? 寝相で性格がわかる写真18 6月24日22時10分
  4. 4夫の急死で変わること、最も困ることとは?写真42 6月22日06時58分
  5. 5最低でも月に1万円!? スマホ1台で出来る「超簡単小遣い稼ぎ術」写真 6月26日10時30分

ランキング

記事配信のポリシーについて

TOPへ戻る