日刊アメーバニュース

中国人旅行者 汚染食品避けるため香港で日本製粉ミルク買占め

2013年07月23日 16時00分
提供:NEWSポストセブン

 4年後の行政長官選挙をめぐって民主化運動が巻き起こっている香港。仕掛け人は香港の名門、香港大学の戴耀廷・副教授だった。

 戴氏は今年初め、香港中心部の官庁・金融街である「中環(セントラル)地区」を1万人の市民で占領して北京政府に圧力をかけ、2017年の長官選挙に一般市民も立候補できる民主的な自由選挙システムを導入すべきとする中国では極めて奇抜なアイデアを公表。「愛と平和によるセントラル占領計画」と称して瞬く間にメディアの注目の的となり、市民の支持を集めた。
 
 戴氏の構想が受け入れられた理由の一つに現在の行政長官である梁振英氏の不人気がある。長官側近の高官が汚職容疑で次々と辞任しているほか、長官自身も自宅の建設で法律違反を指摘されるなど、昨年7月の就任以来、スキャンダルだらけなのだ。
 
 もう一つの原因は大陸の中国人への悪感情の高まりだ。共産党の高級幹部やその子弟が投機目的で高級住宅を買いあさり、不動産価格が急騰。ただでさえ地価高騰でマイホームの夢がしぼんでいた市民は、党高官らの強引な利殖行為に猛反発している。
 
 また、一般の中国人旅行者は、中国内の汚染食品を避けるため、香港で日本製の粉ミルクなどを買い占める。これも香港人の対中感情を悪化させている。加えて、梁長官は徹底した親中派で、中国政府の指示には「三跪九拝」、完全なイエスマンであることが、戴氏のセントラル占領計画に勢いを与えることになった。

■文:ウィリー・ラム 翻訳・構成/相馬勝

※SAPIO2013年8月号


【関連記事】
ジャッキー・チェンの極端な共産党擁護発言に香港市民が反発
香港マフィア 女優を呼び出し50万円で政治家の相手させる
金正日「6か国協議無駄」発言に中国外交トップが直接キレた
鈴木宗男氏の選挙カー 箱乗り姿勢保つ手すり付きの特別仕様
政権交代の最後の儀式は官房機密費の“山分け”だった


コラムアクセスランキング

  1. 1実は健康に悪かった?! やめた方がいい定番の朝食メニューとは?写真 8月15日18時00分
  2. 2秋素材を先取り♡『3coins』秋のプチプラ新作アイテムをPICK!写真 8月15日21時05分
  3. 3今秋マストハブ!「GU」の大人気チノパンがたった2000円に見えないクオリティ&脚長効果!写真 8月15日19時00分
  4. 4びっくり!東京の飲み会で出会った「お金持ちの社長さん」に共通すること・4つ写真 8月14日19時30分
  5. 5加工なしでも小顔!モデルが指南「実物より痩せて見える」写り方のコツ写真 8月15日11時00分

ランキング

記事配信のポリシーについて

TOPへ戻る