日刊アメーバニュース

外国人生活保護受給者 近年は年5000世帯のペースで急増

2014年05月31日 07時00分
提供:NEWSポストセブン

 政府与党は来るべき人口減少化社会に備え、移民受け入れの本格的検討に入った。しかしすでに国内に多く住む在日外国人との間で、残念ながらトラブルが起きているのも事実。日常的なトラブルを克服して外国人との共生を模索する地域でも、世代の重なりと共に新たな課題が生じている。

 愛知県豊田市の保見団地は住民約7100人のうち、日系ブラジル人を中心とした外国人住民が約3200人。国内で外国人比率が最も高い地区の一つであり、1990年代には右翼の街宣車が押し寄せたこともある。日系人を支援する「保見ヶ丘ラテンアメリカセンター」代表で首都大学東京の野元弘幸准教授(多文化教育)は、「最近、表面上の摩擦は少ない」と言う。

「日本人住民が高齢化して自治会が機能しにくくなり、力関係が逆転して日本人がマイノリティになった。昔はゴミ出しや騒音などで自治会が改善を求めたが、今は文句を言うことも少ないので、住民同士の摩擦が表に出ません」

 その半面、水面下で様々な課題が生まれている。その一つが外国人住民の高齢化だ。グローバル人財サポート浜松の堀永乃代表が言う。

「高齢化で介護が必要となった親を心配し、働きに出られない世代が増えています。彼らが『楽だから』と頼るのが生活保護。堅実な日本人と違い、南米人は『今日のカネは今日使う』という価値観が主流で、人生設計を自分で立てられないタイプが多い」

 厚労省によると、外国人の生活保護受給者は4万3479世帯(2011年)。1980年代以降に中国、ブラジル、フィリピンなどから来日した「ニューカマー」が中心となり、近年は年5000世帯のペースで急増している。

 日本生まれの外国人が増加し、「貧困の再生産」が生じていることも看過できない。

「日本語のできない親元で育った子供(二世)が中学卒業後、定時制高校などに進学しても勉強についていけず、結局、ドロップアウトして親と同じように工場などで単純労働に就く。彼らは日本語もポルトガル語も十分に読み書きできない『ダブルリミテッド』のため、若くして結婚して子供(三世)をもうけても勉強を教えられない。結果、学校に行かず、自宅に引きこもってうつ気味の三世が増えています」(野元氏)

 将来に希望を持てない一部の若い外国人は麻薬や非行に走ってしまう。

「このまま貧困問題を放置すると、将来的に住民や警察が手を出せない、無法地帯の『外国人スラム』が生じる可能性すらある」(野元氏)

※SAPIO2014年6月号


【関連記事】
中国人が多く住む浜松市 換金目的のゴミの持ち去りが問題化
団地居住外国人急増がゴーストタウン化を防いでいる状況あり
富士そばに外国人観光客殺到 人気の理由に意外な事実判明
訪日外国人向けサイトの利用者が選定 日本百景を紹介した本
外国人参政権認めれば対馬乗っ取られる可能性もと識者説明


この記事のコメント

120件を表示 / 133件中

ログインしてコメントする

アメーバ会員登録(無料でカンタン)

Facebookのコメント

コラムアクセスランキング

  1. 1指原莉乃 STU48支配人を兼任で「頼りすぎやろ」写真23 2月25日11時01分
  2. 2貧困アイドル・藍田愛「撮影用の水着は30円で自作。5畳の部屋に友人と2人暮らしです」写真39 2月25日15時57分
  3. 3今手に入れたい! 女子大生が注目しているユニクロ・GUの新作春トップス8選写真4 2月25日10時00分
  4. 4物件探しの注意点!自殺・殺人が起きた「事故物件」の見抜き方4つ写真17 2月25日11時30分
  5. 5「毎月の貯金額」は?働き女子の3位は2万円…驚きの2位と1位は写真25 2月24日11時30分

ランキング

記事配信のポリシーについて

TOPへ戻る